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英語が聞き取れたらちょっぴりトクすること

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先日、大学生の息子と一緒に私もTOEICを受けた。私のスコアは425。受験者平均スコア572には150も及ばなかったが、私は満足だった。なぜなら2年前に受けたCASECという英語試験での推定TOEICスコアは390だったので、増えていたからだ。特に嬉しかったのははリスニングセクションで、私のスコアは235。平均スコア255にあと20と迫っていたのだ。息子は平均を上回った。これは、事前に二人で『新TOEIC TEST サラリーマン特急 満点リスニング』(八島晶・著/朝日新聞出版・刊)という本で学習しておいたからだと思う。そしてリスニングが少しできるようになると、楽しみが色々広がることもわかってきた。

TOEICの得点が上がる

著者の八島晶さんは、なんとTOEICスコア990、つまり満点である。そんな彼が書いたリスニング勉強法はとても参考になった。どうやらTOEIC、点数を上げるためにはまずリスニングを学ぶのがいいらしい。息子の友達の帰国男子クン(スコア770)も「リスニングはすぐ得点が伸びる」とアドバイスしてくれた。なのでそれを信じて私と息子はリスニングを練習してみたのだった。

私は日本を一度も出たことがなく、英語を耳にする機会が少ない。娘が海外の映画を観ている時にセリフが聞こえて来るけれど、そのセリフも半分以上は意味がわからない。こんな自分なのでリスニングには苦手意識しかなかった。本によると「自分はどこが聴こえていないのか」を確認すべしということだったので、テキストを見ながらここはこう言っていたのかといちいち確かめながら進めた。テストまで日数もなかったので、とにかくこれを繰り返した。

幼児向けの英語教材を利用できる

TOEICが終わり、何日かした頃、道を歩いていた親子の英語が不意に言語となって耳に入ってきた。「あのお店でアイスを買おうか、何味のアイスがいい?」「うーんイチゴかな~」。幼稚園児くらいの男の子の会話がダイレクトに理解できて、すごくうれしかった。大人の会話より、幼児の会話は声も大きく、会話のスピードもゆっくりめで、簡単な内容だ。自分の英語力は幼児並みなのだなというのは少し恥ずかしかったけれど、このレベルから始めていくしかないだろう。

ネットには幼児向けの教材が溢れている。日本人の幼児向けに作られたものではなく、英語圏の子供用の教材がいい。私も今まで海外の小学校の英語の教科書を読んだり、Kindleで英語の絵本をダウンロードしたりして、読みのほうではそうしたものを使ってきた。海外の無料動画教育サイト「カーンアカデミー」に、ネイティブ向けの動画が色々あった。小学1年生レベルの算数でなんとかついていける程度だけれど、少しでも意味がわかってうれしい。それから幼児向けのアニメーションをレンタルして英語音声で聴いてみたら、短編アニメーションならどうにか理解できるものもあった。

英語が母国語ではない国の番組がわかる

著者は「推察力」が必要だとも説いている。何を言ってるかわからない時は、状況から推理して考えることも必要だと。確かに英語を読むときにも「おそらくこう言っているのだろう」とセリフを推察して読み進めることがある。リスニングでも推測すればいいというのは、その通りだと思う。TOEICの問題は引っ掛けも結構あるので、推察力は結構必要なのだろう。先日、フランスでテロが起きた。状況を現地のテレビ局が英語で放映していたのだけれど、英語圏でないせいか、とてもわかりやすくゆっくりめの発音で、普段よりずっと理解できたし、このスピードなら事態を推測しながら部分的に理解できた。

80代の私の叔父も、1日にひとつ英単語を覚えることを日課としている。まだまだ人並み以下の英語力しかない私だけれど、普段使っていない言語は暗号のようで、頭の体操になるし、とても世界が広がる。亀の歩みではあるけれど、平均点に達し、英語の小説がスラスラ読めるようになるまで、これからもちまちま英語を勉強していきたいなと思っている。それにしてもリーディングの点数が190だったのは悔しい。次は姉妹本『満点リーディング』の本で勉強して挑んでみたい。

(文・内藤みか)

新TOEIC TEST サラリーマン特急 満点リスニング

著者:八島晶
出版社:朝日新聞出版
著者は、独学で475点から990点満点までスコアアップさせた、理系実践派の現役サラリーマン。リスニングを苦手とする学習者に、自身で実証した、最短最速でリスニングスコアを飛躍的に上げる方法を伝授! 鉄板の理論と実践問題が1冊に。

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