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国債暴落、ハイパーインフレ! Xデーを前に、我々は何をすべきか?

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庶民の間では景気回復の実感がわかないというのに、あれよあれよという間に消費税が5%から8%に上がってしまった。そしてもうすぐ10%へのアップが予定されている。

生活必需品の便乗値上げが、ここぞとばかりに行われている。筆者の仕事のお伴であるカップヌードルも、2年前くらいまでは近所のイ●ンで100円以下で買えたのに、いまや120円以上する。そのため、カップヌードルより割安なスープヌードルを啜る日々である。

ハイパーインフレの恐怖

労働者の賃金が上昇しないにもかかわらず、日本経済は緩やかなインフレ傾向にあるわけだ。

言うまでもなく、インフレとはお金の価値が下がることだ。昨日まで1万円で買えていたものが、翌日は1万1000円出さないと買えなくなる、という具合に。もっとも、ゆるやかなインフレであれば健全と言えるのかもしれないが、ハイパーインフレが発生してしまうとそうはいかない。たとえば、1000万円が実質10万円程度の価値しかなくなってしまうという状態になる。

ハイパーインフレが起これば、現金、預金などの形で資産を持っている人は大損してしまうのだ。

国を信じた者がバカを見た

戦前、主に日中戦争から第二次大戦の真っ只中、政府によって貯蓄が奨励された。政府が国民の預金を使って軍需物資を調達するためだ。

このときにせっせと貯蓄に励み、国債を買い続けた国民はどうなったのか。その末路は悲惨としか言いようがない。

昭和20年、日本が敗戦を迎えると、モノ不足から猛烈なインフレが発生した。政府は様々な手を打ったが、ほとんど効果がなかった。それまでにあった「銭」「厘」の単位は意味をなさなくなり、昭和28年には通貨から消滅してしまったほどだ。国民が買っていた国債は紙くず同然となり、なけなしの預金も預金封鎖や新円切替などのドタバタによって、ほとんど無価値になってしまった。

贅沢を慎み、倹約を行って貯蓄に励んできたというのに。国を信じていた人たちはバカを見たわけである。

国債暴落は他人事ではない

日本の財政は破綻寸前だと言われて久しい。2015年5月8日付けの日本経済新聞によると、日本の借金は1053兆円で、国民1人あたり830万円という途方もない借金を抱えていることになるという。

財政破綻を警告する『国債パニック』を読んでみると、政府をこのまま信用していいのかと、不安に陥ってくる。

財政破綻は国債の暴落によって始まる。「国債なんか買っていない!」という人にとっても他人事ではない。なぜなら、メガバンクと呼ばれる銀行は、国民の預金を使って国債に投資しているためである。国債がパーになると、連動して預金もパーになる可能性が高いのだ。

資産を守り、ハイパーインフレに備える

本著には国民が取れる防衛策がいくつか示されているが、その中でも現実的なのは「預貯金を現物資産に変える」ことだろう。

●不動産(ただしローンを組まないで買えるもの)

●金などの貴金属類

●外貨

●株式などの証券類

本著によれば、国民で国債暴落やハイパーインフレに備えている人はほとんどいない(人口の1%ほど)という。ある意味、日本国民ほど、政府を信用しまくっている国民はいないだろう。

しかし、日本政府は信じた国民を裏切ったという前例があるのだ。一度あることは二度ある。今からでも遅くはない。非常事態に備えておく必要があるのではないだろうか。

(文:元城健)

国債パニック ゲーム理論で破綻時期を警告!

著者:逢沢明
出版社:かんき出版
各種公開情報をもとにゲーム理論の視点で考えれば、国債破綻は目の前の“崖”として迫っている。その崖から転落する日を「Xデー」とすると、それはいつなのか!?  国債が破綻すれば、過去に発行されて償還が済んでいない国債も紙クズと化してしまうが、本当にそうなるのか!? この本では、「Xデー」として破綻リスクが極端に高まる時期を精密に見積もり、一般の個人が国債破綻に対して備えるために、資産防衛法などの情報を可能なかぎり提供。2014年初めからインターネット上で公開執筆を始め、やがて4月の時点でグーグル検索の「国債破綻」で、約261万件中の1位になった論説に大幅な加筆修正をして書籍化! 全国民必読の国債破綻にけっして負けないための本である。

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