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「飼い猫」と「ひきこもり」どっちが多い?

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どーも。猫です。ダンボール箱を見ると、なぜか占領したくなります。きょうは「ひきこもり」について話したいと思います。学校へ行かず、働きもせず、社会と関わろうとしない。猫に似ているので、親近感をおぼえます。

異色のひきこもり漫画

ひきこもりの人たちの事をもっと知りたいにゃーと思ったので、ひきこもりに関する本を読むことにしました。でも、わたくしは猫なので、むずかしいのは苦手です。

できれば、かんたんに読める「絵本」か「マンガ」で学べればと思って探したところ、ちょうど良いものを見つけました。

ヒキツイッター』(日涌祐/著)というコミック本です。出版元の小池書院さんが、試し読みマンガをYouTubeで公開していました。おもしろかったので、他のエピソードも読みたいと思いました。

【公式】「ヒキツイッター」VSダースベイダー.m4v - YouTube

紙の本も売っていますが、わたくしは電子書籍のほうを選びました。猫にとって、紙の本は「めくる」のが難しいからです。電子書籍ならば、肉球をつかってタブレットの表面をなでるだけで読むことができます。わたくしの知り合いの猫も「電子書籍は猫歴史はじまって以来の革命だ! レボリューションだ!」と申しておりました。

猫であるわたくしがいかにタブレットを活用しているか

あ、ちなみに。わたくしは猫ですが「iPad mini2」を愛用しております。縄張りを巡回しているときに、粗大ゴミ置き場に捨てられていたものをネコババしました。わたくしは猫なので、いわゆる拾得物横領罪にはあたりません。

便利なので、タブレット端末はわたくしの生活に欠かせないものです。カフェやファストフード店からもれている公衆無線LANを活用してインターネットをしたり、電子書籍を買ったり、月に5千円ほど課金してモンストを楽しんでいます。わたくしは近所の猫カフェで週2日ほどアルバイトをしていますから、コンビニでプリペイドカードを買うことができるのです。

前置きが長くなりましたが、さっそく『ヒキツイッター』というマンガの感想を述べたいと思います。

ひきこもりを極めた者たちのレジェンド

主人公は、ひきこもり対策会社の新人スタッフ。松田さんという若い女性です。カウンセラー教育を受けていないのに、ぶっつけ本番で「ひきこもり」家庭を訪問させられます。不器用で人づきあいが苦手な松田さんは、泣いたり困ったりしながら、一筋縄ではいかないひきこもり連中の信頼を得ていく。そういう内容のマンガです。

登場するひきこもりは、強烈な個性の持ち主ばかり。第1話「VS 仙人」では、16年間ひきこもっているあいだにネット株取引によって8億円の資産を築いたという男が、ひきこもり修行の総決算と称して、若い女性である松田さんにしつこくプロポーズを繰りかえすというやりとりが笑えました。

第5話「VS 国家元首」は、お金持ちの家に生まれたお坊ちゃんのひきこもりが、大きなお屋敷の地下にある防空壕跡を「独立国家」であると主張して暮らしています。

あるとき、母親のなげやりな一言がもとで親子ゲンカになってしまい、独立国家の元首であるひきこもり男性は「母(ハハ)国」と国交断絶を宣言します。仕事で来ただけなのに、松田さんはスパイ容疑で地下牢に幽閉されたり、プロポーズされたりします。

飼い猫とひきこもりを比較する

ほかにも、ひきこもっているあいだ髪の毛を切らずに伸ばしたままにしている「VS ラプンツェル(髪長男)」や、強制労働収容所に連行されると勘違いしたひきこもり男性による必死の籠城戦を描いた「VS バリケードマン」など、猫なのにアハハハ!という笑い声が出てしまうほど、『ヒキツイッター』は愉快なエピソードが目白押しの1冊です。

内閣府が2010年に調査したデータによると「ふだんは家にいるが、自分の趣味に関する用事の時だけ外出する」者を含む広義のひきこもりは、約70万人と推計されるそうです。

では、わたくしたち猫って日本に何匹いるのだろうと調べたところ、飼い猫だけでも約970万頭(一般社団法人ペットフード協会調べ)いるそうです。びっくり。

人間社会では「ひきこもり」は厄介者あつかいされているようですが、生態が似ている「飼い猫」よりもはるかに少ないのですから、あまり責めないであげてください。猫からのお願いです。

(文:忌川タツヤ)

ヒキツイッター

著者:日涌祐(著)
出版社:小池書院
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