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炊きたてのご飯は食べない:新メソッドダイエットに効果はあるか

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最近、冷や飯ばかり食わされている。比喩ではない。文字通りの意味で。いや、「食わされている」というのは正確な言い方じゃない。奥さんが始めたダイエットに乗っかって、自分でも納得して続けている新しい食習慣だ。

とりあえず続いている筆者の新定番

ダイエットやエクササイズという言葉に萌える筆者は、どんなものでもとりあえず試してみることにしている。ここ1カ月ほど続けているのが〝冷やご飯ダイエット〟だ。
ご飯が炊き上がったら炊飯器の蓋を開け、〝切る〟感覚を意識しながら菜箸を上下左右に動かす。しゃもじは使わない。しばらく蓋を開けたままにしておいて、余分な水蒸気を飛ばした後、ふわっとよそってタッパーに詰め、冷蔵庫で冷やす。
実感として、大好きな米を食べ過ぎることは確実になくなった。食べる量も半分くらいになったんじゃないだろうか。冷やご飯っていうのは、けっこう食べでがあるのだ。
若い頃はおいなりさんや天丼をおかずに、別のどんぶりに盛ったご飯を食べるのもわりと普通だった筆者にとって、冷やご飯こそがローカーブ・ダイエットに近いものを実現できる最も効果的な方法だと思っている。
ちなみにこの方法論は、シリコンバレー・ヘルス・インスティテュート会長デイヴ・アスプリー氏が開発した〝ブリットプルーフ〟という新しいダイエット法の一部だ。

太古の記憶に訴えるダイエット

かつてとある媒体の仕事で、数種類のダイエットについて検証を行ったことがある。ごく普通の中年男性が取り組むダイエット実験といった体の企画だ。その時印象に残ったのが、ジョン・ガブリエルという男性が考案したその名も〝ガブリエル・メソッド〟だった。
このダイエット法はなかなか面白くて、基本的には自分の体に「痩せたい」と思わせることを目的とする。
体重が落ちてくると、脳は飢餓状態にあるという誤った判断を下し、本人の希望とは正反対に、体を太らせるよう仕向けてしまう。生物としての人間のDNAに刻まれた太古の記憶だ。このメカニズムを逆手に取って、痩せても大丈夫であることを脳に認識させていく。
実生活に当てはめて実践するのはちょっと大変そうなのだが、ガブリエル氏は2年半で103キロの減量に成功した。

ダイエットはオーダーメイド

まあ、ガブリエル氏のダイエット前の体重は186キロというアメリカ人でも珍しいレベルだったので、この方法論が万人受けするとは言い難い。それに、停滞期はあるものの、元の体重があればそれだけ痩せる速度が上がる。ただ、痩せるという行為をDNAレベルまで立ち返って語るというやり方が面白い。
それに加え、たんぱく質やオメガ3脂肪酸、アーモンドをはじめとするナッツ類など、ダイエットに高いパフォーマンスを発揮する食べ物の効果的な摂取方法も紹介されていた。これをきっかけにさまざまな食べ物について調べ、キヌアやチアシードなど、体によいばかりではなく、食べ物として考えても普通においしいものを採るようになった。
太らないでいることの方法論はある程度身についたと思っている。今後はさらにファインチューニングを加えていくための情報のアップデートが必要だ。そこで、『名医が教える老けない食べ物(高橋弘・著/インプレス・刊)という本を紹介したい。

要は食べ合わせと食べ方

不健康に痩せるのは簡単だ。そうではなく、健康でありながら太りにくい食べ物を選んでダイエットに取り組んでいきたい。できれば若さを保つなんていう面でも頑張ってみたい。何もかも一気に達成しようとすると制約が多くなりそうなので、当面はアンチエイジングと免疫力アップを目指すことにした。その際意識すべきなのが『名医が教える老けない食べ物』でも紹介されている〝体に負担をかけない食習慣〟という考え方だ。

内臓や血管、脳や骨や皮膚などにダメージやストレスを与える食事、すなわち脂質、糖質、塩分、鉄分、化学物質が多い食事を控え、暴飲暴食や寝る直前に食べるなどの無茶な食べ方をしないということです。
『名医が教える老けない食べ物』より引用

なんだ。意外に簡単だな。今の筆者が守れないとすれば、寝る直前に食べることくらいだろうか。
この本で特に役立ったのは、なかったことにする食べ合わせの概念だ。たとえば赤味の肉を食べる時は玄米や全粒粉のパンと一緒に、マグロを食べる時は緑茶と一緒にというように、悪しき部分を消して余りある効果を発揮する食べ合わせがある。

無理のない自分ルールを作る

この他、肉を食べる時はたっぷりの野菜といった、知っているのになかなか実践できない方法についても、改めて確認しておくのがよいと思う。ただ、完璧に実践しようと思ったら、自分が作ったルールで身動きできなくなってしまう。
そこで、ごくゆるーい感じではあるが、以下のような自分なりのルールを作ってみた。

・揚げ物は2日続けて食べない
・ソースやドレッシングをドバドバかけない
・野菜から食べ始める
・主食はもちろん冷やご飯

インフルエンザで40度近い熱が出ている時も、ファミレスのハンバーグ・ディナーセットを完食していた筆者にとって、食べることにまつわる煩悩はいつまでもついて回るに違いない。だからこそ、老けない食べ物をうまく組み合わせていくことがテーマとなるだろうし、それをむしろ楽しんでいけると思う。
それで、効果は出るのか。もちろんだ。ダイエットはいつだって意識した瞬間から始まる。

(文:宇佐和通)

 

名医が教える「老けない」食べ物

著者:高橋弘
出版社:インプレス
あなたは老化が進む食事をしていませんか? もしかすると、他の人より早く老け込んでしまう食べ方をしているかもしれません。可能なかぎり若さを保ち、病気を寄せつけないタフな体をつくるには、どうすればよいのか? 元ハーバード大学准教授で免疫栄養学の第一人者が、老けない作用のある食べ物(抗酸化作用や抗がん作用のある食べ物、免疫力をアップさせる食べ物、血管や脳や骨の老化を防ぐ食べ物)のほか、最も気をつけたい「赤い肉」の食べ方、注意が必要な食べ物・食材、最強のアンチエイジング成分・ファイトケミカルについて解説。いつまでも元気でいるための体にいい食べ方、老化を防ぐ食べ物を教えます。

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