ハウツーが満載のコラム
文字サイズを変更する

マナーを学んで、もっといい女になろう

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

オードリー・ヘップバーンが主演した映画「マイ・フェア・レディ」。
1964年に製作された作品だというのに、今も人気は衰えない。
粗野な花売り娘イライザを一人前のレディにできるかどうか!?
友人と賭けをしたヒギンズ教授が、自分が教育したはずの娘に恋をしてしまうというストーリーだ。
生まれや育ち、職業などに関係なく、言葉遣いを学び、場にふさわしい振る舞いや、ファッションセンスを身に付けることができれば、さえない少女でも、階級を飛び越え、身分の高い男性を虜にすることができる。
もし、これが本当なら、これほど有効な「婚活」はないだろう。

冠婚葬祭ならきちんとふるまえるのに……。

私たちは幼い頃から家庭でしつけられて育つ。
箸の持ち方や、温泉の入り方、冠婚葬祭でのマナーなど、細々としたルールを両親や先生、そして、書物から学び、成長していく。
「最近、日本の子供たちは、しつけがなってない」と、嘆く人もいるが、日本人の若者の多くは、恥をかかない程度のマナーをきちんと身につけていると、私は思っている。
特に、なぜか悲しみごとの対処はよく教育されている。
例えば、お通夜。平服で来る若者もいるが、それは悲しみのあまり駆けつけたのだから、極端な場合は、派手な服装でも許されるときちんと知っているからに違いない。お葬式となると、皆、きちんと喪服に身を包み、手には数珠さえ持っている。

ヨーロッパでのマナーにはなじみがない。

ただし、これは日本国内に限ってのことだ。
海外でのマナーとなると、日本人はまだまだおぼつかない。私もいい年をして、これでいいのかとドギマギすることが多い。
高級レストランにスニーカーで入ろうとしてもめたり、ドレスコードのある催しに、ジーンズで行ってひんしゅくを買ったりする日本人が多いというが、自分は大丈夫かと言われると、自信がない。
日本国内では、冠婚葬祭をぬかりなくやり通すことができるのに、海外となると、周囲から白い目で見られることも引き起こす。
いや、白い目で見られていると気づいていればまだましだ。周囲に笑われていることすらわからない場合もある。

覚えてしまえば、マナーなんてこわくない。

佐藤よし子監修、村田順子著の『世界に通用するマナーを教えてさしあげます』の主人公・山田涼太と多華部ミコも、せっかく出掛けたヨーロッパで、屈辱を味わった。レストランで意地悪をされたのだ。
しかし、賢い二人はめげてはいない。
紳士淑女になるために、佐藤よし子先生の導きで、研鑽を積もうと、決心する。
よし子先生は英国式のマナーに精通し、フィニッシング・スクールを開校しているほどの方である。マナーの歴史に始まり、レストランを予約するにはどうしたらいいのか、何を着ていくべきか、ナイフやフォークの使い方など、手をとり足をとり、細々と教えてくれる。
私も、今さら聞けないでいたナプキンの使い方や、お勘定の仕方などを知り、「へーーっ。そうだったのか」と、驚いた。

自分で自分をマイ・フェア・レディ

イライザはヒギンズ教授の助けを得てレディになったが、この『世界に通用するマナーを教えてさしあげます!』があれば、自分で自分をクラスアップできる。つまり、我が身をマイ・フェア・レディするようなものだ。
私自身は日本の居酒屋をこよなく愛しているけれど、ヨーロッパのレストランでのひとときを自分のものとして楽しむためにも、マナーを習得したい。レストランの楽しみを知らないことは、人生を損することにつながると思うからだ。
なぜ覚えなければいけないか、って?
理由なんてない。
昔からそういうことになっている、それがマナーというものだからだ。

(文:三浦暁子)

世界に通用するマナーを教えてさしあげます!

著者:佐藤よし子(著) 村田順子(著)
出版社:PHP研究所
ミルクティーは、カップに注ぐとき「ミルクが先」?「紅茶が先」?
中座する時にナプキンは「座面におく」?「背もたれにかける」?
…日本でのマナーは、先生によって言われていることが異なるので「一体どれが本当のマナーなの~」なんてことはありませんか? ヨーロッパでは、英国上流階級のマナーがスタンダード。三ツ星レストランや海外の高級レストランでは、日本流のマナーは通用しません。イギリス留学時、保護者だった公爵夫人から正式礼法を徹底的に学び、フィニッシングスクールや全国各地の講演でマナーを教えている佐藤よし子が指南いたします。
本書はイラスト図解ではなく、全編漫画によって“世界に通用する正統なマナー”を紹介。読むだけで流れがわかり、間違えやすい動作も一目瞭然。覚えようとしなくても、読めば自然に身につきます。本当のマナーを知りたい! 高級レストランで恥ずかしい思いをしたくない! 自分を磨きたい! という方必読の書。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事