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Twitter(ツイッター)が便利で楽しい理由を考えてみた

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このごろ、Twitter(ツイッター)を使うのが楽しくなってきた。6年のあいだ「使う→飽きる→やめる→また使いはじめる」を繰り返しながら、ようやく面白さと有用性を確信することができたからだ。

いまなら断言できる。「Twitterって便利で楽しいよ」と。

おさらい

Twitter(ツイッター)とは何か? 「140文字以内の短文」をインターネットに投稿できるウェブサービスだ。2015年現在、全世界で2億人が利用している。

アメーバブログのような、有名人がファンサービスや近況報告のために使っている「ブログ」には厳密な文字数の制限がない。一方で、あえて140文字という制約を設けているTwitterは「ミニブログ」に分類される。

Twitter=ミニブログ?

いままで「Twitter=ミニブログ」という紹介を目にするたびに、ちょっとした違和感をおぼえていた。利用すればわかるのだが「TwitterとはTwitterである」としか言いようがないほどユニークな機能が組み合わさったものであり、従来のブログとは一線を画すものだ。

最近のTwitterは「ミニブログ」と形容するのにふさわしいウェブサービスになりつつある。当コラム冒頭にて「使うのが楽しくなってきた」と書いたのは、さいきんのTwitterがブログの短所を克服したうえで、ブログの長所(利点)を取り込みはじめているからだ。つまり「いいとこどり」の道具になりつつある。良い道具をつかうのは楽しい。

いちばん便利なところ

2007年や2008年ごろから、はやっているからという理由でTwitterを使ってはいたけれど、イマイチよくわからなかった。最近になって、ようやく理解できた。

Twitterは速い。情報化社会において「速さ」は正義だ。
なにか事件が起きたとき、新聞社やテレビ局のニュースサイトの速報記事では物足りない。事件発生直後にGoogleやYahoo!で検索しても満足な結果は得られない。野次馬根性が満たされないのだ

こういう場合、事件現場や容疑者をキーワードにして「Twitter検索」するのが手っ取り早い。Twitterユーザーの中には事情通だったり賢い人がたくさんいるので、気づかなかった視点を得られることが多い。

ブログ(CMS)が隆盛した理由はさまざまだが、そのひとつに「投稿→公開」の手間を軽減したことが挙げられる。
「ミニブログ」であるTwitterは、140文字以内という制約があるゆえに「発言(投稿)したい」と思いたってから「公開」が完了するまでの速度において、ブログをはるかに凌駕している。Twitter特有の機能である「リツイート」は、さらに速い。

特徴は「速さ」だけではない。Twitterは未来を予知することもできるらしい。
「揺れた」「あ、地震?」というニュアンスを含んでいる大量の投稿を分析することによって、地震予知が可能になるかもしれないという。ほかにも、選挙期間中のTwitter投稿を分析することで、かなり正確な当落予想を導き出すことができるという話もある。

アカシックレコードを発明!?

「速さ」と「便利さ」を兼ね備えたTwitterは、過去・現在・未来を記録し続けている。

創業7年目である2013年の秋。そんな「アカシックレコードの原型」を作ってしまったかもしれない企業に、2兆円の値がつけられた。70年代生まれの若き創業者たちは莫大(ばくだい)な富を得た。

Twitterには、3人の共同創業者がいる。お金を出した人、システムを作った人、デザイン担当の人。

ツイッターで学んだいちばん大切なこと』は、共同創業者のひとりで、Twitterの「良心」とも言われているビズ・ストーンの自伝だ。ビズは「デザイン担当の人」であり、Twitterのエラー画面において「クジラ(Fail whale)」表示を提案した人物だ。Twitterに「人間味」を与えたことが、彼の最大の功績だと言われている。

自伝の内容は、ビズが博士号を持っていないのにGoogleの採用を勝ち取った話、そこで知り合ったエヴァン・ウィリアムズ(のちの共同創業者)と作った会社が失敗した話、いちど失敗したからこそTwitterが生まれたという話、Facebookのマーク・ザッカーバーグに5億ドルで買収を持ちかけられたときの「あけすけな」回想(かなり笑える)など、まさに当事者でなければ語れないエピソードが満載されている1冊だ。

(文:忌川タツヤ)

ツイッターで学んだいちばん大切なこと 共同創業者の「つぶやき」

著者:ビズ・ストーン(著) 石垣賀子(著)
出版社:早川書房
140字のつぶやきが世界のみんなをつないだ! 自分の思いを短文で発信する――たったそれだけのシンプルなサービスが、2億7000万人に愛され、社会を動かすようになったのはなぜ? 共同創業者のビズ・ストーンが、ツイッターの誕生秘話や裏話をユーモアたっぷりにつづる。「チャンスは自分で作り出せ」「最悪のシナリオを受け入れる覚悟をしないかぎり、最高のシナリオは手に入らない」など、成功するためのヒントが満載。

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