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今こそ“斜め上な”電卓が出るべきだ!

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今や、電卓は一人1台は持っていることだろう。僕が今使っているのは、小型の太陽光電池で動くもの。もう何年使っているか忘れてしまうくらい、長い間使っている。僕は別に難しい関数計算などをするわけではないので、シンプルな電卓で充分だ。

僕のゲーム付き電卓履歴

思い返してみると、子供のころからいろいろな電卓を使ってきた。僕が子どものころは、ゲーム機能付きの電卓が流行った。初のゲーム付き電卓は、電卓の画面右に表示されている数字を消していくというシンプルなゲームが搭載されたカシオの「ディジタルインベーダー MG-880」(1980年)だ。だが、これは持っていなかった。

僕が初めて買ってもらったゲーム付き電卓はカシオの「ボクシングゲーム BG-15」(1981年)だ。熱中してボクシングゲームにのめり込んでいた記憶がある。

その次に買ってもらったゲーム付き電卓が、カシオの「PG-200」(1987年)だ。これは、パチンコ台を模した大きい画面がついており、ただひたすらパチンコ球を発射していくだけのゲームだったが、これもかなりのめり込んでやっていた。

おそらく、買ってもらったゲーム付き電卓はこの2台。どちらもものすごくはまった。別にゲーム自体はおもしろかったわけではないが、電卓でゲームができるということに興奮して遊んでいたのだろう。純粋だった(遠い目)。

カード型電卓やシステム手帳用電卓も

大学生ぐらいになると、もはやゲーム付き電卓などというものは使わない。もう少し実用的なものを使っていた。

当時流行していた、カード型電卓も持っていた。大学時代は文学部にいたので別に電卓などは使わないのだが、なんとなくかっこよかったのでカード型電卓を財布に忍ばせていた。

その後、社会に出てシステム手帳を持つようになってからは、システム手帳のリフィル型の電卓を使っていた。システム手帳に挟むようにして持ち歩けるので便利だったが、使い勝手はあまりよくなかった。

そのうち、普通の事務用の電卓を買ってきて仕事机に置いて使っていた。このあたりから、電卓を持つということにあまり意識がなくなっていった気がする。もはや当たり前の存在になっていたのだ。

斜め上な機能を持った電卓が欲しい

電卓のデザイン』(大崎眞一郎・著/太田出版・刊)という本には、古今東西の電卓の写真が掲載されている。これをパラパラ眺めていると、電卓のデザインが豊かなことに驚く。

普通のデザインのものから、えんぴつ型、定規に電卓が付いているのも、そろばんに電卓が付いているもの、スイカデザインなどなど。今のスマホやパソコンのデザインに比べたら、なんと自由な発想だろう。

おそらく、当時はコンシューマー向けの機械として最先端だったはず。それゆえ、さまざまな製品が世に出ていたのだろう。今のスマホみたいな感じだったのではないだろうか。

最近の電卓は、カラフルであったりボタンが押しやすくなっていたり、液晶部分が大きくなっているものは多いが、「なんだこりゃ?」と思わず言ってしまう電卓は見かけない。

何かおもしろい電卓を出してくれないだろうか。「デジカメ付き電卓」とか「マイナスイオンが出る電卓」「インターネット接続機能付き電卓」「モバイルバッテリーにもなる電卓」「ハムスターの匂いがする電卓」なんてどうだろうか。もはや機能的には“枯れている”電卓なのだから、今こそ遊び心いっぱいの電卓が欲しい。「誰かこんなの買うんだよ」というような電卓が。僕は買いますよ(多分)!

(文:三浦一紀)

電卓のデザイン

著者:大崎眞一郎
出版社:太田出版
電卓生誕50周年記念! 世界最初の電卓から超モダン電卓まで、ポップでキュート&叡智の詰まったデンタク・ビジュアル・コレクション。デジタル版特別付録「ポケット電卓図鑑」付き! 計算するだけじゃ、ないんだね。

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