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足は口ほどにものを言う

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「目は口ほどにものを言う」という諺がある。口で話すのと同じくらいに、目が気持ちを表現するということだ。

しかし、実はもっと気持ちが表れてしまう部分がある。それも、無意識に。その部分とは「足」だ。

女性が喉元を触る場合は?

FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学』(ジョー・ナヴァロ、マーヴィン・カーリンズ・著、西田美緒子・訳/河出書房新社・刊)には、元FBI捜査官ジョー・ナヴァロ氏による、ノンバーバル(非言語)・コミュニケーションを活かした、人の考えていることを読み解く技が紹介されている。

例えば、女性が喉元にあるくぼみを隠す場合は、不安や不快感、恐怖、心配をなだめるための行動。ネックレスを弄ぶのも同じ目的ということ。これは、「なだめ行動」と呼ばれており、ストレスやプレッシャーを感じたときにそれを和らげるために自然と出てしまう行動だ。

このようななだめ行動は、人間が無意識で行うことがほとんど。そのため、人間の精神面が如実に表れているとも言える。つまり、なだめ行動が見られた場合には、その人が何かしらの不安や恐怖などを感じているということなのだ。

人間で一番正直な部位は「足」

本書で、もっとも正直な体の部位として挙げられているのが「足」だ。人間はどうしても、相手の「顔」から心理を読み解こうとするが、実は「足」のほうが誠実らしい。

例えば「嬉しい」という感情。

嬉しそうな足とは、喜びのあまり小刻みに動いたり跳ねたりしている足と脚だ。

『FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学』より引用

確かに、嬉しいときに足をバタバタと動かしたり、つま先やかかとを上げるという行動をとる。子どもを観察していると、足元でいろいろわかることがある。「あ、おしっこしたそうだな」とか「怒っているな」とか「飽きてるな」とか。

これは大人でも同じ。ただ、大人の場合は、上半身は普通に振舞っているところが大きく違うところ。しかし、いくら上半身で大人の振る舞いをしても、下半身は正直なのだ。

その場から立ち去りたいサインは「つま先」にあり

もうひとつの例としては、つま先の向きだ。立っている状態でも座っている状態でもよい。誰かと正面を向いて話している人のつま先を見てみよう。

私たちは嫌いなものや不愉快なものから体の向きをそらす傾向がある。法廷での行動の研究によれば、陪審員が証人を嫌いなときには、足先を一番近い出口に向ける。

『FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学』より引用

つまり、苦手な人と話しているときは、足が外に向いているのだ。これを自分に当てはめてみた。

よく行く飲み屋で常連の客と一緒になることがある。そのなかに、自分の話しかしない常連客がいる。その人と一緒になったとき、僕の姿勢は常に横を向いて、体だけ相手のほうを向けていることが多い。

無意識にこの姿勢をとっているということは、つまりそういうことなのだ。

そのほか、両手を膝に置いて膝を握るようにしていたら、その人は話を終わって早く帰りたいと思っているサインだ。

気になる相手の足に注目しよう

このように、人間の感情は隠そうとしても「足」に出る。友だちとカフェなどで話しているときに、何気なく足に注目していると、相手がどんな気分でいるのかわかるだろう。

ただし、あなたが男性の場合、女性の足をジロジロ見るのは注意が必要。あらぬ疑いをかけられてしまうかもしれない

(文:三浦一紀)

FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学

著者:ジョー・ナヴァロ、マーヴィン・カーリンズ(著)、西田美緒子(訳)
出版社:河出書房新社
体の中で一番正直なのは、顔ではなく脚と足だった!「人間ウソ発見器」の異名をとる元敏腕FBI捜査官が、人々が見落としている感情や考えを表すしぐさの意味とそのメカニズムを徹底的に解き明かす。

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