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なぜ理科が苦手なのか。それは僕が怠け者だから

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僕は、基本的に文系人間だ。国語の成績はよかったものの、算数、理科、社会は苦手だった。小学校のころまでは、なんとなく苦手な教科もそれなりな成績だったが、中学入学とともに化けの皮が剥がれる。

中学1年の最初の中間テスト。国語は100点だったが、数学が15点だった。授業を真面目に聞いて、試験前にそれなりに勉強をして、これである。

理科も30点台だったような気がするが、数学の15点のおかげですっかり記憶から消えてしまっている。僕にとってはかなりショッキングな出来事だったのだろう、今でも覚えている。

その後、数学は人並みの点数が取れるようになったのだが、理科がからきしダメ。高校に進学後、定期テストで化学が0点だったことがある(25点満点中)。確か、化学、物理、生物、地学が各25点満点、合計100点のテストだったと思うが、すべて足しても50点いっていなかったのではないだろうか。

とにかく、理科が苦手。今でも苦手意識が強く、理科に関することは基本的に目をそらして生きている。

いったい、なぜこんなに理科が苦手なのだろうか。その理由を考えてみた。

理科が苦手なのは自分が怠け者だから?

学校のテストの場合、基本的に筆記試験だ。そのため、教科書に載っている実験結果を覚えて、それを元に解答していく。または公式を覚えて、問題に出ている数値を当てはめて答えを導き出す。

僕はこの作業が苦手。理科の教科書に載っている公式なんて、覚えられない。自分で実験をして得たことならば体が覚えてくれるだろうが、興味のないことを読んで暗記するということが苦手なのだ。

これは、数学や社会にも当てはまること。とにかく暗記をしなければならない。僕は記憶力が悪いほうではないが、自分が興味のあることや身近なこと(スケジュールとかポストの番号とか)以外は、ほとんど覚えていられない。

つまり、「興味のないことを暗記する努力」ができないらしい。多分、怠け者なのだ。勤勉な人間なら、興味のないことでも黙々と暗記するだろう。僕にはそれができない。

おもしろい理科の本があれば興味がもてたかも?

それでは、どうしたら理科が好きになれたのだろうか。

僕が国語が好きだったのは、本を読むのが好きだからという単純な理由。「好きこそものの上手なれ」は、とても重要な事だと思う。

だから、優れた理科の読み物があったら、喜んで読んでいたのではないだろうか。小難しい定理や公式、珍しい物質や分子構造なども、おもしろい小説に出てくれば嬉々として読んでいただろう。おもしろい小説などは何度も読むタイプなので、そういった理系小説(?)があれば、暗記ではなく体で覚えられたはずだ。

理科が苦手な怠け者でも読める理科の本

3行でわかる中学理科』(学研教育出版・編/学研教育出版・刊)は、中学理科をたった3行で解説する参考書だ。

Q 白い粒の砂糖と塩、味見しないで見分けられる?

3行でわかる中学理科』より引用

こんな問題の下に、3行で解説が記されている。

燃やしてみて。物質にはこげるものと、こげないものがあるんだ。砂糖はこげて、塩はこげないよ。

3行でわかる中学理科』より引用

ほほう。じゃあ、なんで砂糖はこげて、塩はこげないのだろう? そう思ったら、次のページの解説を読めばよい。

これなら、怠け者の僕でもすいすい読み進められる。こういう本が僕の子どものころにあれば、理科が好きになったかもしれない。

「教科書を開くのもイヤ」。子どもなら誰もが思うことだろう。しかし、教科書がおもしろくなれば勝手に読み進める。教科書が難しいものなんていうのは、もはや古い考えなのではないか。

推理小説風教科書、落語口調、スポ根風、ラブコメ……。そんな理科の教科書があったら、僕は理科が一番好きな教科になったかもしれない。副読本でも参考書でも普通の書籍でもいいので、どこかで作っていただけませんかね?

僕のような怠け者でも、楽しく勉強できる理科の本を。

(文:三浦一紀)

3行でわかる中学理科

著者:学研教育出版(編)
出版社:学研教育出版
「文字が多いと読む気がしない…」「用語が多すぎてわけがわからない…」そんな中学生を救う,たった3行で中学理科がわかる参考書!ポイントをつかめば,用語も頭に入ってくる。確認問題つきで,予習復習やテストにもちゃんと役立つ。

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