ほんの2年くらい前、僕は突然女性声優にハマった。アニメをそれほど見ていたわけではなく、テレビで流れていたら見るくらいで、特に声優を意識したことはなかった。
しかし、仕事の関係でちょこっと見たアニメにどハマリしてしまった。そのアニメ自体もおもしろかったのだが、登場する女性声優にも興味が出て、そこからハマりだした。
声優はマルチタレント化している
現在、新作アニメの放送が開始すると、ただテレビで作品を放映するだけではない。放映前にはニコニコ生放送で先行上映会や声優陣によるトーク番組が行われる。番組によっては、アニメ本編終了まで定期的に放送をする場合もある。
また、同時にWebラジオを放送。声優陣によるトークがおもしろく、アニメ本編よりもラジオのほうが人気となり、アニメが最終回となった後も続くというケースもある。
そして、声優が主題歌を歌ったり、各キャラごとのイメージソング(キャラソン)を歌ったりもする。
それだけではない。イベントも開催され、ファンとの交流も多い。CDやBDのお渡し会なども実施される。アーティストデビューをしている声優もいる。
今や声優は、アニメや映画のキャラクターを演じるだけでなく、テレビやラジオ、歌など多方面で活躍する職業なのだ。
女性声優はアイドル並みにかわいい
声優は、声の仕事がメイン。とはいえ、テレビや雑誌などに登場することも多い。『声優アニメディア』(声優アニメディア編集部・編/学研プラス・刊)などの雑誌を見ていただければおわかりかと思うが、女性声優の容姿はアイドル並みだ。
写真集を出版する女性声優もいれば、週刊誌で巻頭グラビアになる女性声優もいる。もはや、「声優」という職業は「マルチタレント」と言い換えてもいいのではとすら思える活躍ぶりだ。
女性声優は人材の宝庫。だから目が離せない!
僕が女性声優にハマったのは、そういうマルチな活躍ぶりがすごいなと思うところもあるが、一番は「個性が強烈な人が多い」というところだ。
僕が気に入っている女性声優のほとんどは20代前半から後半という年齢層だが、個性が強烈。下ネタ連発だったり、ぼっち属性が高く心に闇を抱えていたり、ベストフンドシストに選ばれたり、無償の愛を探していたり、夜中にブランコを立ちこぎしていたり、仕事より麻雀を優先したりと、枚挙に暇がない。
でも、声優の仕事となると別人のようになる。
なぜ、こういう人材が声優界には多いのか。これは僕の想像でしかないが、声優を目指そうという人は、おそらくアニメやゲームが普通の人より大好きなのだと思う。大好きというレベルではなく、真剣にアニメやゲームのキャラに恋をしたり、ポエムを書いてしまうような、現在進行形で中二病という声優もいる。
そんな人たちが集まっているのだから、声優界は個性的な人が多いのではないだろうか。
見た目はアイドルのようで、演技がうまく、歌もうまい。しかし、ラジオで話しているとポンコツ。そのギャップがおもしろい。そして、有望な新人が次々と現れてくるものだから、まったく飽きることがない。
もしかしたら、僕はとんでもない大きくて深い沼に足を踏み入れてしまったのかもしれない。でも、抜け出せなくてもいいかな。ずっと楽しめそうだから。