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きりがないほど追及する。それが僕らの自由研究

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小学校の夏休みといえば、プールに行ったり家族旅行したり、おしっこが真っ赤になるまでスイカを食べたりと、楽しいイメージがありますが、「宿題」というものの存在を忘れてはいけません。

算数ドリルであったり、漢字の書き取り、読書感想文などは、夏休みが終わる直前に一気にやるというスタイルが定番ですが(?)、一番やっかいなのが「自由研究」。なんだよ自由研究って! 何をどうすればいいのかわからないというお子さん、結構多いと思います。

僕の自由研究の思い出

自分のことを思い返してみると、ほとんど覚えてないんですよね……。唯一覚えているのが、小学3年生か4年生くらいに、友だちと一緒にプラモデルのジオラマを作ったこと。なんかまともなように聞こえるでしょうが、プラモデルはお互いがすでに作っていたものを持ち寄っただけ。それをベニヤ板に立たせ、周りに山みたいなものを粘土で作って置いたような、いかにも「あ、2時間で作りました、へへへ」というようなものでした。

この自由研究のポイントは「友だちとの共同作業」(という名の手抜き)というところ。二人で考えてやった、という建前がなんとなく自由研究っぽいと、当時は子どもながらによかったのではと思ったことを覚えています。

最近では、小学生の自由研究向きのワークショップなども増えており、昔ほどは困らないのかもしれませんね。

ものを作ったりすることだけが自由研究ではない

作家・評論家であり、国語作文教育研究所所長の宮川俊彦氏が著した『とっちゃまんの 3日でできる自由研究』には、自由研究に活かせるアイデアが満載です。

前提として、宮川氏はこう記しています。

『何で何で』と追及していく。きりがないことをしていく。それがボクらの自由研究であるべきだ。

(『とっちゃまんの 3日でできる自由研究』より引用)

答えがなくてもいい。疑問に思ったことを解明するためにするのが研究。そういうことなのです。

イメージとして、何かものづくりをしたり(ダンボールのロボット、牛乳パックの自動車など)、定点観測的なもの(朝顔の観察、ひまわりの観察など)が自由研究という感じがしますが、そんな固定概念はジャマなだけ。自分が不思議に思ったこと、思いついたことをやってみるのが自由研究なのです。

この本には、さまざまな自由研究のテーマが挙げられています。

奥の細道…山寺石を見出せ
リクルートスーツの研究…なぜみんな黒で統一しているのか
実験! 店内ですってンころリン
「道の真ん中で立って空を見つめる」…そうしたらみんなどうするかの観察

(『とっちゃまんの 3日でできる自由研究』より抜粋)

王道なものから、かなり斬新なものまでいろいろ列挙されています。もしかしたら、学校の先生に「?」と思われてしまうかもしれませんが、「自由」な研究なのだから問題ないはずです。

僕的「夏休みの自由研究」テーマ発表

この本を読んだ後、もし自分が小学生で、自由研究をするとしたらどんなテーマにするだろうと考えました。

コンビニツナマヨ紀行〜どのコンビニのツナマヨおにぎりが一番おいしいのか?
ゆで卵は何分から固ゆでになるのか
そうめんは何日で飽きるか

……。こんなことしか思い浮かばないんですが、やっつけジオラマ作りよりはマシな気もします。

もし、自由研究でお困りの小学生を抱えたお父さんお母さんがこれを読んでいらっしゃったら、僕が考えたテーマを使っていただいてもいいですよ!

(文:三浦一紀)

とっちゃまんの 3日でできる自由研究

著者:宮川俊彦
出版社:ゴマブックス
夏休み終盤...遊び呆けて自由研究のテーマを考えていないあなたに朗報! 人とはちょっと違う研究テーマから、その進め方まとめ方まで、 国語作文の第一人者「とっちゃまん」こと宮川俊彦先生が大公開!! ◇出会った女の人の服の色の研究 ◇百人一首の絵柄の研究 ◇にんじんを好きになる方法 ◇マッチ売りの少女救出作戦 ◇AKBのファン層の研究 などなど、ユニークなテーマが満載。 親子で取り組めばより楽しく学べる! 3日でできちゃう自由研究ネタ帳!

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