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百獣の王は、ライオンではなく◯◯だった!

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人は、強い者に憧れる。そして、最強の人物は誰なのか、一番を決めたがる。
1993年にスタートしたK-1グランプリが世界最大級の格闘技イベントとして発展したのも、そんな人間の性からであろう。

では、動物界における「一番強いヤツ」って、一体誰だろう?

 動物最強王決定戦、スタート!

『動物最強王図鑑』(實吉達郎・監修/学研プラス・刊)は、まさしく「動物界で一番強い者」を決める1冊。総勢24頭の猛獣たちが、最強王を目指して戦いを繰り広げる。小学生向けとあるが大人でも、いや大人こそ夢中になってしまう迫力の図鑑だ。

戦いを覗いてみる前に、ルールをいくつか紹介しておく。

・トーナメントの組み合わせは、厳正なる抽選にて決められる
・トーナメントに出場する動物は、その種の中で一般的な大きさのオスとする
・戦いの舞台は、動物たちの実際の生息地とは関係なく設定され、その舞台が著しいハンデにならないものとする
・戦いは昼間に行われる。ただし、夜行性の動物でも夜間と同じように活動できるものとする
・戦いは勝敗が確定するまで時間無制限で行われるが、どちらかの動物が戦闘を続けることが難しくなるか、戦いをやめて逃亡した時点で戦闘終了とする
(『動物最強王図鑑』より引用)

ちなみに勝敗については、相手を戦闘不能にするか、力の差を見せつけて相手を逃亡させれば勝利、という設定。(体長・体重のほか、パワー、持久力、頭脳、攻撃力、防御力、速さ、瞬発力、凶暴度などのデータからシミュレーションされている)

さあ、いざ戦いのゴングが鳴る!

頂点に立つのは、サバンナの王者・ライオンなのか?

最強王として期待されるのは、やはりライオンであろう。百獣の王と呼ばれるくらいなのだから。そんなライオンの初戦「ライオンVSコモドオオトカゲ」の戦いを覗いてみよう。

舞台は、草原。世界でもっとも体重が重いトカゲであるコモドオオトカゲは、シカやスイギュウなどの大きな動物も食べてしまうというが、どこまでライオンを追い込めるのか!

開始早々、何にでも襲いかかるコモドオオトカゲ、ライオンにも恐れず咬みついていく。しかしながら、硬いウロコで覆われた体も、ライオンの鋭い爪には敵わない。あっという間に傷だらけとなり、ダメージを受けている間にライオンが容赦なく飛びかかってくる! 力強い前足で押さえこまれ、そのままライオンが圧勝。やはりライオンは強い。

思わぬ伏兵・クズリ

ライオンの他にも、ホホジロザメ、シロサイ、チーター、アフリカゾウなど、いずれも劣らぬ猛者たちの中で、あまり耳慣れない出場者がいた。クズリである。

クズリはネコ目(食肉目)イタチ科クズリ属に分類される哺乳類。普段は、ネズミやウサギなどの小動物を獲物としているが、冬になり獲物が少なくなると、自分よりもずっと強大な動物たちにも襲いかかっていく、動物界最凶の性格を持つ。故に、「森の小さな悪魔」などとも呼ばれる。
このクズリが、数々の戦いを勝ち抜いていく! 意外な伏兵の戦いにも注目だ。

はたして、真の百獣の王は誰だ!

壮絶な戦いの合間に行われるエキシビションマッチ「マッコウクジラVSシャチ」や「イヌワシVSワシミミズク」も見もの。対戦相手や戦いの場所に恵まれず、本来の力を発揮しきれなかった者もいたようだが、そこはあくまでも架空のシミュレーションということで。この『動物最強王図鑑』の中には様々な豆知識も散りばめられており、動物たちの性質を楽しく学ぶにはうってつけの1冊である。

さて、最強王として有力視されたライオンだが、実は準決勝で敗れてしまう。「動物最強王」の称号を得たのは一体誰なのか? ぜひあなたの目で確かめてみてほしい。

 (文・水谷 花楓)

 

動物最強王図鑑

著者:實吉達郎(監修)
出版社:学研プラス
ライオン、トラ、アフリカゾウ、カバ、ワニ…、動物界最強は誰だ!総勢24頭の猛獣が、頂点を目指してトーナメント戦を繰り広げる、シミュレーション図鑑。迫力あるカラーのイラストでバトルを再現。ページをめくる手が止まらない、エンタメ図鑑の傑作。

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