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教科書に足りないもの。それはエンターテイメントだ!

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お子さんが小学校に入って、勉強をするようになると、どうしても得意な科目と不得意な科目がでてくると思います。親としては、すべての教科がまんべんなく好きで、その上成績がよければ安心ですが、そううまくはいきませんよね。

僕の場合は、国語は大好きだったのですが、算数がダメでした。別に成績が悪かったわけではないのですが、「めんどくさいなー」と思っていました。

方向音痴は絵が下手らしい

何が面倒だったのかなと思い返してみると、平面に書かれたものから立体を想像するのがややこしかったのだと思います。

立方体とか円錐とか、直方体とか三角錐とか。文字と図で書かれた教科書を眺めつつ、これらを頭のなかで立体にしていかなくてはならないというのが、ダメだったのでしょう。

ちょっと話が逸れますが、僕は方向音痴です。そして、絵が下手です。以前、知り合いに「絵の下手な人は方向音痴のことが多い。なぜなら、頭のなかで2次元を3次元に変換するのが苦手だからだ」と言われました。

本当にそうなのかはわかりませんが、僕は多分その傾向があると思います。絵が下手なのも、目の前の3次元のものを2次元に落としこむのが苦手だからではないでしょうか。

見てさわって算数を体感できる図鑑

話を元に戻して。

もし、お子さんが算数が苦手だという場合は、どういう風にしたらいいのでしょうか。その答えのひとつとして『さわって学べる算数図鑑』(朝倉仁・監修/学研教育出版・刊)があります。

この図鑑、タイトル通り「さわって学べ」ます。しかけ絵本のようになっているのが特徴。「形いろいろ」というページでは、正方形、円、三角形、ひし形、台形などがカラフルに描かれており、それぞれの図形をめくるとその形の説明が書かれています。0322

「立体組み立て」のページでは、直方体や三角錐、円柱、四角錐などを実際に組み立てられるようになっています。これなら、実際に目の前に立体が現れるのでわかりやすいですね。
それだけではありません。計算もグラフィカル。ページにさまざま仕掛けがあり、めくったり、スライドすることで視覚的に掛け算や割り算を理解することができるようになっています。

わかりづらい分数なども、絵で見ると納得。わかりやすいですよ。

教科書にもっとエンターテイメントを!

以前から思っていたのですが、なぜ教科書は文字が多いのでしょうか。人間の脳は、文字よりも絵のほうが記憶に残りやすいと聞いたことがあります。そのため、教科書にも挿絵が載っていたりするそうですが、圧倒的に文字のほうが多いですよね。

最近、歴史を学ぶマンガがブームになっていますが、教科書を読むよりも圧倒的に記憶に残ります。教科書がマンガだったら、僕だったら喜んで読みますし、子どもたちだってうれしいはず。

今の教科書に足りないのは、エンターテイメント性だと思います。生徒を「お客さん」と見なし、そのお客さんを喜ばせる。その精神があれば、教科書はもっともっとおもしろくなるはずです。

教科書にはいろいろな制約があるので仕方がない部分もありますが、せめて副読本として、『さわって学べる算数図鑑』のような書籍を扱っていただければ、もっと勉強への興味が湧いて、結果的に日本の教育水準も上がっていくのではないでしょうか。

教科書に、もっとエンターテイメントを! それが日本の未来を変えるかもしれません。

(文:三浦一紀)

さわって学べる算数図鑑

著者:朝倉仁(監修)
出版社:学研教育出版
小学校低学年から算数を楽しく学べる新感覚の図鑑。目で見て、指で触って算数を体感できます。仕掛け絵本のようになっているので、算数が苦手な子どもでも、楽しく算数を学べます。

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