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話がつまらない僕の友人の話

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僕の友人に、性格はすごくいいのだが、話がつまらないという男がいた。しかも、おしゃべり。会えば、本人的にとてもおもしろかったと思われる出来事をしゃべるのだが、なぜか全然おもしろくない。

おもしろくないので話半分に聞くため、話の内容すら覚えていない。でも、仲が悪かったわけではない。毎日のように遊んでいたから。

つまらない理由その1 話しながら笑う

その友人の一番ダメなところは、「話しながら笑ってしまう」こと。話しながら、引き笑いが随所に入ってくるのだ。

こっちも一応ニコニコして聞いてはいるのだが、とにかく引き笑いの印象が強すぎて話が頭に入ってこない。話している間、常に笑っているから、話がぶつ切れになり、オチの辺りではこちらの関心が薄れてしまう。

つまらない理由その2 内輪話が多すぎる

もうひとつダメなところが、「話の内容が内輪すぎる」ことだ。登場人物が、ほとんど家族か僕が知らない友だち。長い間付き合っているうちに、彼の家族や友人たちとも仲良くなっていったので、話の内容はわかるようになったが。

飼っている犬が階段から落ちたとか、友だちのGパンがいつも茶色いのはコーヒーをこぼしたまま洗ってなかったからだとか、どうでもいい話をすごく楽しそうにしてくるのだが、こちらは全然ピンと来ないのだ。

つまらない理由その3 オチが弱い

最後に決定的につまらない要因が、「オチが弱い」ということ。話している途中でオチが見えてしまうことも多かったし、本人以外まったくわからないオチも多かった。

この「オチが弱い」、または「オチがない」話をする人は、結構多い。

「昨日、靴屋に行ってさ。スニーカー買おうと思ったんだけど、いいのなかったから買うのやめた」

いや、そんなこと言われても、「はいそうですか」としか言いようがない。話を弾ませる気はないんかい! と思わずツッコミを入れたくなる。

「そんな報告、別に欲しくない。僕の退屈な日常に刺激を与えてくれる楽しい話を聞かせてくれよ!」とまあ、そんなふうに思っているが、僕だっていつもおもしろいオチのある話ばかりしているわけではない。基本的に高めのテンションで押し切るパワータイプだ。

「6つの話術」で「オチ」のある話ができる

落語家やお笑い芸人のフリートークを聞いていると、すごく気の利いたことを言ったり、きれいなオチが付いていることが多い。どうしたら、あんなにきれいでおもしろい話ができるのだろうか。

話に「オチ」をつける技術』(山田周平・著/ゴマブックス・刊)によると、「6つの話術」を身に付ければ、オチのある話ができるという。その「6つの話術」を以下に列挙する。

「謎解き」話術
「勘違い」話術
「へりくつ」話術
「言葉遊び」話術
「お前が言うな」話術
「どんでん返し」話術

『話に「オチ」をつける技術』より抜粋

要は、これらの理論を理解すれば、オチのある話ができる人になれるということだ。

おもしろい話以外にも使える「6つの話術」

実際、この本を読んでみると、おもしろい話はだいたいこの6つのパターンでできているということがわかる。

本書にも書いているが、これらは何もおもしろい話だけに適用されるものではない。

あくまでも、「オチ」とは起承転結の「結」の部分。最後にしっかりと「結」の部分がある話であれば、それが「オチのある話」ということになります。
「オチ」は「笑い」だけではなく、「感動」でも「驚き」でも「悲しみ」でもなんでもいいのです。もしくはそのどれでもなく、ただただ「普通のできごと」であっても問題はありません。ちゃんと話に「結」の部分があれば、「オチのある話」にはなっているのです。

『話に「オチ」をつける技術』より引用

ということは、この「6つの話術」を身に付ければ、最低でも「つまらない話」にはならない可能性が高くなるということだ。

僕は、インタビューや撮影などでさまざまな人と話す機会がある。なるべく楽しい雰囲気を出してしゃべるようにしているが、もしかしたら話の内容はめちゃくちゃつまらないのではないか。おもしろいと思っているのは、自分だけなのではないだろうか。あの、引き笑いの友人のような感じなのではないだろうか!

そう考えると、居ても立ってもいられない。この「6つの話術」をマスターして、少しはトーク技術を上げていこうと思う。頑張ります。

(文:三浦一紀)

話に「オチ」をつける技術

著者:山田周平
出版社:ゴマブックス
オチがあれば、伝わり方が変わる! 「笑いがとれる話」だけがオチとは限らない。しっかりまとまった「聞き手の関心をひく話」つまり「伝わる話」がこれ1冊でマスターできる! この本で紹介する6つの話術。これさえ身につければ、おもしろい体験や企画のプレゼンはもちろん、日常の些細なできごとだって、しっかりと聞き手に伝えきることができます。6つの話術さえ身につければ、話にしっかりと「オチ」がある「デキる人」「魅力的な人」に誰でもなることができます。オチの6パターンを制覇して、あなたもトークの達人に!?

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