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ネットストーカーから身を守る3つの方法

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もし、直接の顔見知りではないTwitterのフォロワーに「あなたは◯◯駅に住んでいるのですね?」とコメントされたら、驚くのではないだろうか。またはFacebook上の友達に「あなたのお子さんの学校は今週文化祭ですよね?」とコメントされたら、なぜ知っているのだろうと怖くなるかもしれない。
これらは私の周囲で実際にあった出来事である。どちらも自分自身でSNSにヒントとなる情報をアップしていたのが原因だった。プライベートな情報をうかつに公開すると、場合によってはストーカーにも狙われかねない。どのような情報をアップすべきではないのだろうか。

部屋の窓から外を撮らない

私は友達に「その画像はまずいんじゃないかな」と注意することがある。その中で最も怖いなと思ったものは、部屋の窓から外を撮った画像だった。たとえば「綺麗な夕焼け!」という言葉とともに、彼女は窓から見える美しい空の色を伝えたかったとする。けれど、その画像には、彼女の家の近所の店の看板が写り込んでいた。チェーン店ではなく、その場所にしかない個人経営の店である。店の名前をネットで検索すれば場所はあっけないほど簡単にわかる。そして店の看板がその角度で見える部屋といったら、かなり絞られてしまうのだ。

まさか私が!? 女性を守るセキュリティ・マニュアル23』(佐伯幸子・著/潮出版社・刊)という本でも、ネットストーカーの話が出てくる。ネットストーカーは、インターネットが普及して生まれた新しいタイプのストーカーだ。頻繁に相手のSNSをチェックし、何かプライベートがわかる手がかりはないかと探すこともある。本には、「あなたの自宅をつきとめました」という手紙がある日突然届いた話が載っていた。その女性はお気に入りのパン屋さんやよく使う電車の路線が映った画像など、ご近所情報をSNSで発信していたので、それらから見当をつけられたようだ。

電柱と信号は写さない

SNSに投稿するお店の場所が特定の駅に集中していたら、その人の居住エリアはだいぶ狭められる。私の知り合いで「特売品ゲット!」と激安価格のシールが貼られたお魚のパックを投稿した人がいたけれど、そこから「◯◯スーパー××ケ丘店」という文字も読み取れた。自分がしょっちゅう利用するスーパーの店名を投稿するのは、不用心かもしれない。

また、お散歩の風景というのも、実は危ない。知り合いで、散歩中の風景を撮った際に、信号機が写り込んでしまったことがあった。画像は鮮明で、信号の近くに付いている地名のプレートもくっきり見えた。「私はこのエリアに住んでいますよ!」と自ら世界中に発信しているようなものである。それは地名が記されている電柱も同じだ。プライベートな情報が画像に出ていないかしっかりチェックすることは必要である。

学校や会社の行事は少し日程をずらす

また、春先にSNSでよく見られるのは、あまりのうれしさに「うちの子、受験に合格しました!」という喜びの声だ。中には受験番号やご丁寧に学校の校章入りの合格通知までもを公開してしまっている人もいる。すごく問題なのは、それが投稿者本人ではなくお子さんの情報だということである。果たしてお子さんの許可を得てから載せているのだろうか。もし得てないのなら、後日、自分の受験番号や学校名が親のSNSで無断公開されていることを知って、いやがるお子さんもいるかもしれない。

また、合格発表当日や、行事当日に「今日合格しました」「今日は文化祭」などと書き込むこともあまりおすすめできない。ほとんどの学校は合格発表日も文化祭の日程もオンラインで公開しているので、特定されかねないのだ。それは会社の創業記念日などのイベントも同じである。それを防ぐために、文化祭の翌日以降に「先日は息子の文化祭でした」と書くのもいい。

SNSはリアルタイムに書かなくてはならないというわけではない。もし特定されたくない情報だったら、わざと日をズラすというのは、ある程度の効果を生むはずだ。本にも「普段の何気ない行動に危険を招く弱点がないか、見直してみましょう」と書かれていた。トラブル防止のためにも、情報をSNSにアップする時は、ひとつひとつ、慎重にチェックしていったほうがいいだろう。

(文・内藤みか)

まさか私が!? 女性を守るセキュリティ・マニュアル23

著者:佐伯幸子
出版社:潮出版社
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