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僕が実践している「頑張らない片付け」

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僕は片付けが苦手だ。仕事部屋は床一面本の山。机の上には筆記用具やスマートフォン、タブレット、ノートPC、デジカメ、その他資料の書類などが山積みになっている。

そのほか、通販で購入した商品が入っていたダンボール、バッグ類、CD、DVDなども盛り沢山。足の踏み場がないどころか、ノートPCのスペース以外は、どこに何があるのかよくわからない状態だ。

きれいにしたいなという気持ちがないわけでもない。仕事部屋にある雑誌類を捨てるだけでも、かなりすっきりするはずだ。しかし、あまりにも増えすぎてしまっているため、捨てようという気すら起こらない。ダメ人間である。

しかし、長年手を付けてこなかった仕事部屋の片付けの第一歩として、最近雑誌を捨てている。かなり減ったのではないだろうか。

では、どんな風に雑誌を捨てているのだろうか。僕が今実践している方法を紹介しよう。

とにかく毎日捨てる

実践しているのはただひとつ。「毎日少しずつ雑誌を捨てる」ということだけ。幸い、僕が住んでいるマンションはいつでもゴミが捨てられるので好都合だ。

なぜ、そうしようと思ったのか。

まず、なんで僕は雑誌を捨てるのがイヤなのかを考えてみた。その理由が「大量の雑誌をゴミ捨て場まで運ぶのが面倒」ということ。それに加え「雑誌をまとめて紐で縛るのが面倒」ということ。主にこの2つだ。

じゃあ、逆転の発想で、「少量の雑誌なら面倒くさくないのではないか」「紐でまとめなければいいのではないか」という答えにたどり着いた。

友人にそう話したところ、ストレスを感じないようにやれば長続きするだろうと言われたので、試してみることにした。

コンビニに行くときや仕事で出かけるときなどに、部屋にある雑誌2冊を手に持ち、ゴミ捨て場に置いていく。たったこれだけだ。

実際やってみたら、何のことはない。そう思ったら、雑誌を捨てられるようになった。今は、毎日5冊くらいを一応紐で束ねて(5冊くらいだと束ねるときに紐を十字にしなくてよいので楽ちん)捨てている。

この雑誌の捨て方を始めてから、かれこれ1ヶ月。毎日少しずつ捨てているが、少なく見積もっても100冊以上は捨てていることになる。人間、やればできるものだ。

しかし、驚いたことがある。仕事部屋にある雑誌は、まだその数倍もあるのだ。これが全部なくなるのはいつの日なのだろうか……。

片付けがストレスになってはいけない

相談した友人は、片付けの資格を持っているとのこと。その友人が言うには「片付けをすることがストレスになってしまってはダメ」ということ。だから、ストレスにならないように習慣化するのが一番いいらしい。

僕の場合は、1日少量ずつ捨てるというのがストレスを感じずにできる範疇だったということなのだろう。仕事が忙しくてどうしようもないとき以外は、続けている。自分で自分をほめてあげたい(調子に乗りすぎ)。

眠りの質が上がる片付け本

自分なりに、ものを捨てることができるようになってきているとき、『すごい片づけ 9つの極意』(はづき虹映・著/河出書房新社・刊)という本を読んでみた。

巻頭言の後に、この本の読者からの反響が載っている。

あれもこれも欲しい!がなくなりました。大切なものを見極める力、またそれを引き寄せる力が少しずつですが、ついてきている気がします。(京都府 Tさん 29歳 女性)

(『すごい片づけ 9つの極意』より引用)

これはまだわかる。片付けの本だから。

「眠りの質が上がりました。8月の夏真っ盛り、夜間一度も起きずにぐっすり眠れるようになりました。それまでは1、2回は起きていたのです。今は、朝はすっきり目が覚めます。(群馬県 S.Tさん 46歳 女性)

(『すごい片づけ 9つの極意』より引用)

もはや片づけ本とは思えない感想。これだけ読んだら、快眠の本と間違えるだろう。片付けの本を読んだら、なんで眠りの質が上がったのかはよくわからないが、それなりに効果はあるのだろう。そのほかにも「会いたいと思っていた人に会えた」とか、「飛行機で読んで泣きました」とか、およそ片づけ本とは思えない感想も。いったいどんな本なのだろうか。

片づけられないのは「片付けたくない」から

この本は、いわゆる「収納術」の本ではない。「片付けの本質」がメインテーマ。片付けができないのは、自分が怠惰だからと思いがちだ。実際僕もそう思っている。

しかしこの本には、

ズバリ! 片づけたくないからです。

(『すごい片づけ 9つの極意』より引用)

と書いてある。

著者によると、「片付けたい」と思っているのは顕在意識。しかし、それでも片づけられないということは、「片づけたくない」という潜在意識があるからとのこと。

確かに、仕事部屋にある雑誌の大半は、自分が原稿を書いたもの。捨てたい捨てたいと思ってはいるものの、心のどこかで「自分の書いたものを捨てる」というのが嫌だったのかもしれない。

この潜在意識があるから、なかなか片付けができない。そうか、俺はただのだらしない人間じゃなかったんだ! わはははははは!

……。いや、仮にそうだとしても、あまりにもだらしなさすぎるとは思う。雑誌を捨てていたら、2010年発行のものなども出てきた。5年も前の雑誌なんて見返すこともない。そう考えるとすいすい捨てていける。

なんせ、仕事部屋のクローゼットには「Windows 95対応!」と書かれたエロゲー(未開封)などもある。多分メーカーからもらったものなのだろうが、すでに動作するパソコンもない。こんなものをなんで取っておいているのか。

僕の理想は、「気がついたら部屋がこんなにきれいに!」という状態。自分が「片付けをしている」ということを意識したくない。あくまでも、生活の中でストレスにならない程度にモノを捨てていき、半年後、1年後にはすっきりという感じがベストだ。

おそらく、2、3ヶ月後には雑誌類はほぼなくなっているはずだ。次は何を捨てようか。

毎日雑誌を捨てるようになってから、なんとなく「片付け」に前向きになってきたような気がする。がんばらないで続ける。それが自分にあった片付け術のようだ。

(文:三浦一紀)

すごい片づけ

著者:はづき虹映
出版社:河出書房新社
ガラクタを積んだ場所に、あなたの才能が隠れている! 人気の数秘術をもとに、9つの場所別に片づけられない理由、才能を開花させ幸せに生きる秘訣を説く。片づけの悩みを根本解決する本!

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