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怒らないで子育てをする秘訣はあるのか…?!

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ウチの女房はそれこそ、「お前、怒るのが趣味だろ?」と言いたくなるくらい毎日のように2人の子どもと亭主である私に怒り狂い、たまに2匹の猫にも怒っている。日々、頭ごなしに私と子どもたちを怒鳴りつけ、イライライライライライラしながら生きているように見える。子どの将来に不安を感じるくらいの怒りようであるから、この『今日から怒らないママになれる本! 子育てがハッピーになれる魔法のコーチング』(川井道子・著/学陽書房・刊)を是非とも読んでもらいたいと思い、とりあえず中身の確認もせずにタイトルだけですすめた。で、半分予想はしていたが、すすめた瞬間に、キレた。

「お前が協力すりゃイライラしねーんだよ!」

まったくその通りで返す言葉もない。

黙って見守る難しさ

この本には「子供の話に耳を傾ける、黙って待ってみる、子どもの言うことを否定しない」と書いてある。頭では分かっているのだが、特に黙って待つということが、こんなにも難しいことだとは思わなかった。
まれに子どものサッカーのコーチをしたりするが、なにせ子供はすぐにすねる。やる気のないような態度を惜しみなく出す。大人に対する言葉遣いもなっちゃいない。それでもコーチングの本とか立派な高校野球の監督の本などにも「指導とは黙って待つこと」という意味合いのことがしばしば書かれている。

だから日々怒り狂っている女房にも「とにかく何でもいいから黙って見てれば?」と進言したことはあるのだが、火に油を注いでいるだけになってしまう。怒り狂う女房を、まずは私が黙って見ていることから始めなければとも思うのだが、耳を塞ぎたくなるような罵詈雑言も飛び出してくるものだから悩みどころだ。

母一人で抱え込んだら、そりゃ辛い。わかっちゃいるけれど…

で、そんなことが悩みの一つである私がこの本を読みながら妙な違和感を覚えていた。それは著者のご主人の影が一切見えないところである。離婚とか死別とか私の読み落としなら申し訳ないが、読みながら「旦那は何をしているんだ?」と自分のことを棚どころか月まで放り上げて思っていた。

子育てはたくさんの人に協力してもらおうというようなことも書いてあり、つまり周囲にきちんとした協力者がいればむやみやたらと子どもを怒鳴り散らさなくてもすむくらいには心にゆとりが持てるのだろう、と本を読みながらわかってくる。子育てがハッピーになれる魔法のような――考えようによってはかなり後ろ向きな――コーチングもお母さんに必要なくなるのだ。

責められているわけでもないのに読み進めながら少々耳が痛くなるのは、自分がどれだけ子育てに参加せず、しかも女房の愚痴も聞こうとせず、いかに何もしていないかということを突き付けられてくるからだ。お母さんが怒ってばかりいるのは、あなたのせいですよと。

コーチングを受けるのは、まずは亭主のほうかもしれない。と思いつつ、俺のように「何もしない」ということをまずは実践してみたら?と女房に言ってまたキレさせてしまうのである。

(足立紳)

今日から怒らないママになれる本! 子育てがハッピーになる魔法のコーチング

著者:川井道子
出版社:学陽書房
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