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人生と恋愛を楽しむウディ・アレン映画の名言たち

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みなさんは、ウディ・アレン好きですか?

彼は養女に手を出してメディアを騒がせしたりしているので(笑)もしかしたらスキャンダルだけ知っていて、彼の作品をまだ見たことがないと言う人も多いかもしれません。私の人生ベスト映画は「アニー・ホール(1977年公開)」なのですが、このお話はキュンキュンするようなラブロマンスではありません。一組の男女が出会い、愛を語り、そして別れる…。「あぁ彼らは最良のパートナーだけど、一緒にはなれないんだな」という切なさを教えてくれます。しかも、主演をつとめたダイアン・キートンとウディ・アレンは実際に付き合っていて、別れた後にこの作品を撮っているんだから驚き!

今回は「僕は僕自身を会員にするようなクラブには入りたくない」などの発言をし、ひねくれてるのに憎めないウディ・アレンの魅力を『ケトル Vol.21 』(ケトル編集部・著/太田出版・刊)内で紹介されている作品の名言と共にお伝えします!

 それでも恋するバルセロナ(2008年公開)

人生は常に「苦悩」と背中合わせ…ウディ・アレンの作品にも様々な苦悩が登場します。まず始めにご紹介するのは、男1女3の四角関係をスペイン・バルセロナを舞台に描いた作品。恋は難しいな…と思わせる恋の苦悩についての名言です。

自分の結婚相手は

本当に運命の相手なの?

(「ケトル Vol.21」より引用)

「これから結婚しようとしているこの人、本当に私と結婚していいのだろうか?」と思ってマリッジ・ブルーになる人もいますよね。でも、結婚は勢い! とも言われていますから「それでも恋するバルセロナ」を見て登場人物のこじらせっぷりを反面教師にしてみるのも良いかもしれません。

ギター弾きの恋(1999年公開)

次の作品は、天才的なギタリストと口がきけないとってもピュアな女性との本当の愛を描いた物語。ウディ・アレンの作品には、口説きの達人が数多く登場するんですよ!

いい体型だな。

君みたいなポッチャリ型はいい。

デブって意味じゃないぞ。

男をホンワリといい気分にさせる

(「ケトル Vol.21」より引用)

こんなこと言われたら「キュン」としちゃいます!! めちゃくちゃイケメンがこんなことを言ったら「あっ他の人にも言ってるんでしょ、どうせ~」と思ってしまいますが、ちょっと不器用そうな男性からこんなことを言われたら、「あら、この人、勇気を出して言ってくれたのかしら!」と信憑性がアップしちゃう女性も多いのでは? 何も外見だけがモテるわけじゃないんです。言葉ひとつで女性をメロメロにできる術を作品を通じて教えてくれているような気がします。

スターダスト・メモリー(1980年公開)

この作品は、人気映画監督役を自身で演じた作品。これはウディ・アレン本人の葛藤を描いているのでは? と思わせるような内容になっています。彼の作品の中で多く語られる「宇宙の破滅」が本作品でも登場しています。

新聞に出ていたろ、終末は近い。

宇宙はやがて崩壊する。

あとは何も残らないんだ

(「ケトル Vol.21」より引用)

人生をこんな悲観的に考えなくても…と思うかもしれませんが、私にはこの「宇宙の破滅」が、すごくポジティブに感じるのです(作品内では、ネガティブに語られますが…笑)。宇宙の破滅は明日かもしれないし何万年、何億年も先かもしれない。でも結局は崩壊してしまうなら、自分自身の終わり、つまり死ぬことを憂うより、いつくるかわからない宇宙の崩壊を考えて、自分な好きなことしちゃえーと、ウディ・アレンの作品を見ながら思ってしまうのです。

ひねくれてるなぁ~。でも、そこがいいんだなぁ。

人から教えてもらって初めて彼の作品を見たとき、どうも好きになれなかったのですが、彼を知れば知るほど、作品を見れば見るほど好きになってしまい、今ではぞっこんです(笑)

彼がすごいのは、80歳をこえた今でも作品を作り続けているということ。2016年6月11日(土)からはホアキン・フェニックスとエマ・ストーンが出演しているウディ・アレンの監督作品「教授のおかしな妄想殺人」が日本でも公開予定。今回ご紹介した「ケトル Vol.21」の他にもDVDや書籍は多数発売されています。

ちょっとひねくれ者で困ったさんたちが登場する過去作品を予習しつつ、劇場に足を運んでみるのはいかがでしょうか?

 

【関連サイト】

■ウディ・アレン監督作品「教授のおかしな妄想殺人」

http://kyoju-mousou.com/

(つるたちかこ)

ケトル Vol.21 2014年10月発売号

著者:ケトル編集部
出版社:太田出版

◆特集◆
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