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女子ウケするコスプレ、3つのヒント

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コスプレには2種類あるという。
ひとつはアニメやマンガなどのキャラクターに扮するもの。そしてもうひとつは特定の制服やコスチュームに身を包むもの。たとえばナースやバニーガールなどがそれにあたる。
数年前まで、コスプレイヤーの男女比率は1:9とも言われてきた。
圧倒的に女性が多かったのだ。しかし最近は、男性コスプレイヤーが増加し、その比率は縮まりつつあるらしく、そのバリエーションも広がっている。

コスチュームにはどんな種類があり、どんな風に着こなしたら女子にウケるのか。
「宅配便の制服」や「白衣」が女子にウケるようだということは、多くの人が知っていると思う。ここに、51種類ものコスチュームを解説した『胸キュン 制服男子コレクション』の中から浮かび上がってきた3つのポイントをまとめてみた。

1・ゆるく着崩されたもの

鍛えた身体をことさらに晒すよりは、ゆるい格好で、男性性を少し隠した格好を好む女子が多いようだ。たとえば学生服には「学ラン」と「ブレザー」があり、女子の好みは二分されている。けれど『胸キュン 制服男子コレクション』では、これに更に「カーディガン」を学生服ジャンルに入れ、それを「鉄板」と言い切っていることからもそれが伺える。

カーディガン男子は、実は、女子には絶大な人気がある。若手俳優がTwitterなどでカーディガン姿の画像をアップすると、必ずと言っていいほど「カーディガン男子!」「カーディガンだ!」などと女子が反応する。春や秋などに、白シャツにカーディガン姿で、ジャケットなしに登校する男子生徒が見受けられる。ブレザーや学ランのようなビシッとした感じではない、何度も着用して少し袖口が伸びたりボタンの穴がゆるみかけているようなその崩れっぷりに、母性本能をくすぐられてしまうのかもしれない。

胸キュン 制服男子コレクション』にも「ボタンの開け閉め位置などで印象が変わる」と書かれているが、その通りで、さらにシャツのボタンの開け閉めまで含めると、1着で何通りもの美味しさがある格好なのである。さらに「手の甲の半ばまで伸ばした『萌え袖』」も加わると、かなりあざとさが増す。なぜこの中途半端な袖にきゅんとくるのかそれは女の子みたいで可愛らしいからなのだろう。

この格好は、全体的に柔らかく優しい印象になるので、女性は近づきやすいし話しかけやすい。そう。カーディガン男子は「怖くない」のだ。とまあこんな風に、カーディガン男子を語らせると、自分も含め、一部の女子は止まらなくなる。カーディガン男子なんてよくいるのでは、と思われるかもしれないが、街を見渡しても実は案外数が少ない。実はカーディガンこそ、ものすごくお手軽にできて、女子が喜ぶコスプレなのではないだろうか。

2・和風なもの

着こなせるようになるまでには時間とお金もかかるかもしれないけれど、大抵の女性は和風の着こなしが好きである。王道は浴衣だ。浴衣というのは恐ろしいもので、胸元が洋服よりもかなり深く開いている。そこからチラチラと生肌が見え隠れするので、どうしても目が行ってしまう。そして『胸キュン 制服男子コレクション』は「浴衣」「甚平」もちろんのこと、さらに最近人気の「僧侶」も推してくる。

先日、山梨県身延町の僧侶と婚活できるイベントが開催されたが、満員御礼だった。巷では「美坊主図鑑」という写真集も話題だ。私も夏の袈裟に見とれるひとりである。絽という透ける素材を着ているお坊様も多く、猛暑の中での佇まいが実に涼しげで、それだけで心が清められた気がしてしまう。僧侶として多くの人々の悩み苦しみを受け止めてきたという、人としても尊敬できるであろうところも、また魅力なのだろう。

本では魏志倭人伝の頃からの日本人の和装の歴史も解説されていて、かなり勉強になってしまう。たとえばお坊さんの袈裟はなぜ左側にかけるかというと、仏教では左を不浄なものとされているからなのだとか……。

3・夢や魔法が盛り込まれているもの

女性は非日常的なコスチュームも、好む。夢や魔法に関係する格好は相当に喜ばれるはずである。私の場合、王子様に弱く、王子様の格好をされると、眩しくて、かしずきたくなるというか、何でも言うことを聞いてあげたくなってしまう。本にも「王子」「騎士」それから「魔法使い」までもが載っている。意外に思われるかもしれないが、魔法使いもまたかなり人気があるコスチュームなのだ。なぜならば、魔法使いは願いを叶えてくれるから。男子には願いを叶えてくれる存在としてドラえもんがいるかもしれないけれど、女子のそれは魔法使いなのである。

王子様の場合は、見初められればいわゆる玉の輿婚となり、お姫様としての暮らしができる。女の子なら一度は妄想する憧れのシチュエーションなので、その格好で現れられると、かなり弱い。そして王子様らしく、颯爽としていることも大きなポイントとなる。ひらりと現れ、くるりとマントを翻す。そして女性には手を差し伸べる。そんな身のこなしもポイントのひとつである。

女子は意外なところに萌える

カーディガンの袖口のように、女性はかなり細かいところにポイントを置いている。たとえばコンビニ店員の「名札」に女子が萌えていると知る人は少ないだろう。実は名札を見ながら(この人、斎藤さんっていうんだ……)と心の中で彼の名をつぶやいたことがある女性は、少なくないはずなのだ。私だってそうだ。コンビニだけじゃない、名札を付けているカラオケ店や居酒屋でも同様にいちいち心の中で呼んでいる。そして本はそんな私の心の中をすべてわかっているかのように名札のことを「日常のときめきが生まれる瞬間」と解説してくれている。

51の制服ひとつひとつ、どういうところに女性がときめくのかを解説されているこの本は、読み通すとかなりの知恵がつくはずだ。この本は、女性だけがイケメン制服男子を楽しく眺めるものではなく、男性が女心のほのかなときめきを理解するためにも活用できるものだと思う。

(文・内藤みか)

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胸キュン 制服男子コレクション

著者: レッカ社
出版社: カンゼン
躍動したときの腹チラや、キッチリ締めた襟元が妄想を掻き立てる!! そんな萌えポイントを真面目に考察。 また、制服に関する歴史や裏話などを収録しています。 51着の制服をイラストと共に紹介!

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