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どんな薬よりも長生きできる、最強の健康法とは?

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2015年。初詣で、あなたは何を神に祈っただろうか?

今年こそ昇給できますように!
大好きなあの人と付き合えますように!
とにかく、何かいいことありますように!

中でも、家族みんなが健康でいられますように!と家内安全を願った人は最も多いのではないだろうか。皆、健康体を手に入れたい。元気で長生きしたい。大切な人には長生きしてほしい。

しかしながら、情報社会である現代。食に関して検索すると、この食べ物は体に悪い!といった「食べてはいけない物」が山のようにヒットする。
砂糖、牛乳、マーガリン。そして、食品添加物の問題、放射能の危険性。

様々な情報が飛び交う中で、何が正しくて何が間違っているのかを見極めることは本当に難しい。また、これまで常識だったことが、実はそうではなかった…という説も多々出てきている。
最近では、医師自身が医療現場への疑問を投げかけているケースも少なくなく、まさに、何を信じていいのかわからない!!というのが現状だ。

そんな中、非常に興味深い書を見つけた。新潟大学名誉教授であり医学博士の岡田正彦氏による『信じてはいけない医者 飲んではいけない薬 やってはいけない健康法 医療と健康の常識はウソだらけ』がそれである。

調査データ、エビデンスにだまされるな!

この世はデータ主義。それってホント?と疑わしきことでも、「100名に調査しました」と注釈があるだけで、一気に信憑度が増す。
例えば、サプリメントやダイエット用品などにおいて言えば、「○%の人が効果を実感できたと答えました」などと言われると、それはスゴイ!私もぜひ飲んでみたい、使ってみたい!と飛びつきたくなる。確固たるエビデンス(科学的根拠)があると認識してしまうからである。しかしながら、この調査データ、そしてエビデンスという言葉の罠。その実は怪しいものも少なくない。

以下は、サプリメントを例にした岡田氏によるエビデンスのチェックポイントである。

・「飲んだ人」と「飲まなかった人」を比べていますか?
多くの広告には、「飲まなかったらどうなるか」は書いていない。例えば、風邪薬を飲むと風邪は治るが、たいていの場合はある程度休息をとっていれば飲まなくても治る。「飲んだからよくなった」けれど「飲まなくてもよくなった」のかもしれない。

・比べる相手を公平に選んでいますか?
例えば「若い人」と「高齢者」のグループを対象にして調査した結果はまったく公平ではない。効きそうな人と効かなさそうな人を意図的に選んだとしても、調査結果には変わりなく、エビデンスがある結果だと言えてしまうのである。

・大勢の人で調べてますか?
公平に比較対象を選んでいたとしても、その数が少なければ信憑性に欠ける。本当に信頼できる結果を出すには、少なくとも、1000人以上で調査する必要がある。ぜひ調査数をチェックしてみてほしい。

・長期間調べたものですか?
サプリメントや薬の場合、飲み始めは効果を強く感じても、長期間服用すると薄れてくることが多い。よって、ある程度の年月をかけて調べたデータでなければ、本当に効果があるのか、本当に安全かはわからない。

・寿命が延びていますか?
ここまで挙げたチェックポイントをクリアしている調査結果だとしても、そのサプリメントを飲んで、果たして寿命は延びているだろうか?「痛みがなくなった」という目先の変化は感じられても、例えばそのサプリメントに重大な副作用があった場合、平均寿命は縮む。本当に体に良いものであれば、寿命は延びるはずである。

これらのチェックポイントは、ごく初歩的なものだと岡田氏。「怪しげなエビデンスの裏には、金儲けを企んでいる人がいる」ということを意識してください、と氏は警鐘を鳴らしている。

医者と薬は適度に頼ること。依存しすぎに注意!

サプリメントなどに頼らず、体調が悪ければ、医者に行けばいいじゃないか!薬を飲めばいいじゃないか!という意見も出てくるであろう。しかし岡田氏によると、「現代の医療では、必要のない薬まで処方されている」現状がある。例えば、高血圧症、糖尿病などの生活習慣病は、不適切な生活習慣が原因のため、最も大切な治療法は「生活習慣の改善」。にも関わらず、実際に医師の診断を受けると、食事や運動などの指導はほとんどなく、いきなり薬が処方されるケースが多いようである。その裏には、病院の黒字経営のため、さらには製薬会社との黒い影が見え隠れするとか…
真の健康を手に入れたければ、医者や薬の頼りすぎには要注意である。

やはり、健康への一番の近道は「運動」と「正しい食事法」!?

では、一体どうしたら「健康な体」を手に入れられるのだろう?
本書には、あらゆる情報を多面的な角度から論じた上で、「いかなる薬よりも寿命が延びる”本当の健康常識”」が紹介されている。その魔法の健康常識とは…「適度な運動」、そして「正しい食事法」だそう。
なーんだ!結局それか…と落胆しないでほしい。
運動こそ、いかなる薬にも優る、と岡田氏。生活習慣病、がん、そして認知症の予防にも、「運動」と「食事」は有効なのだそう!

そして、岡田氏が最もオススメする健康法は、なんと「毎日体重をはかること」だという。実は、筆者もこの方法で、ダイエットに成功した経験を持つ。
小難しいことは抜きにして、まずは今日から毎日体重計に乗ってみよう。そして、ほんの少しだけ、運動と食事法を意識してみよう。今年が終わる頃には、今よりももっと健康で元気な体が手に入れられているはず…!

(文・水谷 花楓)

信じてはいけない医者 飲んではいけない薬 やってはいけない健康法 医療と健康の常識はウソだらけ

著者:岡田正彦
出版社:カンゼン
現在、世の中にはたくさんの情報が溢れていて、何が正しくて、何が間違っているのかを見極めることが、大変難しくなっています。統計データを利用した巧妙なごまかしのテクニックが横行していて、 だまされないようにするのは至難の技です。 私たちにできることは、情報を鵜呑みにせず、疑ってかかることです。その情報の裏で、金儲けをしているのは誰か、を常に考えることです。 前に述べた「構造の問題」は、そう簡単には変わらないでしょう。 しかし、「薬は飲みたくない」「原発は必要ない」と、声を上げていくことが大事なのではないでしょうか。 本書では、巷にあふれている健康情報の見極め方や、医者や薬との上手なつき合い方、 生活習慣病やがんを予防するために有効な方法を、わかりやすく紹介しています。 全ての情報は、大規調査から得られた、最新のエビデンスに基づいたものです。 本書が、あなたとあなたのご家族の健康を守るために役立てば幸いです。 そして、あなたの意識改革が世の中を変える一歩になれば、さらに幸いです。 ●第1章 簡単にはダマされない「健康情報」の正しい読み解き方 ●第2章 間違いだらけの健康常識 ●第3章 医者や病院との賢い付き合い方 ●第4章 本当に信頼できる生活習慣はコレだ! 鉄則の16か条 ●第5章 いかなる薬よりもすごい運動の効果

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