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モテたい男子必見!? “産業遺産”観光のススメ

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長崎県にある「軍艦島」(写真)を含む世界遺産登録が決まり、大きな話題になっている。昨年は群馬県の「富岡製糸場」が世界遺産となった。

我々は世界遺産といえば姫路城や法隆寺のように、城、寺、神社などの古めかしい建造物をイメージすることが多かったはずだ。「軍艦島」や「富岡製糸場」は性質が異なる。明治以降と比較的新しい建築で、人々の仕事や生活のにおいが感じられる。こういった文化財を“産業遺産”と呼んでいる。

暮らしに身近な文化財

今回の世界遺産登録をきっかけに産業遺産に興味を持った方におすすめなのが、『首都圏 歴史を巡る近代化遺産ベストガイド』だ(近代化遺産とは産業遺産の中でも、特に明治以降の日本の近代化に貢献した文化財を指す)。

紹介されている物件は、我々の生活に非常に身近なものも多く含まれている。赤レンガ駅舎として知られる「東京駅丸ノ内駅舎」や、百貨店の「三越本店」や「日本橋高島屋」などなど。寺などにある文化財は「寄るな、触るな」という感じだったが、産業遺産はウェルカムな感じがして、敷居が高くない点が嬉しい。

観光の基本の「き」

産業遺産巡りの前に、準備しておきたいアイテムをまとめておこう。

本書では「地図」「双眼鏡」「デジカメ」があると便利と説明されている。「地図」は目的地にスムーズにたどり着けるだけでなく、街歩きの中で見つけた気になる文化財をプロットしておくことにも使える。「双眼鏡」は建築の細部を観察するのに使える。「デジカメ」は記念写真を撮ることはもちろん、文化財の案内板を記録しておくのにも便利だ。

そして、最後に「知識」、すなわち予習をしておくと理解が一層深まることは言うまでもない。

実はデートスポットも盛りだくさん

本書で紹介されている物件を眺めていて、一つの結論が導かれた。

実は、産業遺産はデートに最適なのだ。

デートの定番・横浜は産業遺産の宝庫でもある。夜になるとライトアップされ、ロマンチックな雰囲気が漂う「横浜赤レンガ倉庫」や「横浜ドッグヤードガーデン」もれっきとした産業遺産だ。「横浜赤レンガ倉庫」は輸出入の拠点である横浜に国の模範倉庫として建設された。「横浜ドッグヤードガーデン」は船を造るためのドックである。ランドマークタワーの足元にある広場で、ライブなども行われる人気スポットだが、なんと国の重要文化財に指定されている。

知識がなければ何気なく過ごしてしまう空間だが、少し立ち止まって、彼女の前でサラリと薀蓄を語ってみるのもいいかもしれない。

モテたい人は産業遺産のホテルに泊まろう

ホテルや旅館などの宿泊施設も産業遺産に含まれる。外資系のシティホテルもいいが、前出の施設を巡ったら、夜もちょっぴりロマンチックなホテルで過ごすのはいかがだろうか。

横浜にある「ホテルニューグランド」は昭和2年の建築。戦後にGHQのマッカーサー元帥が宿泊したことでも有名だ。内外ともにクラシックな雰囲気に溢れている。

そんなステキなホテルのレストランでワイングラスを傾けながら、さりげなくプレゼントを渡す。こんなベタな展開も、歴史あるホテルで行えば、まるで映画のワンシーンのように映ること間違いナシだ。

(文:元城健)

首都圏 歴史を巡る近代化遺産ベストガイド

著者:産業遺産探訪倶楽部
出版社:メイツ出版
幕末・明治・大正・昭和…日本の歴史をつくった産業遺産の数々を紹介。

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