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“結ぶ” を極めれば、縁結びにもつながる!?

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1日に何回くらい“結ぶ”という行為をしているか、考えたことはあるだろうか?  意識したことのない人がほとんどに違いない。私の場合も、“結ぶ”ことを改めて認識したのは『ただしいむすび方86』という本に出会ったからだ。メンズファッションにおけるアイテムの結び方を網羅し、イラスト付きで丁寧に解説した一冊である。

毎日 “結ぶ” こと を繰り返している

いつか誰かに教わったかもしれませんが、その記憶さえ定かではないという人がほとんどでしょう。でも誰もが毎日のように、何らかの“ひも”をむすんでいるはずです。
(『ただしいむすび方86』より抜粋)

“結ぶ”ことによって何かを縛ったり固定したりするという行為は、いまだに人間の営みに欠かせないもの。文化を支える大切な要素と言える。人間は“結ぶ”生物とさえ言えるのかもしれない。

1本のひもを使って、無限のアレンジを行い、足元や首元に多彩な表情を加えること。これこそファッションの原型の一つであり、文化そのものだともいえるのです。
(『ただしいむすび方86』より抜粋)

さまざまな場面で必要な“結ぶ”という行為だが、焦点をファッションに絞っても、実に多くのシーンで登場する。スーツで出勤するビジネスマンなら、ネクタイを結ぶ機会が多いはずだ。

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お洒落に少しでも気を使う女性なら、ストールやスカーフ、バンダナなどを巻いて結ぶのは日常茶飯事。防寒のためにマフラーを巻いて結ぶかもしれない。

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そして、コーディネートにおいてもっとも結ぶ機会が多いのは靴。企業に勤める男性であれば、オンの日は革靴を履く際に紐を結び、オフの日はブーツやスニーカーなどを選んで紐を結ぶだろう。

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最近はジョギングをする人も増えているが、ランニングシューズも紐で結ぶことによって固定し、フィット感を高めるタイプが大半だ。

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また、昨年あたりからスニーカーのブームが再燃しているので、平日でも履いている女性が増えているように見受ける。美意識や健康意識の高い女性は多く、そういう人は日常的に身体を動かしている機会も多いので、必然的に靴の紐を結ぶ回数も増える。

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画像が少し横道に逸れたが、とくにかく人間は、老若男女を問わず日頃から“結ぶ”という行為を繰り返している。

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改めて “結ぶ” という行為と向き合う

毎日のように繰り返しているのに、大人になっても“蝶結び”さえキチンとできない人がいる。これかもずっと“結ぶ”という行為にあやかるはずなのに、“結ぶ”ことをおざなりにしていないだろうか。

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すぐにでも“結ぶ”という行為と向き合ってみるべきではないだろうか。

靴ひもにしろ、ネクタイにしろ、マフラーにしろ、そのむすひび方は数知れずありますが、 一つの方法だけ知っていれば、当面、事足りてしまいます。数多くの方法を知っている必要など、本当はないのかもしれません。でも、だからこそ、知っているべきなのです。
(『ただしいむすび方86』より抜粋)

靴紐の結び方だけで、34種類以上ある。そのすべてをマスターする必要はないかもしれないが、一部を知るだけでも“結ぶ”ことが楽しくなる。“蝶結び”が苦手でいつも縦向きになってしまう人を見たことがあるが、実はそれには“縦結び”という歴とした名前があり、足元にアクセントを加えることもできる。つまり、“蝶結び”が下手なのではなく、違う結び方をしているに過ぎない。それを知るだけでも何だかポジティブになれるはずだ。

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W不倫の設定が話題となったドラマ『昼顔』(※本日より再放送スタート) の中では、靴紐を結ぶことで主人公2人の距離を近づくシーンがあった。一般的な主婦である笹本紗和 (上戸 彩) が、普通の教師である北野裕一郎 (斉藤 工) に解けたスニーカーの紐を優しく結んでもらい、キュンとするのである。その後、それを真似た“昼顔ごっこ”まで流行したとか。そうやって遊びながらでも、“結ぶ”ことについて考える機会が増えた方が良い。

“結ぶ”という行為は文化として息づいているので、慣用句としても良く使われる。その代表が“縁を結ぶ”や“縁結び”といった言葉。“結ぶ”ことを見直すだけで、新しい“縁結び”につながるかもしれない。

(文:平 格彦)

ただしいむすび方86

著者:ABCマート(監修) フェアファックス(監修) 池田尚輝(監修) ボノボプロダクション(編)
出版社:学研パブリッシング
革靴、ブーツ、スニーカー、ネクタイ、ストール、マフラー、バンダナ・・・。男の足元と胸元を飾るファッションアイテムの“むすび方”をわかりやすい図解付きで解説。一般的なむすび方のおさらいから、装飾的でユニークなむすび方まで、計86パターンを満載!!

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