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認知症に絶対ならない頭の作り方

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カレンダーの敬老の日を見ながら、漠然と「自分の親が認知症になったらどうしよう…」と不安に思ってしまった。

日本では今、軽症者も含めると65歳以上の4人に1人が認知症らしい。厚生労働省の統計によると80歳以上になると20%以上、90歳以上で60%、95歳以上で約8割が認知症と思わずクラッとくる数字が並んでいる。

親だけじゃない。
もしかしたら自分が若くして認知症を発症する可能性もあるのだ。そう考えると、誰にとっても「認知症」は他人事ではない。

でも、できたら人生で避けて通りたい認知症。なんと、予防が可能だという。そればかりか早期発見すれば進行を防ぎ、ある程度は回復することもできると脳の専門医の霜田里絵医師は語る。

実際、霜田医師の父親が最愛の妻を亡くした後、認知症になりかけたことがあったそうだ。その時、あらゆる策を父親に講じたという霜田医師。すると、約二年後には症状がほぼ改善、10年以上たった今でも元気に過ごしているのだそう。

この時、霜田医師が父親にした「あらゆる策」は難しい医療行為ではなく、誰にでもできる運動や食事といった生活習慣の改善を行ったのだという。その改善ポイントを紹介する前に、霜田医師による「認知症になりやすい性格」をご紹介したい。身近な人を思い浮かべ、当てはまっている項目が無いかチェックしてみよう。

こんな人はボケやすい!認知症になりやすい性格

・性格がまじめで几帳面
・頑固で融通がきかない
・生活が規則的で、突然の出来事を好まない
・合理主義で、無駄なことをするのを好まない
・家族、親戚、友人、かつての仕事仲間との交流を好まない
・趣味が少ない
・思い込みがはげしく、人の意見に耳を傾けない
・いつも忙しく、脳を休めるのが苦手

こうした性格から単調でワンパターンな生活に陥ってしまうのは少々問題だと霜田医師は指摘している。
例えば毎日朝食や昼食など食事のメニューが同じで、買い物に行く店も同じという人は、脳にどんどんサボらせて楽をさせてしまっている状態。規則正しい生活だと自分では満足していても、この代わり映えしない生活が一歩一歩、自分を認知症へと近づけてしまっているのだ。

ボケないための生活習慣

それでは何歳になってもボケないようにするためにはどうしたら良いのか?
霜田医師によると、ボケないための生活習慣とトレーニングの要素は大きく分けて3つあるという。

「運動」
「食事」
「脳の使い方」

この3つのトレーニングを生活の中にバランス良く取り入れ、どれも習慣化し毎日続けることが重要なのだそう。
例えば「運動」だったら「1日8000歩以上」のウォーキングや、朝と夜に「太ももあげ」を各20回。「食事」に関していうと、食べる事が好きな人には耳が痛いかもしれないが「腹7分目」の習慣化や、認知症に良いポリフェノールがたくさん含まれている「赤ワイン」をグラス1~2杯毎日飲むなどだ。

また、脳の使い方で少し意外だったのが「朝昼晩と鏡を見る」と良いらしい。自分について「美意識」を持つことが脳への刺激になり、十分な認知症予防効果が期待できるのだ。

その他に「その場ケンケンパ」「おやつにオススメなもの」「簡単脳トレ」など、認知症のあらゆる予防法が霜田医師の最新著書『絶対ボケない頭をつくる!』では紹介されている。中でも、認知症の初期症状を見逃さないための「認知症の早期発見チェックリスト」は興味深い。

この機会に、認知症まっしぐらな生活をしていないか、家族でお互い確認してみてはいかがだろうか?

(文:フムフム編集部)

 

絶対ボケない頭をつくる! 脳の専門家医が教える元気に、長生きする方法

著者:霜田里絵
出版社:学研パブリッシング
近年急増中の認知症を防ぐため、脳の専門医の著者が、一生ボケない生活習慣の秘訣やトレーニング法を紹介する。運動、食事、遊びなど、家庭で手軽にできる方法を厳選して紹介。認知症を心配している人や、その家族に必読の1冊。

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