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悪口を言われ、噂話を流された。どうする?

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最近、2020年に東京で開催予定の某世界的なスポーツイベントで、ドタバタが相次いでいる。競技場やエンブレムについて、デザイン撤回が繰り返されたためだ。

エンブレムに関わったデザイナーは、ネットで根も葉もない噂を流されたり、中傷が相次いだためにデザイン案を取り下げることになったと発言している。確かに、あれほどの過剰なバッシングを受けて、精神状態がおかしくならないほうが不思議なくらいだ。同情してしまう部分もある。

頑なに負けを認めない

しかしながら、何を言われようと、確固たる信念があれば主張し続ければいいのだ。

バスケットボール漫画の傑作『スラ●ダンク』に、「あきらめたらそこで試合終了ですよ」という名台詞がある。今回の関係者たちはあっさりと国民の説得をあきらめ、サジを投げてしまったのだ。負けを認めたというよりは、試合会場から逃亡を図ってしまった、という印象が強い。

社会人たるもの、ブレブレではいけない

日本人は総じて勤勉である。規律を重んじる人が多い。それは一方で、「周りの空気に従わなければならない」という強迫観念を、常に持っていることでもある。前述のスポーツイベントに関わる人々がこれでもかとブレまくり、責任をとろうとしないのは、ある意味で日本人特有の現象なのかもしれない。

しかし、リーダーシップを発揮するべき立場の人がそれでいいのだろうか。今回のイベントのドタバタで証明されたことでもあるが、ひとたび発言がぶれると一気に信頼が失墜してしまう。また、リーダーのような立場のでない人であっても、周りに流されてばかりでは、重要なチャンスをみすみす逃してしまうことだってあり得る。

ぶれない集中力はどうやって作るのか

そこで、『突き抜けた結果を出す人はなぜ「まわり」に振り回されないのか?』(西多昌規・著/かんき出版・刊)という本を読んでみた。これは、医学的な見地から解明した“絶対にぶれない集中力の作り方”をまとめた一冊だ。

本著にはこのような記述がある。単に我を張るだけでは、周囲と衝突して軋轢を生んでしまう。周囲を尊重しつつも、それでいて周りに振り回されないようにすることが重要だという。

噂話をどうやって撥ね退けるか

よっぽどKYな人でもない限り、一般的な社会人は常に周りの反応を気にして生きている。気になってしまうものを挙げると、雑音、話し声、周囲の目線などが挙げられる。なかでも、職場にいると厄介なのは噂話や嘘だ。昨今は前出のデザイナーのように、インターネットで噂話を流布されることもある。

誰もが、根も葉もない噂話に動揺してしまったことがあるだろう。しかし、動揺してしまうのは仕方ないことだ。せめて、揺れ幅を小さく抑える方法を考えたい。

苦しい時こそ謙虚であれ

本著にはこうまとめられている。人はだれしも、周囲からよく思われたいという自尊心がある。真正面から跳ね返そうとすると、怒りしか生じない。そこで、「それもそうだよな」といったん謙虚に受け入れてみることが重要なのだという。

ひとたび成功者になってしまうと、負けや過ちを認めることがなかなかできなくなる。プライドが邪魔してしまうからだ。「自分だって、誰かの悪口を言ったり批判をしているではないか。だから仕方ないのかもな」とでも思えるようになれば、最高だ。謙虚になることは、じっくりと頭の中を整理することにもつながる。困難な状況だからこそ、仕事を始めた原点に立ち返ってみることが大切なのかもしれない。

(文:元城健)

突き抜けた結果を出す人はなぜ「まわり」に振り回されないのか?

著者:西多昌規
出版社:かんき出版
どんな環境に置かれても、常に最高のパフォーマンスを発揮したいビジネスパーソンのための「頭」と「心」の整理術!たとえば、急な異動や組織変更、転職などで働く環境が変わったときに、いきなり結果を出せる人と、環境の変化に戸惑ってなかなかパフォーマンスを発揮できない人に分かれます。また、そこまでの大きな環境の変化ではないにしても、「オフィスが騒がしい」「上司の説教がいちいち細かい」「部下がなんでもかんでも質問してくる」というような日常の一場面で、それをストレスに感じて集中できない人と、まったく気にせずに淡々とパフォーマンスを発揮できる人に分かれます。突き抜けた結果を出す人は、周りの環境に振り回されません。自分を見失わず、常に自分のやるべきことをやります。どうしたらその安定したメンタルをつくれるのでしょうか。本書ではその「絶対にぶれない集中力のつくり方」を、医学的な見地から伝授していきます。どんな環境下でも常に最高のパフォーマンスを発揮するための「集中力の整え方」を、本書で身につけましょう!

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