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愛猫の抜け毛でアクセサリーをつくる

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猫を飼うことの唯一のデメリットは「抜け毛」だ。洋服にまとわりつくので外出するときは注意しなければいけない。

愛猫家ともなれば抜け毛を有効利用するらしい。ブラッシングのときに抜けた毛をつかってストラップを作れるというのだ。その発想は無かった。『猫のお尻が好きなんです。』(ななおん・著/実業之日本社・刊)というコミックエッセイに載っている「たまたまストラップ」の製作方法を紹介する。

まず、猫ちゃんをブラッシングしたときの抜け毛を集めておく。毛の柔らかさを活かしたいので、なるべく力を加えないようにして細長いシート状にしてつなげる。それを端っこからクルクル丸める。洗剤うすめ液でぬらしながら「猫のたまたま」っぽくなるよう球状に形を整える。水で洗剤をやさしく洗い流す。

自然乾燥させてふんわり仕上がった毛球を2つ並べてストラップ金具を取り付ければ「たまたまストラップ」の完成だ。

なついてくれない飼い猫

『猫のお尻が好きなんです。』は、飼い猫の生態を記録したコミックエッセイだ。「トトちゃん」と名付けられた茶トラの猫にまつわるエピソードが読める。

わたしも茶トラのオス猫と同居したことがあるので懐かしかった。やんちゃな猫はみんな似たような行動をする。過ぎし日を思い出しながら読んだ。

わたしが飼っていたオス猫、仮に「ニャン太」と呼ぶことにする。ニャン太は、わたしになついてくれなかった。抱っこしてもすぐ逃げてしまう。なついてくれないからといって可愛くないわけではない。むしろ、なついてくれない猫ほど可愛いものだ。

猫はにおいをかぐのが好き

コミックエッセイに登場する茶トラ猫のトトちゃんは、スリッパや靴に顔を突っこんでにおいをかぐのが好きだという。たしかに、うちのニャン太も同じようなことをしていた。

何でもにおいをかぐのは猫の習性だが、うちで飼っていた猫で、ニャン太の妹であるトシ子はわたしの裸足が好きだった。。

トシ子は、わたしが靴下をはいているときは寄って来ないのに、裸足のときにかぎってむしゃぶりついてきた。ニャン太に避けられていたわたしだが、黒白猫のトシ子とは仲良しだった。抱っこしても逃げないくらいには。

来客のときに全力で隠れる

友人や知人の家に遊びに行ったとき、その家で猫を飼っていることに気づかないときがある。猫にはビビリが多いから、知らない人が来たら逃げ隠れてしまうからだ。

コミックエッセイのトトちゃんも同じらしい。うちのニャン太も同じことをする。玄関のドアが開いたと同時に階段をかけあがり、2階の押入れの引き戸をこじあけて隠れてしまう。我が家を訪れたことがある客人たちは、ニャン太を写真でしか見たことがない。

ニャン太ほど臆病ではない妹のトシ子は、なぜか男性客のときにかぎってすすんで姿をあらわす。来客時の反応は、猫によってさまざまだ。飼い主が抱きかかえていれば客人の前でおとなしくする猫もいれば、一秒たりとも耐えられずに逃げてしまう猫もいる。

猫がなくとき。なき声について

ニャン太が、唯一わたしにすり寄ってくる瞬間があった。エサの時間だ。

早朝6時と夕方6時。猫缶やエサ皿を用意しはじめると、その音を聞きつけたニャン太とトシ子がかけつける。テーブルの上でエサの用意をしているわたしを見上げて、必死の形相でニャーニャーとなき続ける。

ちょっと「じらして」やると、いつもは無愛想なニャン太が媚びるようにしてわたしの足に顔をすりつけてみせる。このときのニャン太はエサ欲しさにものすごいニャーニャーぶりを発揮する。わたしはとてもいい気分になったものだ。

ついにわかりあえる時が来たかと思って、エサを食べ終えたニャン太を抱っこしようとすると……あっという間に逃げられてしまう。「すでに目的は達した。おまえになど用は無い」とでも言うように、ニャン太は口のまわりを舌なめずりしながら、わたしの前から去っていった。いまは離れて暮らしているが、同居しているときにニャン太とわかりあえなかったことが心残りだ。

(文:忌川タツヤ)

猫のお尻が好きなんです。

著者:ななおん
出版社:実業之日本社
ごく普通の飼い主とごく普通の愛猫は、ごく普通の毎日を送っていました。でも、ただひとつ違っていたのは…ふたりは変態だったのです。猫のお尻が大好きな著者が、愛猫「トト」との人には言えない変態行為の数々を赤裸々に描いた異色の猫エッセイコミック! 本編以外にも猫が登場している映画の気になるワンシーンを紹介したり、猫グッズや猫毛工作などのおまけページも満載です。

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