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グルメなあなたも大満足!2000円で高級食材を手に入れる超絶オトクな方法

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消費税が8%になり、物価は上昇するばかり。収入は変わらないから、家計は圧迫。真っ先に削られるは食費…
あ~最近、安い肉しか食べてないな~、たまには美味しい物が食べたいな~とお嘆きの皆様。わずか2000円でブランド牛や高級フルーツが手に入る、そんなオイシイ話があるのをご存知だろうか?

その方法とは、ズバリ「ふるさと納税」。最近何かとメディアで取り上げられているので「名前は知っているけど、実際のところ、一体どんな制度?故郷に納税するの?うちには余分なお金なんてないんだけど…」そんな風に思っている人は、意外に多い。

しかしながら、すでに利用している人は皆、口を揃えてこう言う。「こんなお得な制度、他にないよ!使わなきゃ損だよ!」と。

実際、筆者のまわりでも利用している友人が数人おり、「ホント、家計が助かるわ~!」という喜びの声はよく耳にしていた。美味しそうな高級食材が度々届いている様子も、SNSなどで目にしている。なにやらオトクな匂いがプンプン…これは利用しない手はない。

そこで、いまやふるさと納税情報サイトの最大手となった「ふるさとチョイス」の創始者・須永珠代氏の著書『ふるさと納税はじめてガイド』を手引きに、筆者もふるさと納税に挑戦してみた。

そもそも、ふるさと納税ってなに?

ふるさと納税とは、ざっくり言うと「居住地に納めている税金を、自分の意思で他の(好きな)自治体に移す制度」のことであり、「特定の地方自治体に寄付をすることで、税金の控除(減額・還付)が受けられる制度」である。「納税」という名前がついているので、余分に税を納めなくてはいけないかと思いがちだが、実のところ「寄付」という方がしっくりくるようだ。
そして、ふるさと納税の大きな特徴であり最大の魅力は、寄付の合計額が一定の範囲内であれば、実質の自己負担は2000円!ということなのである。例えば、3万円寄付をしても、2万8千円は後で戻ってくる。

寄付をした地方自治体からは、多くの場合、その地域の特産物など御礼品が届く。通常、1万円の寄付に対して、御礼品として届く特産物は3000~5000円相当の自治体が主流、中にはPR効果を狙って70%以上還元するところもあるので、そのお得感は想像以上である。そして、各自治体の代表として贈られてくるものなので、まずハズレがない。米、肉、果物や魚介類、スイーツ等、あたかもお取り寄せ通販かと見間違うほどの充実した品揃え。その他、アクセサリー、工芸品、化粧品、最近では地元の水族館の招待券や温泉施設で使える割引券などレジャー系の特典を謳う自治体も増えてきている。

ちなみに今我が家には、普段は手が届かない高級米25kgが食料庫に眠っている。ふるさと納税の御礼品として届いた物であることは、言うまでもない。

How to ふるさと納税

では、どのような手順で行えばよいのだろうか。

須永氏の教えによると、以下の6ステップですべてが完了する。

  1. 寄付金額を決める
  2. 寄付先を探す
  3. 寄付を申し込む
  4. 寄付金を払い込む
  5. 特産品や寄附金受領証明書を受け取る
  6. 翌年、確定申告をする

まずは、寄付金額を決める。実質負担を2000円以内にするには、全額控除される寄付金の目安を知る必要がある。この額はその人の収入や家族構成によって異なり、大方の目安は「住民税(所得税)の1割」だが、詳細な数字に関しては、「ふるさとチョイス」内の「私はだいたい、いくらできる?~税金控除になる金額の目安~」ページを参照してほしい。

次に、寄付する地方自治体を決める。住んだことがある市、御礼品が豪華な町、どこでも好きな自治体を選べる。また、2万円寄付する場合、1万円ずつ2つの自治体に寄付してもいいし、2万円すべてをひとつの自治体に寄付してもいい。複数の自治体に寄付できるのも、特徴のひとつだ。

寄付金の支払いに関しては、クレジット決済ができる自治体も増えているので、寄付の申込みから支払いまで一気にでき、非常に便利。

その後、特産物などの御礼品と、寄附金受領証明書が手元に届く。これを大切に保管しておき、翌年に確定申告をすれば終了。後日、所得税の控除額分は還付金として指定した口座に振り込まれ、住民税の控除額分は翌年の住民税に反映、減額となる。少しタイムラグは生じるが、実質負担2000円となるのである。

あなたの寄付で地方が潤う

なんだか利用者ばかりが得をする制度のようだが、実際は「過疎化による税収不足に悩む地方の自治体にとっては、それを補う有効な手立てとなるため、地域活性化の手段として期待されています」と本書の中で須永氏は語る。事実、2008年の制度開始当初は寄付金の総額が72億円強だったのに比べ、2011年には約650億円にまで跳ね上がっている(総務省調べ)。さらに2013年度で実際に集まった寄付金は、1位が鳥取県でなんと3億3000万にも上る(ふるさとチョイス調べ)。
また、特産品の注文が入ることで、地元の提供者・生産者の売上増加にも繋がり、地方の経済が活性化する一因にもなっている。地方自治体にとって、ふるさと納税によるPR効果は計り知れない。

加えてこの制度のいいところは、寄付をする際にその使い道を指定できるということ。通常、自分が納めた税金が何に使われているかは不明瞭なことが多いが、ふるさと納税で納めたお金は、自分が使って欲しい用途に使用される。「わずか2000円の負担で全国のおいしい特産品が味わえるだけでなく、あなたが寄付したお金が地方の諸問題を解決するための財源となり、それに貢献できるのです」(本書より)。

さあ、実際に試してみよう!

冒頭で「2000円で高級ブランド牛が食べられるなんて、そんなオイシイ話あるわけない…」と訝しげに首を傾げていた人も、これなら!と考え直したのではないだろうか?

いいことづくしのふるさと納税、ひとつだけ注意点があるとすれば、確定申告を忘れずに!ということ。これをしないと、全額単なる寄付で終わってしまうので、くれぐれもご注意を。また、筆者の体験からお伝えするが、ふるさと納税はあくまでも個人個人で納める税なので、例えば専業主婦が自分の名前で寄付をしても、税金控除は適用されない。同様に、クレジット決済をする場合、寄付をした人とカードの名義人は同一である必要があるので、夫の名前で寄付をしてもカードの名義人が妻であれば、税金控除の対象とならないので要注意だ。

なお、確定申告の対象となるのは12月31日までの寄付なので、残り数週間。駆け込みで試してみるもよし、本書を読み込んで十分予習してから、新年度にチャレンジするもよし。世にもお得な制度、ぜひ利用してみることをオススメする。

 (文・水谷 花楓)

ふるさと納税はじめてガイド

著者:須永珠代
出版社:インプレス
ふるさと納税情報サイト最大手「ふるさとチョイス」の創設者が、ふるさと納税の仕組みや賢い活用方法をやさしく解説します。 「制度の仕組みやメリットだけでなく、私自身が活動を通して感じたこと、目指していることなども盛り込んで、まずは現状を知っていただきたいと思っています。皆さんがこれを読んで、少しでもこの制度に興味を持ち、地方に目を向ける一助になれば、と願っています」

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