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ちょっとした頭の体操に「推理クイズ」はいかが?

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僕は、小学生の頃、推理小説を愛読していた。シャーロック・ホームズは全部読んだし、エラリー・クイーンやアガサ・クリスティも随分読んだ。

小学校では、週に1回「読書」という授業があった。学校内の図書室で本を読む授業だったのだが、僕はいつも推理小説を読んでいた。授業以外でも、頻繁に図書室に通い推理小説を片っ端から借りて読んでいた。

推理小説のおもしろさは「犯人探し」

なぜ、小学生のときにそんなに推理小説を読んでいたのか、自分でもあまり理由はわからない。ひとつ思いつくのが、「誰が犯人だろう?」と思いながら読み進めていくのがおもしろかったのだと思う。

推理小説の醍醐味は、完全犯罪と思われるトリックを、探偵などが暴いていき、最後に犯人を突き止めるところにある。僕は子どもなりに、小説のなかに書かれていることを注意深く読み解き、誰が犯人かを当てるのが楽しかったのだ。

さて、大人になるに従い、読書量も徐々に減っていくにつれて、推理小説を読む機会がめっきり減った。

かと言って、まったくそういうジャンルのものが嫌いになったのかというとそうでもない。ただ、ほかに読みたいジャンルがいっぱいあるということだ。

時間のない人に「推理クイズ」がちょうどいい理由

大人になってから、僕がちょっとした空き時間に読む本は、たいてい「推理クイズ」だ。推理クイズの本は、いろいろとちょうどいいのだ。その理由を挙げていこう。

1 問題が短い
2 頭の運動になる
3 知らない知識が身につく

長い小説だと、続きが気になってしょうがないことがある。しかし推理クイズは問題→答えと短くまとまっているので、短い空き時間に読むにはとても都合がよい。

また、短い文章内に散りばめられたヒントを読み解いていくため、適度な頭の運動になる。

そして、推理クイズには自然、科学、数学、心理などを使ったトリックが使われているので、幅広いジャンルの知識が得られるのだ。『<推理クイズ>あなたは犯罪心理捜査官』(作田明・著/G.B.・刊)は、犯罪心理学をメインとした推理クイズ本。トリックを暴くというよりは、プロファイリングを駆使して犯人の心理を暴いていくという感じだ。

物的証拠と心理的証拠。重要視されるのは心理的証拠。物的証拠は偽造が可能だが、心理的証拠は偽造できない。犯罪心理学は、実際の事件捜査においても重要度が増している。これまでの推理クイズよりも、大人な雰囲気だ。

「推理クイズ」は「超短編推理小説」

ただ、何冊も推理クイズの本を読んでいると、同じようなトリックが登場することもあり、「ああ、これ定番なんだなー」と思うことも。部屋に水槽があるというシチュエーションだけで、数個のトリックが思いつく。

撲殺なら、靴下に砂利を詰めて殴り砂利を水槽に入れるというトリック。刺殺なら氷でできた鋭利なもので刺し水槽に投げ入れておけばOK、という具合だ。実際に役立つ知識かどうかは別だが……。

推理小説は読みたいけれど、時間がとれないという方に、推理クイズはオススメだ。文庫本1ページ分ほどの超短編推理小説と言ってもいいだろう。

電車一駅分で、謎を解明。もしかしたら、推理クイズで鍛えた頭脳が活かされるときがくるかもしれませんよ!?

(文:三浦一紀)

<推理クイズ>あなたは犯罪心理捜査官

著者:作田明
出版社:G.B.
25の猟奇殺人事件の謎を明晰な推理力で解け!「犯罪心理捜査官・橘櫻子のミステリーファイル」をはじめとする3人のプロファイラーが難事件に挑む、サスペンス短編&推理クイズ集。

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