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青魚、ネギ、チョコレート…猫にあげてはいけない食べ物大全

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私が住むマンションはペット厳禁だが、昔は田舎暮らしで動物をたくさん飼っていたので、いつかは広い家に住んでを飼う夢を抱いている。このところペットブームで、猫の人気がうなぎのぼりだ。特集した雑誌や本もたくさん出ている。とはいえ、猫は生き物、大切な命だ。飼うときには細心の注意を払いたい。

あげすぎは禁物

私の知人は猫がかわいすぎて、お菓子や食事の残りなどいろいろなものをあげまくっていたところ、猫がメタボになってしまい、挙句の果てに病気になってしまった。愛情の注ぎすぎには気をつけたい。猫が健康を害してしまっては元も子もないのだから。

猫は肉食動物だが、与えてしまえば何でも食べてしまうため、日々の食事は要注意だ。食事をしているときに猫が寄ってくると、ついついおすそわけしたくなってしまう人も多いだろう。しかし、そのなかには“与えてはいけない食べ物”も結構ある。『猫はふしぎ』(今泉忠明・著/イースト・プレス・刊)に詳しくまとめられていたので、これから猫を飼おうと思っている方は必見だ。

青魚や貝類はNG!

意外なのが、サバ、アジ、イワシなどの“青魚”だ。えっ? 猫って魚が大好物なんじゃないの? と、私も驚いてしまったが、ビタミンEが不足しているときに食べ過ぎてしまうと、魚肉に含まれる不飽和脂肪酸によって身体の脂肪が酸化してしまい、“黄色脂肪症”という病気にかかることがあるそうだ。

アワビ、サザエなどの貝類もNGだ。本書によると、東北地方には“猫に春のアワビの内臓を食わせると耳が落ちる”という伝承があるそうだが、あながち嘘ではないという。アワビに含まれるピオフェオフォルバイドという成分が原因で、細胞膜や赤血球の膜に障害がおき、“光過敏症”という炎症が起きるのだとか。

野菜やお菓子も要注意

タマネギ、ラッキョウ、ニンニク、ニラなどのネギ類を猫にあげるのは極めて危険だ。ネギに含まれる成分が赤血球に影響し、“タマネギ中毒”と呼ばれる貧血を引き起こしてしまう。生はもちろん、加熱してもいけない。また、ホウレンソウは結石ができる原因になるそうで、アボカドも果肉などに含まれる物質によって嘔吐や痙攣が引き起こされるそうだ。

また、筆者が特に要注意と言っているのが、お菓子だ。特にチョコレートはNGで、カカオの成分によって過剰に神経を刺激されてしまい、板チョコ1枚で死に至る可能性もある。私のように、チョコレートの食べかけをテーブルの上に放置する人は結構いるはずだ。猫を飼い始めたから、猫の手が届かない引き出しなどに保存するようにしたい。また、ガムに含まれるキシリトールも猫にとっては有毒だそうだ。

与えないことも愛情の一つ

いかがだろうか。本書には、猫に人間の食べ物を与えてしまうと、猫が「またもらえる」と勘違いして欲しがるようになり、最終的に健康を害してしまうとある。筆者によれば、キャットフードや白身魚などに留めておくのが賢明で、猫が大好きだからこそむやみに与えないことが、猫と幸せに暮らす秘訣のようだ。

(文:元城健)

猫はふしぎ

著者:今泉忠明
出版社:イースト・プレス
猫しか知らない秘密、教えます。動物学者が明かす「猫に愛される人」になる方法。どうして猫は気まぐれなの? ノラ猫たちは夜中に集まって何をしているの? 猫はおよそ1万年も昔から人と暮らすようになりましたが、まだまだ多くの「ふしぎ」があります。また、あまりにも身近なために私たちは人と猫の気持ちは違うということも忘れがちです。本書では、気まぐれな性格や突飛な行動にかくされた猫の秘密を科学的に解き明かします。知れば知るほど猫の気持ちがわかり、そしてもっと親密になれるでしょう。「猫に愛される人」とは猫を知り尽くした人なのです。

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