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いったい、いつから「おじさん」になるんだ問題

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おじさんの組み立て方』(どうぐちまこと・著/ブックビヨンド・刊)には、深夜バスの車中で靴下まで脱いでくつろいでいたり、スマホの画面をスワイプするたびに口がタコになったり、料理番組で女性が「エキストラバージンオイル」と言うたびにあらぬ妄想を抱いてしまったりする、切なくて哀しいけれどおかしい「おじさん」たちの生態がオムニバス形式でまとめられています。

どれも「あぁ?、いるなぁ、こんなおじさん」と、楽しく読んだのですが、
どうものどに骨が引っかかるような違和感があります。
それはいったい何なのか?

わかりました。
この本で描かれているのは「おじさん」ではないのです。
この本で描かれているのは「おっさん」なのです。

いつから「おじさん」なのか?

「おじさん」と「おっさん」の違いを考える前に、そもそも「おじさん」と呼ばれる年齢はいつからなのでしょうか?
2015年に行われた「at home VOX 調査」(http://www.athome.co.jp/vox/life/40383/pages2/)によると、「おじさん」の境界線は男性では「37.2歳」。女性では「40.3歳」という結果が出ました。
ざっくり言えば「40歳」が、おじさんと呼ばれる境界線といえます。
「若くないか?」と思う人もいるかもしれません。
でも、日本人男性の平均寿命は「80.5歳」。人生の折り返し地点をちょうど回るところですから、この数字は妥当といえるのではないでしょうか。

「おじさん」とは単に年齢の区切りである

「私は40代だけど絶対"おじさん"じゃない」
そう反論する人も多くいらっしゃるでしょう。
そういう人は、きっと「おじさん」という単語にネガティブなイメージを抱いているはずです。でも、それは間違いです。
「おじさん」というのは単なる年齢の区切りでしかなく、「自分より年上の男性」以上の意味はありません。そこには侮蔑の感情は含まれていないのです。
では、「キモい」とか「ウザい」とかネガティブな感情が含まれた時にどう呼ばれるか?

そう。
それが「おっさん」なのです。

おじさんとおっさんの分かれ目

・たんを絡ませてのどを鳴らす(カーっという音)
・お冷でうがいをする
・爪楊枝をくわえている
・人前でゲップをする
・おしぼりで顔を拭く

これは、あるアンケートで、女性が「おっさんくさい」と思う行動の上位5つです。この5項目には共通項があります。
それは「デリカシーのなさ」と「羞恥心がない」こと。

若かりし時は誰でも「相手によく思われたい」と考え、身なりに気をつけ、人にどう思われるかを気にして行動します。しかし、年齢を重ねるにつれ、厚かましくなり、「別に他人にどう見られてもいいや」と思ってしまいがちです。
その結果、若いときには決してしなかったであろう、このような振る舞いをしてしまうのです。

そして、これこそが「おじさん」と「おっさん」の分かれ目でもあります。

「相手のことを気遣う」「どう見られているかを意識する」。
これだけで、「キモい」「ウザい」といわれる「おっさん」と呼ばれることなく、
いつまでも「落ち着いた」「頼りがいのある」「おじさん」になれるはず。

 

これからの人生を、気遣いのある「おじさん」として生きのるか、
本書のような、哀愁の漂う味がありすぎる「おっさん」として生きるのか。

あなたは、どちらを選びますか?

(フムフム編集部)

おじさんの組み立て方

著者:どうぐちまこと
出版社:ブックビヨンド
男なら逃げられない道…「おじさん」 そんなおじさんも今の時代は、臭い・キモイ・ウザイだけじゃない!見れば見るほど哀愁が漂い愛おしくなってしまうおじさんラプソディをどうぞお楽しみください。

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