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自炊のキホンは、“山めし”に学べ!

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初めての一人暮らしをするときには、親の視線から解放される自由と、これからのウフフな日々への期待に、誰しもが胸を膨らませることだろう。だがしかし、自由は責任の裏返しだ。家賃などの支払いはもちろん、当然ながら家事はすべて自分でしなくてはならない。特に料理は、掃除や洗濯などと比べて難易度が高く、初の一人暮らしで自炊ともなれば挫折はつきものである。

 やる気だけは十分、でも…

筆者(年齢不詳)は3年前から人生初の一人暮らしを始めた。自称「料理オタク」であった筆者にとって、自由に料理が楽しめるその環境はまさに夢そのものであり、料理マンガ譲りの知識と、やる気だけは十分であった。実家では料理などろくにしたこともないくせに、確かな舌さえ持っていれば自然に腕がついてくると信じていたのだ。

そんな私がまず揃えたものは、調理器具と食器、そして無数のハーブたちだった。毎月料理教室に通い、カレーはスパイスから調合、デミグラスソースは小麦粉から炒め、味噌やドレッシング類ももちろん手作り、果てはハーブやレタスなどを10鉢育て……と、まさに絵に描いたような「料理オタク」。おまけに飲み会では、「料理にこだわる女」を自称して自分にプレッシャーを与え、さらにこだわりを強くしていく。だが、天をも焦がす勢いだったその情熱は結局のところ2年も持続せず黒歴史と化し、その遺産ともなった鉢植えのハーブたちは実家へ強制送還された。

というのも、一人暮らしの料理はとにかく面倒なのだ。常に自分で作るとなるとそれだけ時間もとられるし、ほかの家事も自らこなさなくてはならない。そこに気づいていなかった当時の私はバカとしか言いようがないが、きっと背伸びをしすぎていたのだろう。

“山めし”に学ぶ、一人暮らしの食卓

4月と言えば新しい生活を始める人が多い時期だが、そんな皆さんに伝えたい。一人暮らしの食生活は“ミニマリズム”で始めよう。まずは背伸びせずに、必要最小限のものだけをそろえるのだ。調理器具はもちろん、食材も最小限。スーパーが近くに無ければ、コンビニで揃うレベルのもので十分である。

ところで、そんな一人暮らしと同じような環境の食卓がもうひとつ存在する。それが“山めし”。その名の通り、“山めし”とは登山中に食べるご飯のことだ。あまりの重装備ではこちらの体力が奪われてしまう登山では、必要な荷物しか持ち込まないのが普通。料理器具や食材も、バッチリ簡略化されている。

 

そう、一人暮らしルーキーは、“山めし”に学ぶべきなのである。

 

そこで紹介したいのが、先だってリリースされた電子書籍『山めし礼讃』(げんさん・著/学研プラス・刊)だ。本書では、山の頂上で最高にうまいメシを食べるためのレシピが多数紹介されている。使われている食材はコンビニで揃ってしまうようなシンプルなものばかりで、調理器具も山で使える簡素なもの。しかも料理にかかる時間は最長10分と、非常に短い。一人暮らしにオススメできる、あらゆる要素が揃っていると言えよう。

 

掲載されている料理は「和風コンビーフ茶漬け」、「カルボナーラそうめん」、「松茸風牛鍋」などなど、料理の名前だけ聞くと豪勢にも感じられるが、これがすべて“10分クッキング”。この春一人暮らしをスタートさせた方には、筆者の二の舞にならないためにもぜひおすすめしたい1冊である。

(フムフム編集部)

山めし礼讃

著者:げんさん
出版社:学研プラス
「山めし」とは山頂で“作って”食べるめし、最も時間と食材が制限される場である。ここで導き出された答えは、最大10分で「うまい」は作れる!本書はコンビニ食材などを利用し、つまみや一人暮らしの救世主となり得る究極の時短レシピ13選を収録。流水麺を利用したカルボナーラそうめん、松茸のお吸い物でカンタン牛鍋…ぜひ、酒のあてや山での実践レシピとして、日々のお供にご活用頂きたい。

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