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飲食店での注文で分かる、出世できる人・できない人

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この前、近所のコンビニの前でサラリーマンのグループを見かけた。2~3人の先輩社員と、新入社員5人といったグループ構成だったのだが、その新入社員と思しき男子一人と目があった。彼は苦笑いしていた。
それもそのはずだろう。住宅地の交差点にあるコンビニの前で割と人の往来があるにも関わらず、彼らは店の前を占拠し、手に手に缶ビールを持ち「乾杯!」と高らかな先輩のご発声のもと、一杯やりはじめたのだから…。

「よく分かんないんすけど、こんなとこで始めちゃったんすよ。居酒屋行けよって話ですよね…」なんていう、苦笑いした男子の心の声が聞こえた気がした。彼のような、入社したけど「なんかこの会社ちげぇ…」と違和感を感じてる人が多い時期かもしれない。この先「転職」という選択もあるだろうが、せっかく入社した会社だ。「今の会社で出世して、悪しき社風等を一掃する」という選択をする人にエールをこめて、自分では望まなくても出世してしまうという「出世のルール」を『ヤバい出世学』(内藤誼人・著/大和書房・刊)から紹介していきたい。

速さ

著者いわく、出世するのに必要なのは「才能」ではなく「評価されるルールを知っている」かどうかだという。そのルールの中で肝なのが「速さ」だ。こんな例を著者は挙げている。

職場のみんなで食事をしたり、飲み会に参加したとする。この場合、お店に入ったら、テーブルにあるメニュー表は、他の人に見せてあげなければならない。(中略)
もしメニュー表を見るのだとしても、注文する品は1秒で決めなければならない。
(『ヤバい出世学』から引用)

メニューをなかなか決められない人というのは、各テーブルにひとつしかないメニュー表を独占する。すると、まわりの人は意味もなく待たされ、その時間が長いほどイラッとする。こうしたわずかな時間でも相手に不快感を与え、気配りができない人は出世ができないという。仕事の納期や打ち合わせの時間などについてはキッチリ守る人は多いのに、食事の時のメニュー選びになると配慮できなくなる人が多いと著者は指摘している。
出世できる人は「優柔不断で、なかなか選べないんですよね~」なんて言葉を発する前にメニューを決めているのだ。

微差

次に紹介する「評価されるルール」は仕事で「微差」をつけられる人かどうかだ。どんな微差かというと、例えば「これをコピーしてほしい」と頼まれた仕事があったとしよう。その用紙に書き込みがあれば、それもキチンと印字されるようにコピー機の濃淡を調整したり、頼まれたのが年配の上司であれば見やすいように印字倍率を変えてコピーをとったり…と、ちょっぴり工夫をするのだ。

たかだコピーとはいえ、気配りをしようと思えば、いくらでも気配りができるし、「ほんのわずかな差」をつけることは難しくない。しかし、そういうところで得たメリットは、確実に、みなさんの評価を高めるのである。
(『ヤバい出世学』から引用)

出世する人が、他人には真似できない特別な行動をとっているかというと、そうではなく「ほんの少しのサービスを加える」行動をしているだけだという。言われた締め切りより1日早く仕上げる、アイデアを求められたら1つ多めに出すなど、この一手間の積み重ねが出世への近道のようだ。

この他にも「上司に何か言われてカチンときたときの対処法」や「ゴマスリは、上司ではなく部下にしろ」「話を聞き出すのなら、相手の帰り際を狙え」など、目からウロコの出世術が本著には満載。これを実践すれば上司や同僚を手のひらで転がすような感覚で、会社でのポジションを駆けあがれるかもしれない。

(文:凧家キクエ)

ヤバい出世学

著者:内藤誼人
出版社:大和書房
会社で駆け上がるには、才能なんていらない。求められるのは、たった一つ―。「評価されるルール」を知っているかどうか。
●上司とソリが合わずにつらい
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対人心理術のプロが伝授する、闘わずに「敵」を消す秘密!

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