ハウツーが満載のコラム
文字サイズを変更する

子どもが勉強するようになる秘策3つ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

「最近、私、息子に『勉強しなさい』しか言ってない……」
先日、私にこんな風にぼやいてきたママ友達がいた。親からそう言われると、子どもはますます反発し、机に向かわなくなったという。「勉強しなさい」というのは逆効果ワードなのだ。ではどうしたら子どもは勉強するのだろうか。『1日5分! お母さんがコーチになれば、子どもの成績はグングン伸びる』(加藤法彦・著/すばる舎・刊)という本には、こう書かれている。「子どもに勉強させたかったら、お母さんもそこで一緒に勉強してあげるのが一番です」と。

勉強は、一生もの。

私の家にも、なかなか勉強しようとしない息子がいる。高校生活が楽しすぎて、毎日遊んでばかりいた。私は彼が高校3年の10月に、通信制の大学生となった。あまりにも息子が勉強しないからではなくて、私も大学で勉強し直したくなったからである。嬉々としてテキストを読み、レポートを作っている私に、息子も少し焦ったようだったが、結局は遊び続け、浪人してしまった。浪人生の息子が見たのは、「勉強しなさい」とガミガミ言う母親ではなく、自分自身が黙々と勉強している母親の姿だった。

生涯学習の時代である。社会に出てからも、学び続けている人は多い。私の80歳の叔父は、毎日1つ英単語を覚えているんだと、とても楽しそうに言っていた。人間は死ぬまで勉強を続けるものなのだと思うし、その学びの気持ちが支えにもなるのだと思う。子どもに「勉強しなさい」「勉強は大切なんだからね」と言ったところで、親が勉強していなかったら、子どもにとってそれはウソになってしまう。子どもは大人の嘘は鋭く見抜いてしまう。

ゴールを設定は必須。

どんなに忙しくても、1日に5分でもいい、何か勉強するものを作り、できればグラフなど作って達成状況を壁に貼るなどして「親も勉強してますよ。勉強はやり甲斐のあるものですよ」とアピールすれば、子ども達は勉強する気持ちに多少はなるものなのだ。ちなみに我が家の場合、息子が私に「大学でレポートを書くことになったんだけど、どうやって書いたらいいの」と尋ねてきた。私は大威張りで自分が合格をいただいたレポートを差し出し「これを参考にしてみたらいいよ」と言ってやったのだった。

また、本では「大躍進する子というのは、行きたい学校が決まって、親とか塾がみんなで志望校合格をバックアップした子です」とある。実は私の息子は模試で志望校への合格確率が50%にすら満たなかったが奇跡の合格を果たした。最後の2ヶ月の追い上げはものすごかったと予備校の先生もおっしゃっていた。それはどうしても行きたい大学があり、何度も足を運び、そこに通っている自分の姿を思い描いたからこそ爆走できたのだと本人も言っていた。志望校でなくてもいい、たとえば「◯月◯日までにTOEICで◯点を取る」などでもいい、月日入りの具体的な目標を設定するのが効果的だと思う。そうすれば、夢を叶えるためには今どうしたらいいかも見えてくるからだ。

家族で学ぶ大切さ。

『1日5分! お母さんがコーチになれば、子どもの成績はグングン伸びる』の著者・加藤法彦さんは、東大に現役合格し、その後個別指導塾の塾長となったかた。加藤さん自身も、子どもたちに勉強する姿を見せるために中小企業診断士の資格を取ったという。私も今、通信制大学の卒論の準備を寝る間も惜しんでやっている。勉強というのは、取り組んでみると新しい知識との出会いの連続で、とても楽しい。大人が楽しそうに勉強していたら、子どもだって、なんだか面白そうだなと近づいてくるものだ。

本には「毎日、夕食後の30分を本の時間にして、家族全員で本を読むことにしてみてはいかがでしょう」ともあった。実は我が家も、家族全員読書タイムというものを設けていた時期がある(今は息子がサークルで遅いので全員ではできなくなったけれど)。一家でどこかにレジャーに行くのも素敵な思い出かもしれない。けれど家族で学ぶ時間を持つことも、子どもの習慣づけになり、とても有意義だ。子どもに「勉強しなさい」と言う前に「さて私は何を勉強してみようかな♪」とぜひ、楽しく探してみていただきたい。

(文・内藤みか)

1日5分! お母さんがコーチになれば、子どもの成績はグングン伸びる

著者:加藤法彦
出版社名:すばる舎
親の接し方で、子どもの成績は9割変わる!──8万人以上の子どもを指導してきた個別指導のプロが教える! 子どもが自ら勉強するようになり、成績が劇的に上がるコミュニケーションスキル&学習メソッド。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事