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大そうじはさぼっても、心のそうじはさぼらない

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昨年の年末はなぜかやたらと忙しくて、かろうじて年賀状は出したものの、あとはひたすら雑用と仕事に追われて過ごした。
大そうじもしなくちゃ、しなくちゃと思いつつ、何もしないまま、神戸の自宅を出て、夫の実家がある東京に来てしまった。
義父の具合があまりよくなかったので、早く上京しなくてはと焦っていたのだ。
大きな声では言えないが、生ごみも捨てることができず、ポリバケツに密封して、ベランダに放置してきた。
東京の家に無事、着いたものの、「ああ、ベランダのゴミ、どうなってるだろう」と、思うと、心がどよんと沈んだが、考えても仕方がない。

一年の計は元旦にあり

「一年の計は元旦にあり」ということわざがあるが、これでは先が思いやられる。
今年、私は年女だし、昨年とはちょっと違うぞという年にしようと決心したばかりだというのに、年のはじめに、心を占めているのが、ベランダに残してきた生ごみ問題だなんて・・・。
ああ、情けない。情けない。
せめて心だけでも浄めなくては。
しかし、いったい何をすればいいのだろう。
これが部屋のそうじだったら、掃除機をかけ、雑巾を片手に奮闘すればいいが、心はそうはいかない。

心はそうじできるのか?

心のそうじは難しい。
しかし、やってできないはずがない。
いや、しなくてはならない。
心にたまったゴミをそのままにしていると、気持ちのよどみは溜まり続け、やがてメタンガスのような臭気を発し、いつか爆発してしまう。
幸福になるためには、心を新陳代謝させる必要があるはずだ。
では、いったい何をしたらよいのだろう。
私は迷う。

魔法の言葉が次々と

そんなとき、まるで魔法のように現れたのが、『心のそうじ』(植西聰・著/学研プラス・刊)という本である。
心配事と不安が消える88の言葉が、まるで千本ノックのように、次々と投げかけられる。
私は年末の忙しさも忘れ、読みふけり、「えっ!」「きゃ!」「あ~~」と、叫びながら、それらの言葉に反応した。心の中で、夢中で打ち返しているうち、心の中に溜まったおりが消えていくのを感じた。

心をそうじする88の法則

次々と示される88の言葉は、フムフムなるほどと、うなづきたくなるものばかりだ。
いくつか、挙げてみると・・・。

「心に新陳代謝を取り入れる」
「心のそうじは一度にやるより継続が大切」
「マイナスの感情は一刻も早く捨ててしまった方がいい」など。

 

悩みを消し去るひとつの方法

具体的な方策も示されていて、悩みごとがあったら、紙に書いて捨てるといいとある。
感情のはけ口が見つからないときは、マイナスの感情を具体的に書き出し、書き終わったら破いて捨てるといいのだそうだ。
できれば、紙を燃やしてしまう方がいいというのだから、徹底している。
どうしても許せない人がいる場合でも、時が解決してくれる。
人は様々なことに悩み続けるが、何事もなるようになるということだろう。

新陳代謝をモットーに

年末の悩み多き時期を88のアドバイスで乗り切ったおかげで、私はどうにか爽快な気分で新年を迎えることができた。
ベランダの生ごみも、仕方がないと思うようになった。
今年は、何か心が鬱するようなことが起きたら、88の言葉を思い出し、「ま、いいか」と思いながら、心を新陳代謝させながら、生きていこうと思う。
新年早々、心が暗い人、昨年とは違う自分になりたい人に、88の言葉が響いてくるに違いない。

(三浦暁子)

心のそうじ

著者:植西聰
出版社:学研プラス
人生はシンプルになるほど生きやすい!人気カウンセラー・植西聰による、心配事や不安が消えて穏やかに生きるためのエッセイ集。捨てる、磨く、整える…。あなたの人間関係をフレッシュにする「心のそうじ」の心構えとコツが満載です!

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