ハウツーが満載のコラム
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あぁ、なんて美味しいバターご飯

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何が好きってバターが好きだ。
なぜかいっとき、バターは体に悪いと言われたことがあった。
脂肪が多いので、コレステロールが高く、成人病の原因となるという印象が持たれたのだろう。
けれども、それは間違いだ。
1枚のパンにつけるバターはわずかだし、そもそもコレステロール自体が生命の持続に必要不可欠だという。

給食影武者

私は偏食がなく、嫌いなものがない。
小学生の頃は、席替えの度にたいそうもてた。私の隣の席に座りたがる男の子が多かったのだ。私ってけっこう好かれているのかと喜んでいたら、そうではなかった。
給食を残すと叱られるので、嫌いなおかずが出ると、私に二人分、食べて欲しかっただけなのだ。
私は偏食しないうえ、大食いだから、代役を頼むのに便利だったのだろう。
これでは給食影武者だ。

内緒の好物

「嫌いなものがないということは、ある意味、好きなものがないということだよね」と、言われたこともある。
けれども、好物はあるのだ。ちゃんと。それも、誰にも内緒の好物が・・・。
それはバターまぶしご飯だ。
こんな美味しいもの他にはないと思う。
家族がいないときに、こっそり、がっつり、はふはふ言いながら、いただく。
そして、うっとりする。
なんて美味しいんだろう。

レシピといえないレシピ

レシピは簡単である。
レシピとは言えないほどだが書いてみたい。
①まず、ご飯を炊く。その間に、お茶碗を温めておく。
②炊きあがったらすぐにしゃもじでご飯をかきまわし、茶碗によそう。
③湯気がたち、煮えたように熱いご飯の真中に10円玉くらいのくぼみを作る。
④バターを10円玉を四角にしたくらいの大きさにナイフで切り、くぼみに入れる。
⑤バターが溶け出したら、お醤油をかけ、バターを崩しながら、かきまわす。
⑥トッピングは何もいらないが、どうしてもというなら、かつお節をかける。子供の頃は、かつお節削りで削ったかつお節をかけた。

一人でいると、食べたくなる料理

この料理とはいえない料理を私はいつも一人で食べる。
他の人が理解できるはずがない。
それに、とにかく急ぐのだ。
炊きたてを間髪入れずに食べなくては意味がない。
だから、「こんな美味しいものを一人で独占しちゃってごめんね」と、家族に、そして、世間にあやまりつつ食べてきた。
誰も知らない私の好物。
誰にも理解してもらえない献立。
そう思っていたのだが・・・。

 ここにもいました、バターご飯が好きなヒト

「バターご飯は私だけのオリジナル」と思ってきたのだが、『バターマニア』(カルピスバター株式会社・監修/大和書房・刊)を読み、「えっ、ここにもいたのね。バターご飯好き」と、嬉しくなった。
ちゃんと「上野さんの元気めし!」と、ネーミングまでされている。
レシピは以下の通り。

丼めしの鉄板ともいえる、バター、しょう油、ご飯の組合せ。特選バターのまろやかなコクが炊きたてのご飯の甘みをさらに引き立てます。全体をかき混ぜてから、一気にかき込んでください。食べると元気が出ますよ!《乳製品事業部・男性》
(『バターマニア』より抜粋)

筋金入りのバターマニア

乳製品事業部の上野さんとお会いしたことはもちろんないが、作り方も私とほとんど同じだ。
変わりようがないと言われるかもしれないが、炊きたてのご飯に固執するあたり上野さんには親近感以上のものを感じる。他人とは思えない。
しかし、おそらく、上野さんが使っているのはカルピスの特撰バターだろう。
『バターマニア』は、カルピスの社員達が「カルピス特撰バター」を使った料理を集めたものだからだ。
特別においしく、他のものよりちょっと白い、高級品だ。
私ももちろん大好きだが、なぜかご飯に使ったことはなかった。筋金入りのバターご飯好きと勝手に思っていたけれど、やはりプロのバターマニアにはかなうはずがない。

生キャラメルもいいじゃない?

幻のバターとまで呼ばれるカルピス特撰バター。
その製造・販売に携わる人たちのレシピは私を魅了する。決して手前味噌というか、手前バターにはなっていない。みんな本当にカルピス特撰バターが好きなのだ。
黄金色に焼いたパンにバターをのせるのが何よりもおいしいと紹介されるのも、自信の表れだろう。
私としては、やはり「元気めし」がナンバー1レシピだが、「八城さんのバター生キャラメル」も気になる。
作り方は以外と簡単だ。

1鍋に牛乳(100cc)と練乳(80g)を入れて温め、60度くらいになったらバター(有塩のものを130g)を加えて溶かす。
2極弱火で20分ほど煮込む。分離してきたら火を止める。
3きれいに洗い、水分をよくふきとった瓶に2を入れ、常温になるまで冷ます。温度が下がったら、冷蔵庫で3~4時間冷やす
(『バターマニア』より抜粋)

ガッツで食べたい秘密のご飯

どのレシピにも「自分が作り、販売しているカルピスバターを見てください!!」というガッツがあふれている。
カルピスは大きな会社だけれど、大変な視聴率で話題となった「下町ロケット」の社員のように、自信と情熱があふれていて、胸を打たれた。
次の秘密のご飯は「カルピスバターで作ったバターご飯」にしてみよう。
これで私もマニアの仲間入りができるだろうか。

(文・三浦暁子)

 

バターマニア

著者:カルピス社
出版社:大和書房
カルピス社員が考えた「カルピス(株)特撰バター」を使ったレシピを107点紹介! そのまま食べてもおいしい。少し溶けるともっとおいしい。とろけすぎてもさらにおいしい。特撰バターでちょっとした料理がごちそう

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