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胎内記憶を信じますか?

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なんだか、無性に泣きたい気持ちになるときがある。自分がいま妊娠中で、精神的に少し弱くなっているからだろうか。導かれるように手にとった本があった。

haru著『10分で読めて泣ける物語。ママ幸せになってね。お空に帰った娘からの願い』。以前から気になっていた「胎内記憶」に関する書である。

胎内記憶って?

胎内記憶とは、「母親のお腹の中にいたときの記憶」のこと。もっと細かくいうと、陣痛から誕生までの「誕生記憶」、母親のお腹に宿る以前の「中間生記憶」などにも分類できるそうだが、一般的には「産まれる前の記憶」として考えられているようである。

胎内記憶の研究の第一人者である池川明氏の著書『胎内記憶』によると、実に3割以上の子どもが胎内記憶を持っているそうだ。つまり、3人に1人は、自分が産まれる前のことを記憶しているということである。

いろいろ調べてみると、3歳までに聞くといい、答えてくれるのは1度だけ(何回も聞くと、だんだんと知恵がついてくるので、母親を喜ばそうと作り話をする可能性が出てくるため)、リラックスできる場所(お風呂に入っているときや寝る前の布団の中など)で聞くと話してくれやすい、というのが、大方の意見。中には、母親以外の親しい人物(父親や祖父母など)が聞いた方がいい、という説もある。

実際に、聞いてみた

そんなこんなで、以前から興味があった胎内記憶。自分の子どもにも絶対に聞いてみよう!と妊娠中から心に決めていた。

そして、その時は来た。我が家の長男が、だんだんとおしゃべりが達者になってきた2歳3ヶ月頃のこと。何故だか「今だ!」と感じたある朝、『ママのお腹の中のこと覚えてる?どうだった?』と、あくまでもさりげなく、軽く尋ねてみた。
すると、彼は少し考えた後『暗いの。怖いの。○○(息子の名前)、暗いの。怖いの』と答えたではないか!
それまで、お腹の中の話などしたことがなかったし、そういった関連の絵本も読んでいない、お友達からの情報もなく、まっさらの状態だったはず。そして私は24時間の難産だった。きっと、産道の中で暗くて怖い想いをしていたんだな…。息子に対して、申し訳ない気持ちになった。同時に、胎内記憶、生命の神秘に感動してしまった。

子どもは親を選んで生まれてくる

我が家の場合は、お腹の中にいたときの朧げな記憶を話してくれたが、中には「空の上にいて、たくさんの人の中からママがいいな!と思って降りてきたの」という話をしてくれる子もいるらしい。話してくれる内容が、自分の妊娠前、妊娠中の環境とピッタリ合っていて、とても嘘を言っているとは思えない、そう教えてくれた友人もいた。

今回読んでみたharu氏の書は、まさに、お腹に命が宿る前の記憶を話してくれた子どもとの心あたたまるエピソード。あとがきに書かれていた言葉が非常に印象的である。

よく子供は親を選ぶことはできないと言います。ただ、実は子供が親をえらんで産まれてきているのだとしたら、私たちが自分の子供にしてあげられることは何でしょうか。私は胎内記憶の話を聞いてから、なぜ我が子は私たちを選んできてくれたのだろうと考えます。
ただ、いくら考えてもきっと答えは見つかりません。その代わり、私たちを選んで正解だった。そう思ってもらえる親でありたいと思います。

(『10分で読めて泣ける物語。ママ幸せになってね。お空に帰った娘からの願い』より引用)

この世には、科学では証明できないような不思議なことがたくさんある。胎内記憶に関しても、これだけの体験談があるけれど、科学的な確固たる根拠はない。信じるか信じないかはあなた次第。でも、信じてみたい、信じてみてもいいかな、そんな気持ちになった。

(文・水谷 花楓)

 

10分で読めて泣ける物語。ママ幸せになってね。お空に帰った娘からの願い

著者:haru・MBビジネス研究班
出版社・まんがびと
まえがきより 子供には胎内記憶というものがあるそうだ。聞いたことがあるだろうか。胎内記憶とは産まれてくる前の記憶のこと。母親のお腹の中にいたときのこと…あるいはそれよりもずっと前のときのこと…ただ、この胎内記憶について子供に聞けるのは人生に一度だけ。 なぜなら、子供が本当のことを話すのは最初の一回だけと言われているのである。 子供も知恵がつき、2回目3回目と話をするときには親を喜ばせるための話に変わってしまうらしい。私はその話を聞いたとき、自分にはその機会はきっと来ないだろうと思っていた。… 以上まえがきより抜粋

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