数年ぶり、数十年ぶりに旧友や恩師と再会する場「同窓会」。
旧交を温めるとっておきの機会ですが、その一方で、懐かしい顔ぶれについつい気分が上がってお酒が進み、口も滑り、気づいたら相手のプライベートに土足で入っていた…、なんていうヘマをしがちな場所でもあります。
そんな失敗をせずに「同窓会」で楽しいひとときを過ごすための、ちょっとしたテクニックを『使える!うまくいく!おつきあい・気くばり マナーの便利帖』の中から見ていきましょう。
久しぶりの旧友との会話
お互いにあいさつしてから、軽く近況報告し合います。このとき、仕事の内容、おおまかな住所、今も交流のある旧友の名前などを聞きます。会社名、役職、年収などをいきなり聞くのはNG。既婚かどうかを確かめたいときも、いきなり聞かず、その後の話の流れから判断します。
○近況報告のネタ(OK)
・仕事の内容
・おおまかな住所
・交流のある旧友×近況報告のネタ(NG)
・会社名・役職・年収
・未婚か既婚か(『使える!うまくいく!おつきあい・気くばり マナーの便利帖』から引用)
常に交流がある友人ならともかく、久しぶりに会っていきなり具体的な質問をぶつけ、相手の今を聞き出すのは避けた方が良いようです。特に「結婚」に関しては「別居中」「離婚」といった、人によっては聞かれたくない状況の可能性もあるので、近況報告は慎重にしたいものです。
同窓会のOK行動とNG行動
話す相手が男性か女性かによって、許容される言動が異なるようです。特に、男性が女性に対して悪気なく言ってしまいがちなセリフも挙げられていますので、男性は要チェックですよ!
OK行動
・外見について軽口(男性へ)
遠慮のないもの言いができるのも同級生ならでは。男性に対しては「貫禄がついたね」「髪がさびしくなったね」程度の軽口はOKです。・連絡先を聞く
じっくり話したい相手がいるときは「連絡先を聞いてもいい?」と尋ねます。相談したいときは場を改めましょう。NG行動
・外見について軽口(女性へ)
もし事実なら「変わらないね」と声がけするのはOK。ただし、それ以外のことで女性の外見についてふれるのはNGです。「太ったね」「ふけたね」はもちろん論外。「キレイになったね」も皮肉と受け取られることがあるので避けたほうがぶなんです。・グチや悩みを聞いてもらう
悩んでいることを聞いてもらいたいときは、場を改めること。ネガティブな話や重い話を続けると場の雰囲気を壊します。(『使える!うまくいく!おつきあい・気くばり マナーの便利帖』から引用)
重い話をしている当人同士は気づかなくても、周囲の人が偶然聞いていた…ということもあるので、発言には気をつけるべきだと著者は指摘しています。
この他にも『使える!うまくいく!おつきあい・気くばり マナーの便利帖』には会社の上司や同僚、ご近所や親戚づきあいなど、あらゆる場でのおつきあいのテクニックが満載です。「気づかないうちに“NG行動”をして相手を不快にさせていた!」とならないためにも、ぜひチェックしておきたい一冊です。