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成功への第一歩は、成功者をまねること

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かなり昔から、ありとあらゆるジャンルの海外ドラマを見続けている。『ビバリーヒルズ青春白書』から『フレンズ』、そしてもちろん『ER』。海外ドラマにも警察ものは少なくない。中でも特に好きで見ていたのが、『プロファイラー/犯罪心理分析官』だ。 銃撃戦やカーチェイスを繰り広げるわけではなく、心理学的手法によって犯人像を具体化していく過程を専門に手がけるプロたちをていねいに描いたドラマだ。

プロファイリングとは

このドラマのテーマとなっているプロファイリングという技術についてもう少し記しておきたい。犯罪捜査の過程で、特定の事件の性質・特徴を行動科学の側面から分析し、犯人の特徴を推理していくことを意味する。 『デジタル大辞泉』では、次のように定義されている。

異常犯罪の犯人像の分析方法。現場に残された状況をもとに、統計的な経験と犯罪データ・心理学の両面から犯人像を推理し、人種・年齢・生活態度などを特定していくもの。米国の連邦捜査局が取り入れている。
『デジタル大辞泉』より引用

『羊たちの沈黙』

プロファイリングという技術を広く知らしめる役割を果たしたのは、1991年公開のハリウッド映画『羊たちの沈黙』だと思う。アンソニー・ホプキンスが演じたハンニバル・レクター博士のイメージは強烈だったが、負けず劣らず不気味だったのがこの映画で犯人バッファロー・ビルを演じたテッド・レヴィンだ。 この人、話し方や立ち振る舞いがまさに〝ザ・サイコパス〟だった。異常犯罪に走る人間は、まちがいなくこういうタイプであると納得してしまう圧倒的な演技力。FBIによって開発されたプロファイリングという手法を立体的に見せ、理解させるためのアイコンとしては十分すぎる仕事ぶりを見せつけた。

ラベリング理論とモデリング心理学

異常犯罪に関して、もうひとつ触れておきたい〝ラベリング理論〟という要素がある。個人の特性や特徴はその人の行いではなく、周囲の人々がその人に貼るレッテル(ラベル)によって決定されるという考え方だ。興味深いのは、レッテルを貼られたほうはそれに沿った人格や特性が目立つようになり、レッテル通りの行動を繰り返すようになる。
このラベリング理論と表裏一体の働きをするのが、モデリングと呼ばれる考え方だ。身近な人であれスーパースターであれ、モデルとなる人間を見つけ出し、その人の動作や行動をまねることを意味する。そこで考えた。ラベリングとモデリングをうまく組み合わせれば、なりたい自分の姿をある程度実現できるんじゃないだろうか?
こういうことだ。ルーティーンとしてモデリングを続けていれば、自分自身に対する強い意識付けになる。それが周囲の人々にも自分の印象として伝わり、結果としてラベリングにつながる。

エリア51の地球製UFO製造プロジェクト

話は変わるが、ネバダ州の砂漠にある〝エリア51〟というアメリカの軍事施設をご存じだろうか? ついこの間まで存在さえしていないと言われていた極秘研究施設で、CIAが初めて公的に存在を認めたのは2013年だった。 UFO研究家の間では、エリア51に空飛ぶ円盤が保管されており、それを基に地球製UFOを作ろうというプロジェクトがあって、しかもすでに成功しているという仮説が囁かれている。 この仮説の中核となるのがリバースエンジニアリング技術だ。完成品である機械や装置の動作をつぶさに観察し、内部構造や部品の詳細な分析を通じて製造方法や駆動方式を明らかにし、設計図から起こし直すという過程だ。〝ありもの〟を分解して組み立て直し、自分のものにしていく段取りだ。これも方法論としては有効かもしれない。

リバース・プロファイリング?

そんな言葉がないのはわかっているが、筆者がしてみたいのは、実在する成功者をモデルにしたリバース・プロファイリングだ。こういう仕上がりになりたい、という具体的なモデルがいる人は、その人をまねすればいい。 しかし、具体的なイメージが湧かない人もいるはず。そこで紹介したいのが『電車のハシに座る人は成功できない』(内藤誼人・著/大和書房・刊)だ。まえがきを見てみよう。

お金をたくさん稼ぐ人には、いったいどのような特徴が見られるのだろう。どんどん出世していく人には、どのような特徴があるのだろう。そんな彼らに共通して見られるパーソナリティや行動パターンを明らかにするのが本書の目的である。
『電車のハシに座る人は成功できない』より引用

具体的には、以下のような例が挙げられる。

・電車のハシに座るようなヤツや出世しないし、お金持ちにもなれない。
・スケベ心がない人は、成功しない。
・まったく笑わない人は、成功しない。
・夏に半袖シャツを着ている人は、成功できない。

  「極論だろ」と決めつける人がいるのはわかっている。しかし、紹介されているのはすべて〝何十人もの心理学者が、何万人もの人を調べた結果としてはっきり断言できる〟要素ばかりなのだ。 成功者への道は、夏も長袖のシャツで通し、電車で座る時はセンターをキープし続けることから始まるかもしれない。

(文:宇佐和通)

電車のハシに座る人は、成功できない

著者:内藤誼人
出版社:大和書房
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