ハウツーが満載のコラム
文字サイズを変更する

16連射でスイカ割り!?高橋名人の連射を鍛える特訓法とは!!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

1983年、当時の子どもたちの遊びに革命を起こしたおもちゃがある。そう、任天堂から発売されたファミリーコンピューター、通称ファミコンだ。

それまで筆者は、寒くても暑くても、外で元気に野球をする国民的野球少年カツオくんのような生活を送っていたが、ファミコンがウチに来てからというもの、一緒に野球をしていた友達が我が家に集まりピコピコ音を家中に響かせるようになった。多い時には10人以上、なかには誰もいない我が家に入って勝手にファミコンをして帰っていくツワモノもいた(思えば大らかな時代でした)。

そんな、ファミコン世代にオススメしたいのが、ファミコンソフト100本を徹底的にレビューする『超ファミコン』だ。当時遊んだ懐かしの名作が思い出とともに脳裏に浮かんでくる。今でも忘れることができない、当時遊んだファミコンソフトを、筆者の心のベストテンの中から幾つか紹介しょう。

グラディウス

コナミから1986年に発売された横スクロールシューティング。

もともとアーケードゲームとして稼動していたが、ファミコンにも移植された。
アーケード版の「宇宙ガ、マルゴト、ヤッテクル」のキャッチコピー通り、神秘的なサウンドに加え、細胞や触手、要塞などを用いた全7面のぶっ飛んだステージ構成はプレイする者を魅了した。特に、宇宙が舞台なのに何故か登場するモアイは、以後グラディウスの代名詞となる。

さらにグラディウスといえば、思い出深いのは隠しコマンド!きっと覚えている方も多はず。上上下下右左右左BAと入力すればゲームスタート時からいきなりフル装備で楽しむことができた!

プロ野球ファミリースタジアム

1986年ナムコから発売された野球ゲーム。
もし磯野家にファミコンがあったなら、カツオくんもハマってたに違いない。なぜならこのソフトから選手たちに個性が現れたからだ。今となっては当たり前となってしまったが、プロ野球に実在する選手たちが登場し、実際の成績をもとに個人の能力が設定されたのだ。憧れのチームや野球選手を自分の手で操作できるのは当時は感動モノだった。なにしろTチームには「ばあす」「かけふ」「おかだ」のクリーンナップが登場するのだ。しかし、悲しいかな、登録チームは10チームと全球団揃っておらず、西武ライオンズを除いたパ・リーグの球団は、2チームに統合されてしまった。
それでも、その後「ファミスタ」と名称を変えてシリーズ化され、全チームが登場するようになり、毎年毎年度の最終成績をもとにデータが更新されていくというスタイルを確立した。まさにファミコン野球ゲームの金字塔といえるソフトだろう。

聖闘士星矢 黄金伝説

君は、小宇宙(コスモ)を感じたことがあるか!?
今でも普遍的な人気を誇る『聖闘士星矢』。星座をモチーフにした聖衣(クロス)をまとい聖闘士(セイント)の少年たちが女神アテナの元、地球の平和を守るべく、人が体の中に持つ小宇宙(コスモ)を燃やし戦う。本作『黄金伝説』は週刊少年ジャンプで連載されていた車田正美の漫画がTVアニメ化され、これをベースに1987年バンダイから発売された。
しかし、TVアニメ放映から10カ月という見切り発車での発売だったため、ゲームのクライマックスである聖域十二宮編では、アルデバラン、ミロ、シャカは出てくるもののカミュ、シュラ、アフロディーテといった後半の黄金聖闘士らは登場しない。さらにラスボスであるはずの教皇アーレスに代わって、謎の「聖衣」をまとった、謎の男が登場する。しかも、コイツは話しかけても技を出す時も一切喋らない……。最後まで正体不明でちょっとモヤっとするエンディングを迎えるのだが、それは後に発売される『聖闘士星矢 黄金伝説完結編』でなんとか埋め合わせ。

それでも当時のファミコンとしては、憧れのキャラクターたちが繰り出す必殺技に雰囲気が出ていて十分楽しめたソフトだ。

GAME KING 高橋名人VS毛利名人 激突大決戦

これまで挙げたソフト以外にも、今でも胸が熱くなる思い出のゲームがたくさんあった。
それに、最近ではカリスマ不在と嘆かれる世の中だが、ファミコン全盛期の時代には圧倒的なカリスマがいた。そう、僕らのヒーロー高橋名人だ。コントローラのボタンを1秒間に16回押す神業16連射は、僕らファミコン少年たちの心を鷲掴みにした。何しろコントローラーにバネを仕込んでいたのがバレて警察に逮捕されるというデマが流れたほど。さらには、彼を冠にしたゲーム『高橋名人の冒険島』も発売され、人気がいかに高かったかが伺える。
その高橋名人、なんと映画にも出演していたのはご存知だろうか? その名も『GAME KING 高橋名人VS毛利名人 激突大決戦』。高橋名人と毛利名人が当時ハドソンから発売された『スターソルジャー』で対決するというもの。しかし、見るとあまりにも突っ込みどころ満載だ。
両名人の特訓シーンから始まるオープニングでは、高橋名人が16連射でスイカを割ったり、人差し指でバイクを止めたり、工事現場で働いたり……。本当にこれで連射が早くなるのだろうか?
打って変わって、両名人の緊張感が伝わる緊迫した雰囲気の中で始まるゲーム対決。このゲームは自機が一撃でも敵の弾を食らうと死んでしまうのだが、どう見ても敵や弾に激突しているのに止まることなく勝負は続く。肝心の「五番勝負」での決着は三勝を収めた毛利名人が勝利するも「総合得点」では高橋名人が勝利してドローという灰色決着でエンディングを迎えることに……。
ファミコンソフトは出せば売れると言われた熱狂的な時代だったとはいえ、もうこんなカリスマは現れないのではないだろうか? 今ではなかなかファミコン本体やソフトを入手できなくなったとは言えエミュレーターなら安易に手に入れることができる。ぜひ、高橋名人の特訓法を実践して、あらためてファミコンに挑戦してみてはいかがだろうか。

超ファミコン

著者:阿部広樹(著) 箭本進一(著) 多根清史(著)
出版社:太田出版
ゲームはいまだファミコンを超えてはいない!!2013年はファミコン生誕30周年のアニバーサリーイヤー!!それを記念してクソゲーハンターがファミコンハンターにジョブチェンジ、懐かしの名作・迷作・怪作、100本を徹底レビュー!!さらに究極のファミコンムービー『GAME KING 高橋名人 VS 毛利名人』衝撃の舞台裏を 小説家・渡辺浩弐氏に直撃!! ついに明かされた27年目の真実とは!?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事