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動物園の楽しさ倍増!オスメスの見分けかた

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デートの定番コースとも言われる動物園。子育て中にも必ずといっていいほど訪れるスポットだ。でもあなたは恋人や子どもに「あのカピバラは、オス?メス?どっち?」と聞かれたら、答えられるだろうか。じゃあ、アザラシは? 多くの人がわからないのではないだろうか。そんな私もわからなかった。『オスメスずかん』を読むまでは……。この本は、動物の雄雌の違いにこだわった、豊富なイラスト入りの図鑑。事前に読んでおけば、動物園で「スゴイ!よく知ってるね!」と感心されるかもしれない。

性別なんて気にしなかった

私はカピバラやアザラシなど、泳げる可愛い動物が好きである。見ていて涼しげで気持ちがいいし、一所懸命泳いでいる姿がいい。特に井の頭自然文化園のつがいのカピバラのファーくんとヒナタちゃんのところには、2人の仲良しっぷりが愛おしくて、定期的に会いに行ってもいる。しかし、この本を見るまで、オスとメスの違いを探そうとすら考えていなかった。なぜなら動物園のほうでファーくんがオス、ヒナタちゃんがメス、と教えてくれるので、自分で違いを探す必要がなかったから。

オスメスが見てすぐ分かる動物もいるということくらいは、私も知っている。クジャクは派手な羽をしているほうがオスだし、ライオンもたてがみがあるほうがオスだ。シカもツノがあるほうがオス。派手なほうがオスなのだろう、というくらいの知識しか今まで持っていなかった。たてがみが立派なライオンのほうがモテると言われている。メスは立派なたてがみに、男らしさを感じるのだろう。でも、他にもオスメスの違いが見てとれるなんてことは知らなかったので、図鑑を読んで「え〜!?」とビックリしてしまった。今まで「かわいいね」と漠然と動物達を眺めてきたけれど、オスかメスかが判断つけば、そこから色々な関係が想像できて、さらに楽しめただろうに。

意外なところに性差が!

ちなみに私が好きなカピバラのオスメスは、鼻で見分ける。オスの鼻には、モリージョと呼ばれる膨らんだコブのようなものがある。そう言われて井の頭公園のカピバラの画像を見ると、確かにファーくんだけに鼻にコブがあるではないか! 黒いのが鼻にあるなと思っていたけれど、模様の一種だと勝手に思い込んでいた。それはアザラシも同じで、斑点だけが浮いているのがメスで、U字型の模様が背中全面に浮き出ているのがオスなのだという。

言われてみれば、簡単に見分けがつくことだけれど、言われなければ、全然わからない。色々な動物が案外あっさりと雄雌の区別がつきそうだ。『オスメスずかん』にはそれが何十種類も載っているし、ニホンカモシカなど、性別の差がほとんどない動物についてもそのことを明記されているのでありがたい。これからは子どもに「ほ〜らアザラシだよ」ではなく「ほ〜らアザラシのオスだよ〜」と言うことができるのだ。

動物の様々な求愛行動

オスメスの違いを説明している図鑑なので、必然的に、求愛行動や交尾、それから子育てのことも丁寧に解説されている。男と女がいれば、恋をして、愛し合う。そして子どもが生まれる。動物だって人間だってみんなそうなのだ。恋愛って本能的なことなんだなあ……と、子育てが終わりかけた私はしみじみ考えてしまった。

そして、アザラシの求愛行動に目が止まった。アザラシは、メスが別の男の子を育てるじっと待っているのだという(ちなみにアザラシの子どもは約2〜3週間でひとりだちする)。そして子どもが育って手が離れたのを確認すると、猛烈に求愛するのだという。これは今度は自分の子どもを産んでもらうための行動なのだけど、ステキなアプローチだなと思った。人間の子育て期間は10年以上と長い。私ももうすぐ下の子が15歳になるし、だいぶ手が離れてきた。老後を共に過ごしてくれませんか? と、どこかの素敵なニンゲンのオスがアプローチしてきてはくれないものだろうか。人間の子育て期間は長いので、もう子どもは産めないけれど……。

(文・内藤みか)

オスメスずかん どっちがオス?どっちがメス?

著者:今泉忠明(監修) 友永たろ(絵) 高岡昌江(文)
出版社:学研教育出版
キリンのオスとメスの見分け方、知っていますか? メダカは? ザリガニは? 本書はいろいろな生き物の雌雄の見分け方を解説する絵本図鑑です。違いがわかると雌雄の役割分担や群れのしくみもなるほどナットク。生き物たちの一生をイメージできる一冊です。

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