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私、白澤式食事法、トライしてみました

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私は子供の頃、がりがりに痩せていた。母はそんな私を心配して、「ほら、これ、栄養があるから食べなさい」とか「ご飯、おかわりは?もういいの?どうして」と、うるさかった。
そのくせ、母はひどい偏食で、白いご飯と味噌汁くらいしか食べない人だった。好物といったら、甘いものばかり。食事で喜ぶのは鰻丼と親子丼。見慣れぬメニューはおおむね、「気持ち悪いから嫌よ」と、箸をつけようともしない。
当然、母もかなり痩せていて、64歳で病気で亡くなったときは、まさに骨と皮の状態だった。私は「お母さん、早すぎるよ、ちゃんと食べないからよ」と、泣きに泣いた。

偏食の母と大食いの私

母は私の食が細いと心配ばかりしていたが、実は私は大食いだった。給食もいつもおかわりをする女子として知られ、偏食もまったくしなかった。
我が家の食事は偏食の母が作るだけあって、いつも同じものばかりだった。焼き魚、コロッケ、カレー、その繰り返しだ。私は母の作るご飯が好きだったが、それでも、飽きてはいた。だから、初めてのメニューが並ぶ給食は私にとって珍味で、楽しみだったのだ。
大人になると、お酒も飲むようになった。種類を問わず、何でも飲んだが、とくにビールが大好きで、夜、ビールを飲みに行くと決めたら、昼から水分を摂らないようにした。「とりあえず」の言葉と共に飲むビールの美味しさといったらない。そのために働いていると言っていいほどだ。ビール、つまみ、またビール、そして仕上げのおにぎりを繰り返しながら、私は幸福な夜を過ごしてきた。

ダイエットの仕方がわからない

そんな食生活、そして、飲み生活をしていても、私は不思議と太らなかった。本気でダイエットをしたのは、産後だけ。母乳で息子を育てていたため、どうせお酒も飲めないし、少しやせるかと、オートミールばかり食べていたら、面白いようにやせた。あっと言う間に7キロ減り、もっと痩せたいと思っていたら、ひどい風邪をひいて、肺炎になりかけ、ドクターストップがかかった。
以来、ダイエットは身体に悪いと思って、好き勝手に飲み食いしていたら、ひどいしっぺ返しがきた。最近、体重がどんどん増え始め、下腹が出っ張ったまま、戻らない。お気に入りの洋服も、下半身だけが入らない。これはみじめだ。

アルツハイマー病にも効き目がある白澤式

まずいなあと思っていたところに出会ったのが、この『2週間で効果が出る!白澤式 ケトン食事法』だった。肉もお酒も食べて良いのにもかかわらず、老化を防止し、ダイエット効果もあり、集中力アップも望めるというではないか。こんな素晴らしい健康法があるなんて。何よりも、この食事法はアルツハイマー病の予防にも役立つというところに、私は魂を奪われたようになり、すぐに読み始めた。読まないではいられなかった。
私の母は、私が大好きでたまらなかった母は、私を心配ばかりして逝った母は、若年性のアルツハイマー病がもとで亡くなったのだ。以来、私は「偏食するとアルツハイマー病になる」という思いにとりつかれ、母が食べなかった肉をガツガツ食べ、飲まなかったお酒をさらにガンガン飲むようになっていた。これでは太らないはずがない。実は血圧も上がってきていた。

炭水化物は禁忌だったの?

そして気づいたのは、母の食事はあまりにも炭水化物が多いということだった。母は白米とお芋、そして、甘いものと麺類が好きだった。偏食だったので、少食に思えたが、実は炭水化物をてんこ盛りで食べる暮らしだったのだ。
この本で、2週間食べてはいけないものとして挙げられているは「白米、砂糖、清涼飲料水、化学調味料」。この4つが禁忌だというが、母のそして、私の好物ばかりだ。気づかないうちに、私は母の後を追っていたことになる。

ダイエットに成功しました

手遅れかと思いつつ、2週間、本の通りにやってみた。朝、野菜ジュースを作り、昼は白いご飯を我慢し、夜のビールもやめた。どんなにつらいかと覚悟していたのだが、おかずは食べることができるし、お酒はハイボールかワインに変えればいいので、ひもじい思いはしなかった。
そして、驚いたことに、私はダイエットに成功した。とくに運動もしていないのに、2週間で2キロ減り、どんなに頑張っても入らなくなっていたスカートをはいて、この原稿を書いている。今後は少し運動もして、健康な体を取り戻したいと思っている。
何より嬉しいのは、ガツガツ食べる癖からも抜け出したことだ。今までは、アルツハイマー病になったらどうしよう、栄養を摂らなくては脳に栄養がいかないという恐怖にかられ、闇雲に食べていたのだ。ほとんど噛まずに・・。
今は食事をゆっくり楽しむようになった。その意味でも、この本に出会えてよかったと感謝している。
惜しむらしくは、もっと早くこの白澤式を知っていたら、今、85歳になるはずの母と一緒に仲良く野菜ジュースを飲むことができたかもしれない。それだけが無念だ。

(文:三浦暁子)

2週間で効果がでる!白澤式 ケトン食事法

著者:白澤卓二(著)
出版社:かんき出版
ケトン体は糖尿病と関係があると悪者扱いされていた体内物質。 ところが最近の科学でむしろ「善人」であることがわかってきました。 ケトン体は脂肪細胞が分解されるときに生じる物質のこと。 ケトン体はブドウ糖がなくなった時にはじめてエネルギー源として利用できま す。つまり、たっぷりの糖質を食べた状態ではケトン体は産生されません。 では、ケトン体が生産されると体にどんな効果があるのでしょう。 1ダイエット、2気力・集中力のアップ、3病気への抵抗力が高まるーーなど。 さらに、糖尿病予備軍の仲間入りをせずにすみます。 本書はケトン体質化づくりのノウハウを公開。 運動いらず2週間でかんたんに健康な体になります。

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