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モンスターが無害化されてゆく日本社会

古来より、怪獣・幻獣・怪物・妖怪などのモンスターといえば「出会いたくないもの」「ヒトに危害を加えるもの」として恐れられてきた。

現代の日本では、モンスターは無害化されている。コンピュータゲームの影響によるものだ。ポケットモンスター(ポケモン)、モンスターハンター(モンハン)、モンスターストライク(モンスト)などを挙げられる。もはや「かわいい」とか「かっこいい」とか「楽しい」というイメージしかない。

モンスター無害化のきざしは、たとえばドラゴンクエスト4(平成2年)に見いだすことができる。退治する対象だったはずのモンスター「ホイミスライム」が仲間になるというイベントが発生するからだ。ほかにも、水木しげるによる妖怪ブームや、ウルトラマンシリーズに登場するおもわず同情を寄せたくなる怪獣エピソードに「無害化の起源」を見いだすこともできるだろう。

だが、油断してはならない。モンスターは本来とても恐ろしいものだ。けっして無害ではありえない。もしも出会ってしまったら、たぶん殺される。あなたは死ぬだろう。

モンスターをなめきっている現代人に注意喚起をするために『モンスター大百科』(宮本幸枝・著/学研プラス・刊)を紹介したい。あらかじめ読んでおけば、散歩中に危険なモンスターを見かけてもすぐに逃げ出すことができるだろう。

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