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あなたが普段使っているフレーズ、合ってますか?

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社会で生活していく上で、言葉遣いというのは重要なもの。目上の人やお客様への敬語・丁寧語はもちろん、目下の人への言葉にも気をつける必要があります。

「そんなことは常識。いつも言葉遣いには気を使ってますよ」という人は多いと思いますが、実は意外と間違った言葉を使っていることもあります。

使える!好かれる!ものの言い方伝え方 マナーの便利帖』は、大人のためのコミュニケーションについて書かれた実用書。もちろん、言葉遣いについても書かれています。

このなかから、ちょっと気になる言葉遣いの誤用について挙げていきましょう。

【シーン1】会議前

「部長、これが企画書です」

 

さて、どこがおかしいのでしょうか。正しくは、

 

「部長、こちらが企画書でございます」

 

となります。本書によると

「これ」を「こちら」に言い換え「〜でございます」をつけた肯定の基本パターン。上司に対して「これが〜」では不作法。せめて「こちらが企画書です」と言いましょう。

使える!好かれる!ものの言い方伝え方 マナーの便利帖』より引用

とのこと。確かに、「これ」はなんとなく失礼に感じますね。「これ」を「こちら」に言い換えるだけで、印象ががらりと変わります。

【シーン2】ファミレス

「ご注文のほうは以上でしょうか」

 

よくファミレスの店員さんが言うセリフです。しかし、なんとなくおかしいと思いませんか? 正しくは、

 

「ご注文は以上でよろしいでしょうか」

です。

「ご注文のほうは」という言い方はしません。「〜のほう」は場所や方向を漠然と示す表現。「ご注文は」と言い換えて使います。

使える!好かれる!ものの言い方伝え方 マナーの便利帖』より引用

なぜ「ご注文のほうは」という言い方になっていったのかは不明ですが、何気なく使っている言葉には、結構間違ったものがあるということがわかるのではないでしょうか。

【シーン3】電話口

「◯◯様はおられますか?」

 

得意先に電話をかけ担当者を呼び出したいときによく使っているフレーズだと思います。しかし、これも間違い。正解は

 

「◯◯様はいらっしゃいますでしょうか?」

となります。

「おられますか?」は「いる」の謙譲語「おる」が変化したもの。相手に使うのは不適当です。

使える!好かれる!ものの言い方伝え方 マナーの便利帖』より引用

この場合、お客様である先方の担当者にへりくだる表現である謙譲語を使っているのが不自然というわけ。尊敬語と謙譲語は、一見似ていますが、まったく逆の意味になってしまうので、使うときには気をつけましょう。

自分の言葉遣いを見なおしてみよう

このように、日常的に使っている定番フレーズでも、日本語としてはあまり適切ではないというものが結構あります。特に、目上の人や外部の人へ間違った日本語を使うと、人間関係やビジネス上の関係が崩れてしまう可能性があるので、気をつけたいものですね。

自分では丁寧な言葉を使っているつもりでも、実は相手を見下した表現になっているなんてことも考えられます。一度、自分が普段使っているフレーズを見なおしてみてはいかがでしょうか?

(文:三浦一紀)

使える!好かれる!ものの言い方伝え方 マナーの便利帖

著者:日本サービスマナー協会理事長 澤野弘
出版社:学研パブリッシング
誰しも恥ずかしくないものの言い方・話し方を身につけたい! 基本→実例→応用の3ステップで伝達コミュニケーションスキルを総合的にレベルアップする大人の生活実用書の決定版。圧倒的な実例数と豊富なコラムできちんとした話し方が学べます。

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