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わが子が「もしかしてアレルギー?」と思ったら気をつけたい5つのこと

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厚生労働省の調査結果によると、いまや日本の人口の2人に1人が何らかのアレルギーを持っているそうだ。花粉症はもはや国民病というくらいポピュラーになっているし、食物アレルギーを持っている子どもも多い。

かくいう私も、幼い頃からアトピー持ちだ。特に小学生の頃は酷かった。社会人になってからも、お尻から太ももにかけて掻き毟ってしまい、跡がなかなか消えなかったし、首や関節が荒れているのはもはや日常茶飯事。夏場は汗をかくから、今の季節は酷い。痒い。辛い。年中綺麗な肌でいたいけれど、あの痒さだけはどうしても耐えられないから掻いてしまう。痒いのって、ものすごいストレスだもん。

まさかわが子がアレルギー?

そんな私が子どもを産んだ。当然、気になるのは子どもたちの肌。自分の肌は荒れても我慢できるけど、愛するわが子の肌は綺麗に保ってあげたいのが親心なのだ。三人のうち、一番上の息子が私と同じくアトピーっぽい。というか、以前皮膚科でそう言われた。しかも、卵を食べて口の周りが赤くなったため検査したところ、卵・大豆・牛乳のアレルギー値も高かった。そこで、はたと考えた。そもそもアレルギーってなに? わが子がアレルギーになったとき、親としてできることってなんだろう?

これはまず、一から学びなおそう! 今回は『赤ちゃんと子どものアレルギー&アトピーBOOK』(永倉俊和・著/主婦の友社・刊)からポイントをピックアップしていこう。

そもそも、アレルギーって?

「アレルギー」と一言でいっても、その種類は幅広い。前述の花粉症を筆頭に、じんましん、喘息、そしてアトピー性皮膚炎。加えて深刻なのが、食物アレルギー。永倉氏によると、人間は自分の体を守るために「免疫」という素晴らしい能力を持っていて、体内に侵入してきた異物を感知すると、それに対抗する「抗体」を作り、体から追い出すために「免疫反応」を起こすのだそう。このシステムが体に不利に働いてしまう、すなわち侵入してきた特定の異物に対して過剰に反応し、体に不快で不利な症状を引き起こしてしまうのが「アレルギー」なのだ。

ちなみに「アトピー」の語源は「A・TOP・Y(分類する場所がない)」、つまり当初はなんだかわからない症状だったそうで、現在ではアレルギー反応の一つとされているのだとか。

アレルギーを起こさないための暮らし

おかしいな?と思ったら皮膚科に行くのが一番だが、まず自分や家族の生活習慣から見直すことが大切である。そこで、永倉氏に学ぶ今日からできるアレルギーを引き起こさないためのポイント(食物アレルギーは除く)は、次の5つ。

・肌を清潔に、でも洗いすぎないこと
アトピー性皮膚炎の特徴は、体を守るバリア機能が低下し、水分がなくなりカサカサの肌になってしまうこと。そうなると、かゆみもさらに増してしまう。この、いわゆるドライスキンを防ぐには、とにかく肌を清潔に保つこと。とはいえ、洗いすぎもNG。シャンプーや石鹸は、できるだけ低刺激のものを。

・入浴時は、一番はじめに髪を洗うこと
体を洗う順番は人それぞれ違うし、こだわりを持っている人もいるかとは思うが、アトピーを防ぐには髪の毛から洗うことがポイント。シャンプーのすすぎ残しが首や背中などについたままだと、湿疹や炎症の原因になることも! まずは髪、そのあとに体を洗うのがおすすめ。

 ・布団を干すときはたたかずに、干した後は掃除機も忘れずに
幼児期のアレルギーの大きな要因として考えられるのが「チリダニ」。布団などの寝具は、このチリダニの格好のすみかなのだとか……。天日干しをすればいいと思いがちだけれど、実はどの程度効果があるかは、一定したデータが無いのだそう! 1週間に一度は布団の表裏を日にさらし、布団をたたいてもチリダニはとれないのでたたくのは最小限に、布団を敷くときや寝る前、干した後は必ず掃除機をかけることが有効なのだそう。

・ぬいぐるみに注意、月に一度は洗濯を
アレルギーがある子のそばには、ぬいぐるみを置かないほうがベター。置く場合はしっかりと洗濯を忘れずに。できれば一カ月に一度はつけ置き&もみ洗いが理想。

・肌への刺激は最小限に、ママの洋服にも注意
皮膚へのケアを考えるとき、衣類選びと洗濯も重要なポイント。できれば綿100%のものを、それが難しい場合は、少しでも肌がチクチクしたりかゆみを誘発するものは避けること。抱っこのときなど子どもの肌に触れるので、ママの洋服にも要注意。洗剤は低刺激の物を選び、すすぎを1回プラスしても。

気長にマラソンのように付き合っていくこと

幼児期は、様々なアレルギー反応が出やすいといわれている。特に食物アレルギーに関しては、0~3歳の乳幼児に多くみられる。その理由は、消化管の機能が未発達なため、食物が十分に分解されず大きな分子のまま体内に取り込まれやすく、体の免疫組織がそれらを異物ととらえてしまいアレルギー反応が出やすいからだと永倉氏。
また、赤ちゃんの頃にアレルギー反応が出た食べ物も、年齢を重ねるにつれて軽くなったり治ったりするケースも多い。現に息子も、いまでは生卵以外は食べても赤い湿疹が出なくなった。もちろん、人によっては成長しても続くアレルギーもあるし、アナフィラキシーを起こす重篤なアレルギーを持つ場合は油断は禁物だ。

けれど、最近は乳・卵・小麦などのアレルギー源を使用していない食事やスイーツの種類が豊富になってきているし、給食で対応してくれる園なども増えてきている。そして何より一つの型にはまりすぎず、わが子に合った医師や対策を探し出すこと。「肌を清潔に」といっても、しっかり石鹸で洗った方が調子が良い人もいれば、石鹸は使わない方がつるつる肌を保てるという人だっているのだから。わが子がアレルギーだったとしても決して焦らず、食生活や環境を見直しながら気長にのんびりと向き合っていくことが、完治への道のようだ。

(文・水谷 花楓)

赤ちゃんと子どものアレルギー&アトピーBOOK

著者:永倉俊和
出版社:主婦の友社
アレルギー体質の子どもはこの20年間で急増し、当たり前のことになりました。とはいえ、できれば我が子には、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、花粉症などの症状を出来るだけ楽にし、回復に導いてあげたいもの。40年間多くの子どものアレルギー患者を診察してきた著者が、アレルギーとアトピー性皮膚炎の仕組みや上手な薬の使い方など、これだけは知っておいて欲しい内容を分かりやすくまとめました。ちょっとした生活改善で症状を緩和できる病気なので決して焦らなくて大丈夫。回復のコツがぎっしり詰まっています。

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