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フランス語、まずは7つの言葉を覚えることからはじめよう!

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フランス語はオリンピックの第1公用語だ。近代オリンピックを築いたのがフランス人のクーベルタン男爵だったので彼に敬意を払い、今もアナウンスはフランス語、英語、開催国の言語と順番が決まっている。

なんとなくお洒落で耳に心地よく響くフランス語。でも、話したり聴いたりするのは、かなり難しそうと思うかもしれないが、ポイントを押さえればそうでもない。フランスに長く暮らした私だが、フランス語を学ぶ暇もなく渡仏してしまったので、まさにゼロからのスタートだったが、それでもなんとかなった。

7つの言葉をオウムのように繰り返した日々

一夜にしてフランス語の会話を覚えるなんて絶対に無理。けれども、到着したその日から同じアパートに暮らす人々と挨拶をしたり、スーパーで買い物もしなくてはならない。で、私は、まず7つの言葉だけを覚えることにした。

Bonjour ボンジュール」。「おはよう」「こんにちは」。挨拶だけでなく、店に入ったとき、バスやタクシーに乗った時なども、まずは「ボンジュール」とひと声掛けるのがフランスでのマナー。

Au revoir オー・ルヴォワ-ル」。「さよなら」は店などを出る時、また、人とその日に別れるときにも必ず言い合う。友人や同僚の場合は、後ろに「また明日」とか「また近いうちに」を付けるが、とりあえず慣れるまでは「オー・ルヴォワ-ル」だけを忘れなければ問題ない。

Merci メルシー」。「ありがとう」の使い方は日本語とまったく同じ。いつでも、どこでも、誰にでも「メルシー」と言えば、相手も自分も気分よく一日を過ごせる。

Excusez-moi エクスキューゼ・モワ」。店で店員を呼ぶときなど、日本語の「ちょっと、すみません」という声掛けと、まったく同じように使えるので覚えておくと便利。

Pardon パルドン」。軽い謝りの言葉で、人にちょっとぶつかった時などの「すみません」にあたる。人混みをかき分けて前に出たいときも「パルドン、パルドン」と言いながら進めばOK

Oui ウィ」。日本語の「はい」。肯定する場合は「ウィ」をはっきりと言う。

Non ノン」。日本語の「いいえ」。否定する場合はどんな場面でも曖昧にせず「ノン」ときっぱり言う。

覚えたてのフランス語で質問しても、その返事が聴き取れない期間はこの程度で大丈夫だと思う。私の場合は、あとは指すこととジェスチャーで乗り切ることができたのだ。

お惣菜は「サン・グラム」買えば失敗ない

「アン、ドゥ、トロワ……」ではじまる1から100までの数字を覚えるのも必死だった。夜眠る前に数えはじめるのだが、いつも100になる前に眠りに落ちていた。

ところで、私がマルシェで多用したとても覚えやすい数があった。それが100Centサン」だ。

量り売りのパテやテリーヌを買うとき、あるいはチーズ買うときはいつも「3グラム!」と叫んでいた。日本語のまんまの発音で「さん・グラム」と言えば、フランスでは「100g」と確実に聴き取ってもらえるからだ。これならたくさん買いすぎることもないし、フランスのいろんな味を楽しめるから、フランスにはじめて行く方は覚えておくといいかも。

はじめは「Vous」から

さて、フランス語の会話テキストは数多くあるけれど、もし、私が渡仏直前にタイムスリップできたとしたら、間違いなく選ぶのが『絵で楽しむフランス語<会話フレーズ]』(小林まみ・著 吉岡ゆうこ・絵学研プラス・刊)だ。絵本を読むようにフランス語の単語やフレーズが覚えられるので、ページをめくるのがとても楽しい。また、音声がダウンロードできるので聴き取りや発音の練習もできる。

現在パリで学生生活を送っている娘が夏休みに帰省したのでこの本を見せたところ「フランス人がよく使う会話フレーズがいっぱいだよ」と言っていた。

ただし、フランス語で気をつけなければいけないのが主語のVous ヴ」Tu チュ」の使い分けだという。どちらも英語の「You」、日本語の「あなた」だが、初対面の場合、あるいは目上の人に対しては必ず「ヴ」を使うのがマナー。ティーンエイジャーの場合は初対面でも「チュ」で呼び合ったりするが、大人は最初は「ヴ」が基本。その後、大人同士は親しくなると互いに「チュ」に変わっていく。

「すごく愛してる」は恋人未満

本書はフランスへの観光旅行、留学、さらには長期のフランス暮らしにも使える一冊だ。

フランス人が毎日使う言葉、パリの街角を楽しむ、日常生活を楽しむ、買い物を楽しむ、食を楽しむ、カルチャー・レジャーを楽しむ、フランス人と友だちになる、フランス人のエスプリを楽しむ、恋愛を楽しむ、あなたもこれですっかりフランス人、という10のパートがあり、それぞれのシーンで使える会話と覚えたい単語が満載になっている。

「ボンジュール」の次に有名かと思われるフランス語「ジュテーム」。しかし、フランス人は意外とこの一言を使いません。彼らにとってはかなり重い意味があるようです。

『絵で楽しむフランス語[会話フレーズ]』から引用

そう日本人がフランス人に恋したときに、絶対に覚えておかなくてはいけないのが、この「ジュテーム」に関してだ。本書で紹介している「Je t'aime bien ジュテーム・ビヤン」、あるいは本書にはないが「Je t'aime beaucoup ジュテーム・ボークー」は、日本語にすると「あなたのことは好きだけど、それは友だちとしてです」という意味になるのだ。直訳ではビヤンが大いに、ボークーがとても、とか、すごくだから、強い愛情を示すフレーズと思いきや、これが反対。

心から愛する人には「Je t'aime ジュテーム」その一言だけなのを覚えておきたい。

(文:沼口祐子)

絵で楽しむフランス語[会話フレーズ]

著者:小林まみ(著) 吉岡ゆうこ(絵)
出版社:学研プラス
大好評、『絵で楽しむフランス語[単語]』の会話フレーズ版。あまりにも美しい、オールカラーの誌面には、イラストとパリのお役立ち情報が満載。パリを散歩するように、ページをまくって楽しむ、絵本のようなフランス語会話帳。

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