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バナナでトウモロコシを作ってみたら面白くてハマった

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最近「バナナ」を使った芸術作品が話題を呼んでいるのはご存じだろうか?
それらは「バナナアート」「バナナ彫刻」などと呼ばれ、バナナの一部が人物や物など本物そっくりに彫られているのだ。「これは器用な人でないと出来ない職人ワザだよなぁ…」と思っていたら、“つまようじがあればアナタも彫れる!”というコピーが目を引く『バナナあ~と バナナの正しい彫り方』(赤井稲妻・著/大ハシ正ヤ・著/扶桑社・刊)という本を見つけた。過去に自分の指を彫刻刀で彫ったことがある、不器用な私でも作れる物なのか、つまようじ片手に挑戦してみた。

バナナを彫る前の注意点

バナナを彫る前の注意点が4つ書かれていた。すぐに彫りたい気持ちをおさえ、まずは熟読。

1.バナナにも「向き」がある!
バナナは言うまでもなく、曲がっています。何を彫るか、そのモチーフによってバナナの向きを変えてください。また、バナナにも個体差がありますので、彫るものにあったバナナを選んでください。

2.バナナの皮は全部むかない!
バナナは言うまでもなく、やわらかいです。彫刻中は後ろの皮はむかずに残しておきましょう。彫り終わるまでの当て板(補強)のようなものだとお考えください。

3.バナナ、ときどきレモン!
バナナは言うまでもなく、しばらくすると変色します。彫り終わるまでに時間がかかる場合はバナナが茶色や黒色に変わらないようにレモン果汁をかけて変色を抑えましょう。レモン果汁は霧吹きに入れておくと便利ですよ

4.バナナの筋をやっつけろ!
バナナは言うまでもなく、身に筋があります。彫る際に邪魔になりますので、皮をむいたらまず筋を取り除いておくとストレスがなくなります
(『バナナあ~と バナナの正しい彫り方』から引用)

いざ、バナナと対峙!

本著にはタモリ、アントニオ猪木といった有名人や東京スカイツリーなどの観光名所など、様々な物の彫り方が紹介されている。個人的に大好きなマツコ・デラックスを彫ってみたかったが、不器用な初心者にはさすがにハードルが高そうなので、今回は食べ物編の中の「トウモロコシ」にチャレンジしてみた。

まずは、カッターや果物ナイフなどで切り込みを入れ、一部分だけ皮をむく。
次につまようじの腹で表面をならしてツヤをだす。
その後は縦と横に線を入れ、トウモロコシの粒を彫る。
粒を彫る際は粒の角をとること、大きさをまばらにすることがリアリティを出すポイントだと書かれていたので、その点を意識してつまようじを握った。
彫る力が弱いとトウモロコシに見えない…。反対に、力を入れすぎると粒がバナナのカケラとして取れてしまう。絶妙な力加減を求められながらも、バナナと向き合っている時間は思いのほか楽しかった。しかし、ゆっくりこの時間を楽しんでいるわけにもいかない。レモン果汁をかけてもバナナは確実に色を変えていく。

丁寧に彫ってリアリティを追求したい気持ちと、変色を避けるためにスピーディーにやらねば…という思いの狭間で作り上げた、そんな初めてのバナナアート作品をご覧いただこう!

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トウモロコシに見えるだろうか?
個人的に粒に丸みを出す作業が意外に楽しかった。これから『バナナあ~と バナナの正しい彫り方』に掲載されている色々な作品を彫って、最終的にマツコを彫ることに挑戦できたらと思う。

そして、最後に忘れてはいけないのが、いくら彫ったとしてもバナナはバナナ。彫った作品はもちろん、彫る際に出た削りカスも美味しく食べるのがバナナアートの流儀だと、本著の著者でバナナ職人の赤井氏は強く訴えている。

それでは、皮をしっかりむきまして…。いただきます!

(文:凧家キクエ)

バナナあ~と バナナの正しい彫り方

著者:赤井稲妻、大ハシ正ヤ
出版社:扶桑社
『ナニコレ珍百景』に出演して話題の“バナナ職人”赤井稲妻による、つまようじ1本でバナナをアートする特殊ハウツー本。漫画家・大ハシ正ヤのギャグ漫画も一緒に楽しめる。

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