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高齢者の節約テクが参考になる!

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子どもが二十歳になった。あとは就職して自立してくれるのを待つだけだ。だからなのか、同い年の子どもを持つシングルマザーと会うと、なぜか年金の話になる。私のまわりのシングルマザーは国民年金にしか加入していない人も少なくない。ということは受給額は月々10万円にも満たない。これでやっていくのは大変だから、子どもの学費がかからなくなったら老後に向けてせっせと働くしかない。女ひとり暮らし、節約して生きていかなきゃね、などと語り合っているうちに、実際の年金暮らしの人は、どんな暮らしをしているのだろう、と知りたくなり、調べてみた。

フルーツをバラ買いする

『あんしん・お気楽!年金15万円のゴージャス生活』(ぱる出版・刊)の著者・中町敏矢さんは、年金で生活している。夫婦で受給している額は、月額15万円。この中から公営住宅の家賃(3.5万円)や食費、生活費などすべてをまかなって暮らしている。老後、夫婦2人で必要な最低日常生活費は月額平均22.0万円とされている(生命保険文化センター「生活保障に関する調査」平成25年度)ので、7万円も少ない。この数字に家賃は含まれていないので、実質10万円ほど少ないことになる。かなりの節約が必要に思われるが、さまざまな工夫で生活を楽しみつつ切り抜けている。そのアイデアは、私たちがマネできそうなものも多い。

たとえばバラ買い。60代となると、それほど大量の食事を必要としない。夫婦ふたりでは食材を余らせてしまうこともあるだろう。結果的にバラで買ったほうがトクなこともあるのだ。中町さんはフルーツは果物屋でバラで買うという。例えばバナナ1本40円。必要な量だけを買えば結局は安いのだ。確かにお店によってはバラ売りしているところもある。八百屋さんでたとえばキュウリ1本だけ買うなんてこともできる。そういえば時々スターバックスでバナナをバラ売りしているけれど、どうしても1本だけ食べたい時にはあれを利用するのもいいのかもしれない。

市民講座を利用する

平日の午前中のジムでは、高齢者の姿をよく見かける。健康づくりも老後を楽しく過ごすためには必要だ。けれど中町さんはスポーツジムには通っていない。毎日自宅でダンベル体操を10分、そして散歩を20分。これで十分だという。さらに散歩の途中でスーパーの安売り商品をゲットするので、動きにムダがない。スーパーによって安売りの品を出す時間帯が違うので、それを把握しておけば、目指す品を目指す価格で手に入れやすいことだろう。

そして英会話教室にも高いお金を払ってはいない。市民センターで行われている英語講座や教会などで、外国人講師が教える英語を習っている。市民センターの講座は入会金ゼロで毎回500円ほどのレッスン料、教会のほうは90分のレッスンを受けても無料だという。今はオンラインレッスンなら1回(25分)100円台の英会話レッスンもあるし、英語でなくても、ほかにも探せばいろいろある。特に役所が開講しているパソコンなどの講座は場合によっては無料のものもあるし、無料講演会や映画上映会などもある。案内(区報や市報など)をチェックしているとオトク情報に遭遇できるかもしれない。

大学の近くに住む

老後になると、車を手放す人も増えるので、終の住まいは駅の近くにしたほうがいいという声はよく聞く。けれど、中町さんは大学、もしくは役所の近くに住むことを推奨している。どちらも安い食堂を備えているから、ランチをここでとることができるからだ(ただし一般人の利用を認めない大学もあるので事前チェックが必要である)。私も徒歩圏に2つの大学があるので時々寄るけれど、500円でお釣りが来るのでとてもありがたい。

さらに、大学も役所もイベントを多く行うので、出かけていきやすいという一面もある。確かに大学にも無料の講演会やライブなど、いろいろな催しがある。これなら年金暮らしのご夫婦でも楽しく老後が過ごせそうだ。世の中、探せば安くなるものはいろいろある。みなさんも、早速近くの大学や役所の食堂やイベントをチェックしてみては……?

(文・内藤みか)

あんしん・お気楽!年金15万円のゴージャス生活

著者:中町敏矢
出版社名:ぱる出版
月額15万円の少額年金受給でも“ラクチンな毎日”。困窮した無理繰り算段や耐久生活はしないで、どう暮らしているか。現役サラリーマン世代が抱える、老後不安を吹き飛ばすマニュアル。

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