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タンポポ、ドクダミ、ペンペン草・・・ 身近な雑草が“薬草”になる!

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古来から受け継がれてきた薬草。薬学部などで漢方薬の研究を行う大学が増え、注目が集まっています。

でも、薬草と聞くと、朝鮮人参のような高価な素材をイメージする人が多いことでしょう。実際、高価な薬草はたくさんあります。ところが、身近なあの“雑草”だって薬草になるのです。

身近な植物・タンポポの驚くべき薬効!

私たちが知らない、植物の意外すぎる薬効を教えてくれる一冊が『食べて効く!飲んで効く!食べる薬草・山野草早わかり』(主婦の友社/著・刊)です。

たとえば、どこでも見かけるタンポポ。実は薬草になるんです。どこに効能があるかわかりますか? 花? 葉っぱ? 実は“根っこ”なんです! 花が咲く直前に採集して洗って日干しにして、煎じて飲めば胃痛や食欲増進に効くのだそうです。さらには、スイカズラの花を乾燥したものと一緒に飲めば、乳房の腫れにも効くという意外な効能も紹介されています。

それにタンポポって食用にもなるって知っていましたか。苦味こそありますが、海外では普通に食卓に並ぶほど、ポピュラーな野菜として愛されているのだそうです。仮に食糧難に陥った時には、公園のタンポポを食べて飢えをしのぐことができるのです。最近はタンポポコーヒーなるものも発売されていますし、雑草とは思えないほどポテンシャルの高い植物なのです。

ドクダミ茶はこんな効能がある

雑草化しているドクダミ。独特の匂いが強烈で、そのにおいから「毒があるんじゃないか」と思った人が「毒溜め」と呼んだことから、ドクダミと言われるようになったそうです。

そんなドクダミは薬草の定番。健康茶の原料としてもおなじみです。化膿性の腫れものや、利尿、便通、高血圧の予防にも効果があるそう。ドクダミ茶、そういえば田舎にいたときによく飲まされていたなあと懐かしく思います。意外にドクダミ単独のお茶を飲んだことがある人は少ないかもしれませんが、飲みやすく、常用できる味わいですよ。

まだまだある薬草になる雑草

ペンペン草こと、ナズナも立派な薬草です。乾燥したものを煎じ、ガーゼで濾して、人肌に温めてから脱脂綿を含ませて洗顔すれば、なんと目の充血に効能があるのだそう。ペンペングサ、すごい! そういえば春の七草のひとつでもありますし、日本の四季を感じさせてくれる風流な植物なのです。雑草扱いしていては罰があたりそうですね。

ほかにも、草むらに行けば必ず咲いているノアザミも、腫れものや利尿に効果があります。ハコベは歯茎の止血や歯槽膿漏の予防に役立つそうですし、ヒルガオは虫さされに効くそうです。どれもこれも、公園でふつうに見かける雑草ばかり。そんな身近な植物でも利用の仕方次第では、人の役に立つのですね。

薬草採集は必ず専門家と一緒に!

いかがでしたでしたか。植物が持つ潜在的なパワーに、驚かれた方も多いのではないかと思います。実際、雑草扱いされている植物は薬草としてポピュラーなものも少なくなく、熱心に採取している愛好家もいるのだそうです。

ただ、野外では薬草に良く似た“毒草”も多いので要注意。迂闊に手を出すと危険です。採取するときは必ず、専門家の同伴のもとで行いたいものですね。

(文:元城健)

食べて効く!飲んで効く!食べる薬草・山野草早わかり

著者:主婦の友社
出版社:主婦の友社
食べて効く!飲んで効く!身近な薬草120種の効果・効能、生育場所、特徴、採取法、食べ方、薬効と用い方、調理の仕方を、わかりやすく徹底的に紹介。あなたの手で、病気を癒す食べるクスリ、ハーブティー、手作り滋養・健康酒が完成します。
主な収録薬草と主な料理
アケビ(アケビ皮炒め)アシタバ(アシタバのベーコン巻き)エゾウコギ・ヤマウコギ(ウコギのおひたし)ウド(うどのガーリックバター炒め)オカヒジキ(オカヒジキのコールスローサラダ)オランダガラシ〈クレソン〉(オランダガラシの黒ごま和え)ギョウジャニンニク(行者にんにくのペペロンチーノ)ヨモギ(よもぎアイス)ほか。

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