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僕がオススメする「3大泣けるマンガ」をご紹介します

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僕は、子どもの頃にあまりマンガを読まなかった。どちらかというと文字ばかりの本を読んでいることが多く、マンガ週刊誌もほとんど読んでいなかった。

そんな僕が、小学生の頃に読んだマンガで一番印象に残っているのが、『マカロニほうれん荘』だ。ハイスピードで脈絡のないギャグマンガ。子どもにはわからないアダルティなギャグも多かったが、涙を流しながら爆笑して読んだ記憶がある。いまでも大好きなマンガのひとつだ。

マンガを読むようになったのは大学生の頃。書店でアルバイトを始めてから、いろいろなマンガに接するようになった。BL(ボーイズラブ)の原点ともいえる『絶愛-1989-』を読んだのもこの頃だ。

その後、大人になるに連れてマンガをよく読むようになった。マンガを読んで感動することもしばしば。いやー、マンガって本当にいいものですね(ニコリ)。

絶対泣けるマンガ3選

マンガを読んで感動することはあっても、号泣してしまうマンガはそれほどない。しかし、僕のなかで読むたびに泣いてしまうマンガがある。本日はそれをご紹介しよう。一部ネタバレもあるため、ご注意願いたい。

『ぼくんち』 西原理恵子

西原理恵子は好きなマンガ家の一人だが、そのなかでも一番好きなのがこちら。第43回文藝春秋漫画賞受賞。2003年に実写映画化された。

海沿いの小さくて貧しい町に住む小学生一太と、血の繋がっていない兄二太、そして突然現れた姉かの子を中心としたストーリーだ。

基本的にギャグっぽいマンガだが、西原理恵子らしい叙情的な話で、ストーリーが終わりに近づくに連れて、兄弟愛、家族愛といったテーマが浮き彫りとなり、印象的なラストシーンで思わず涙してしまう。

個人的には、こういちくんのお母さんが亡くなったときの話が好きだ。1話見開き2ページの作品だが、その見開きページのコマがほとんど同じカットで、セリフだけで進行する。素晴らしく詩的な回だと思う。

この作品は好きすぎて、単行本を全巻2冊ずつ揃え、電子書籍版も購入。いつでもどこでも読めるようにしている。

『遥かなる甲子園』 山本おさむ

沖縄県に実在した、風疹聴覚障害児のろう学校を舞台とした野球漫画。日本学生野球憲章により高野連に加盟できなかったろう学校が、甲子園出場を目指すという話だ。

単行本は1998年に双葉社から発行されている。

単なる野球マンガではなく、実話を元にしたフィクションとなっており、リアリティのあるストーリーが心に迫る。単行本は全10巻あるが、1話ごとに泣いてしまう。

沖縄における風疹聴覚障害児の歴史、親や子どもが抱える不安や直面する現実、それらを助けようとする周囲の人々。全体的にシリアスで悲しい雰囲気だが、決して悲観的なストーリーではない。

ただし、読み始めるのにかなりの覚悟が必要な(軽い気持ちでは読めない)ため、数年に一度読む程度になっている。

実写映画版もあるので、ご興味のある方は見てみるといいだろう。一人、マンガとそっくりの生徒が登場するので、注目してもらいたい。

『自虐の詩』 業田良家

1985年から『週刊宝石』で連載されていた4コママンガ。2007年には実写映画化されている。

このマンガ、最初は主人公の幸薄い女性「幸江」と、同棲しているあまり働かない男「イサオ」のギャグ4コマなのだが、途中から加速度的にストーリーが展開していく。4コママンガなのに、これだけ壮大なストーリーマンガは見たことがない。

主人公の幸江は、ネガティブでついていない中年女性(過去には薬物経験もあり)で、周囲の人間もあまりいい人が出てこないため、苦労ばかりしている。しかし、中学時代の同級生である「熊本さん」が作中に登場してからは、「幸せとは何?」というテーマでストーリーが展開。感動のラストは必見だ。

自虐の詩』(業田良家・著/竹書房・刊)は、入り口がギャグマンガで読みやすいため、何度も読み返している。電子書籍化されたことで、さらに読む頻度は上がるだろう。

電車で読むと危険!

僕は、あまり泣くほうではない。若いころに比べれば多少涙もろくなった面もあるが、感動こそすれ涙が出てくるようなことはそれほどない。

しかし、今回紹介したマンガは読むたびに涙が流れてしまう。僕の比較的強固な涙腺を、強力に刺激するマンガなのだ。

まだ読んだことがないという方は、ぜひご一読を。その代わり、部屋で読みましょう。電車の中でマンガを読みながら泣いていたら、ちょっとかっこ悪いから。

(文:三浦一紀)

自虐の詩

著者:業田良家
出版社:竹書房
幸せになりたいですか?業田良家の日本一泣ける4コマ漫画!単行本初収録を含む愛蔵版、上巻!

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