ハウツーが満載のコラム
文字サイズを変更する

人はなぜブランド品に惹かれるのか

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

とても高価なブランド品(私にはまるで縁がありませんが)。洗練されたデザインで、どれを買っても失敗はなさそう。人生の節目に一生ものを、という気持ちで買い求める人も多いはずです。でも、ブランド品だからといって安易な気持ちで買い求めるのはご法度のようです。

中村うさぎさんがブランド品の真実を教えてくれる!

ライトノベル作家として名を馳せ、現在はエッセイストとして活躍中の中村うさぎさんの代表作といえば「ショッピングの女王」。個人的には中村さんに「ゴクドーくん漫遊記」の続編をぜひ書いてほしい・・・のですが、それはさておき。
今回紹介するのは、週刊文春で連載されていた同名のエッセイの漫画版です。中村さんのブランド品への溢れんばかりの愛と凄まじいまでの散財ぶり(多くが失敗談?)がユーモアたっぷりに描かれています。
と同時に、ブランド品は長持ちするとか流行に左右されないといったイメージは、必ずしもそうではないんじゃないか? ということもわかります。

職人の丁寧な仕事・・・は幻想?

ブランド品といえば、熟練の職人が時間をかけて丁寧な仕事をして出来上がった製品というイメージがあります。もちろん、そういった製品が多いと思います。
その一方で、これがブランド品なの? これをこの値段で売ってもいいの? と疑問を抱いてしまうレベルの製品も珍しくないようです。例えば、中村さんが購入したD社のベルト(30万円)は着けたその日のうちに、ラインストーンがぽろぽろと取れてしまったとか。これでは何度も使うことは難しそうですね。中村さんがその後、ベルトをどうしたのかは不明です。

ブランド品、実は意外に使いにくい?

ブランドの王者といえば、誰もが知っているフランスのH社、S社、L社が有名です。さすがの私もこの3社なら知っています。
ところが、そんな“御三家”にも落とし穴が。L社のシステム手帳といえば、私が会う仕事先の偉い人も使っている率が高い定番製品の一つだと思います。ところが、中村さんによればペンホルダーが使いにくい(付属のペンしか入らない)うえに、中身は英語とフランス語の表記。そして、一流ホテルのレストランのリスト、フランスのヴィンテージワインの一覧などなど、載っているのはどう考えても普段の生活で役立たない情報ばかり。
現在は改良されているのかもしれませんが、仕様が変わっていないのであれば、多くの人は中身だけは東●ハン●とかで買い換えているということなのでしょうか。ブランド品は買った後も何かと出費が伴うようで大変みたいです。

なぜ人は、ブランド品を買い求めるのか?

どんなに高級ブランド品といえども、すべての商品が長く使えるわけでもなければ、値段に見合った性能を発揮しているとも言いがたいようです。それでも、なぜ人はブランド品を買い求めてしまうのでしょうか。
本書の中で、中村さんは明快な言葉で結論付けています。「それがブランド品だからだ!」と。な、なんというわかりやすさ・・・! 恐れ入りました!

(文・元城健)

ショッピングの女王

著者:中村うさぎ(原作)、森島明子(漫画)
出版社名:竹書房
そう、私は「買い物依存症」の女・・・。シャネル、エルメス、ルイ・ヴィトン。1年間の装飾費は合計2千万!?住民税は滞納したって、女王様の買い物は止められない!!人は私を「ショッピングの女王」と呼ぶ!!!!!中村うさぎの大人気エッセイがついに4コマ漫画化!女王様のムダ遣い生活を一挙公開!!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事