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海外から見た日本のイケメンの不思議。

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みなさんは「イケメン」を、英語で説明できるだろうか?
私は、できなかった。先日、フランス人の男性に「日本人の女性は、なぜ、女性のようなルックスの男性(イケメン)を好むのですか?」と尋ねられて、詰まってしまったのだ。
原因は2つある。私の英語力があまりないこと。それからイケメンが好きな理由を海外の人にわかるような言い回しがすぐ出てこなかったこと。実はこの2つを一気に解決できる本を見つけた。2020年のオリンピックまでに、現代日本のことを外国人に上手に解説できるおもてなし力を、身につけてみようではないか!

日常を説明するのって大変。

それは「おもてなし英会話」。「なぜクリスチャンでもないのに教会で結婚式を挙げるのか」「大学に入るまでにたくさん勉強するのに、なぜ入ってからは就職活動ばかりしているのですか」など、想定される今どきの日本への鋭い質問がたくさん載っている。そしてその説明が英文で出ているのだ。海外の人は、日本のことをとても深く知りたがる。

先日、フランスで行われたジャパンエキスポでは日本の「Bento」が大人気だったという。日本では当たり前のものだけれど、キャラ弁などはもはやアートとして賞賛されている。お弁当の説明もこの本には出てくる。本当に簡潔で、まずは「ごはんが半分です。(Half of it is rice.)」とある。そうだ、確かにごはんが半分なのだ。そして残り半分はおかずである。あまりにも当たり前の光景すぎて、逆に、私たちは、日本の事象を、うまく説明できないものなのかもしれない。

日本のイケメンは特殊!?

「おもてなし英会話」のスゴイところは、一般的な「富士山」とか「桜」などの質問だけにとまらない点。「日本にはフェミニンな男が多いようですが」などという質問や「イケメン」という単語まで出てきて、びっくりしてしまった。そしてとてもありがたかった。ああ、フランス人に尋ねられるより前に、この本を読んでおけばよかったのに。

欧米の人から見ると、日本の男性は線が細く、女性的なのだという。でもこうした男性が日本だけの流行かというとそうではなく、中国や韓国や台湾でも少女マンガみたいに目がキラキラしているイケメンが流行している。筋肉質ではなく、つるんとしている男性がもてはやされているのを、不思議に感じるらしい。でも歌舞伎が流行していた江戸時代でも、色白の美少年はもてはやされ、女性達は夢中になった。日本女性の心をとろかす要素がこうしたまろやかな男性の中に含まれているのだろう。この本では「小柄で華奢な体格の男性が多い」からだと説明している。私はそれだけでなく「あまり乱暴ではなさそうだから、安心できるからかもしれません」とも伝えてみた。

どんどん日本を語れるように!

あの日、私はフランス人にイケメンのことを「Just looking!」と言われた。「彼らは見て楽しむものだね、実際に結婚などをするのは頼りないだろう?」というのだ。「そうかもしれないが、日本の女性はよく働くので、男性があまり働かなくてもカップルとして成立することもある」というようなことを、なんとか説明して向こうにも納得してもらったのだけれど、今となってはどんな単語を使ったのか、さっぱり思い出せない。

日々親しんでいるものを急に聞かれても、それをすぐ英語で語れる人はそうはいないだろう。私は時々オンライン英会話もするのだけれど「最近観た映画は?」「ビリギャルです」とまでは言えても「その映画はどうだったの?」「なぜその映画を観たの?」と、HowやWhyがつく質問がやってくると、途端に頭が真っ白になってしまう。「出演してる俳優の野村周平くんのファンなの」「彼、すごくいい演技をしていて、うっとりしちゃったわ♡」というようなことを、瞬時にスラスラっと言えるような自分に、東京オリンピックまでにはなりたいものである。

(文・内藤みか)

おもてなし英会話

著者:デイビッド・セイン(著) 小松アテナ(著)
出版社: 主婦の友社
2020年の東京オリンピック。来日する外国人とのコミュニケーションのため、必要な内容にしぼって、シンプルな英語で話せる「おもてなし」英会話集を作りました! 外国人の「これが知りたい! 」にこたえる日本解説、外国人に好感度アップの自己紹介、外国人に伝わりやすい道・交通案内&観光案内の3分野について、外国人に聞かれやすい質問を、ネイティブ自身が厳選。質問への回答として、まずは単文3つの基礎例文、慣れたらもっとくわしい文で答えられる応用例文を掲載。「オリンピックについて聞かれやすい質問」「外国人へのおもてなしについて、日本人が知っておきたい10のこと」など、充実のコラムも必読です。

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